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【E3 2013】Kinectミュージックゲーム「Fantasia: Music Evolved」
誰もが“魔法使いの弟子”になれる！ QUEENなど人気楽曲も多数収録
（2013/6/16 00:00）
- 6月11日～13日開催（現地時間）
- 会場：Los Angeles Convention Center
Disney InteractiveでのE3 2013の出展は、「Disney Infinity」がほとんどを占めていたことはこちらの記事に書いたとおりだが、ブースではもう1つ、「Fantasia: Music Evolved」のデモプレイシアターが設置されていた。
1990年発売のファミコン用ソフト「わんぱくダック夢冒険」のHDリマスターバージョン。PS3/Xbox 360/Wii U/Windows対応で、北米で今年夏発売予定。日本発売未定
こちらも1990年発売のメガドライブ用ソフト「アイラブミッキーマウス ふしぎのお城大冒険」のリメイク版。PS3/Xbox 360/Windowsに対応で、北米で今年発売予定。日本発売未定
プレーヤーが魔法使いの弟子に！ 世界を音楽で満たしていくミュージックゲーム
「Fantasia: Music Evolved」は、Xbox 360およびXbox OneのKinectを使用するミュージックゲーム。音楽とアニメーションを融合させた映画「ファンタジア」から着想を得ている本作では、プレーヤーは劇中にも登場する魔法使い「イェン・シッド」に選ばれた“魔法使いの弟子”となり、体を使って音楽を奏でていく。
「ファンタジア」の映画化、と初めて聞いた時にはピンとこなかったが、魔法の帽子を被ったミッキーマウスが両手を指揮者のように振り回しながら、夜景の星と戯れるように音楽を奏でているワンシーンを覚えている方は大勢いると思う。本作は、つまりあのシーンのような動きと音楽の融合を実現させて、誰もが“魔法使いの弟子”になれるというものだ。
ゲームをスタートさせると、画面の中央にスポットライトのようなものが当たっており、プレーヤーがKinectの前に立つとここにシルエットが浮かびあがるようになる。これは「ファンタジア」の冒頭で指揮者がシルエットとして登場するシーンを模しており、プレーヤー自身のシルエットが“「ファンタジア」がいよいよ始まる”という意味になっているなかなかニクい演出だ。
プレイをスタートさせると、海の中の光景が広がっていた。しかし海の中と言っても薄暗くて視界は悪く、ディズニーらしい鮮やかな世界は見えない。そこでプレーヤーが手をかざしてみると、貝殻や海藻などが反応することがわかる。
反応する場所をもう少し触ってみると、海藻がポンっと弾け、タツノオトシゴのメリーゴーランドができあがった。この部分は鮮やかに色付き、BGMも多少生まれて世界が変化しつつあることを感じる。なお体を左右に移動させることで、ある程度は視界をパンできる。このようなギミックは様々な場所に隠れており、色々なものに触れながら音楽を探していくという、宝探し的な要素も感じられた。
QUEENの「BOHEMIAN RAHPSODY」も収録。有名楽曲でさらに「ファンタジア」気分に
続いて海中に浮かんでいるブラックホールのようなものに触れると、画面には「QUEEN」そして「BOHEMIAN RHAPSODY」という文字が表示された。これは今作の目玉の1つで、様々な有名楽曲タイトルに合わせて、「ファンタジア」ライクなミュージックゲームアクションが楽しめるというものだ。
アクションの方法は、浮かび上がる矢印に合わせて手を振るというもので、タイミングが合えば矢印がパーンと弾け、リズムとともに爽快な演奏をしている気分になる。曲の途中ではフィーチャーする音色をトロンボーン、リードギター、ピアノなどと変えるタイミングが挟み込まれるほか、音色が変化するエフェクター的なインターフェイスが登場する時間もあり、作業が単調にならないような工夫がなされている。
曲が終了すると、最後に点数が表示される。スコアは記録され、海中に戻ってくると一気に鮮やかな景色になっていた。海藻や岩はカラフルに彩られ、クラゲや熱帯魚などが泳ぐ姿も見られる。プレーヤーが活躍し、魔法の力で海中が蘇ったというわけだ。
また蘇らせるだけでなく、ここでもさらなるインタラクションを重ねることができる。特定の場所では映像とプレーヤーのインタラクションによって生まれた音を記録し、海中全体のBGMの1つとして残して置ける。1つのシーンも完成はなく、ずっと遊び続けられるというのも魅力だろう。
なおゲーム中にプレイできる楽曲は、ポップ、ロック、クラシック、ジャズなど、多岐に渡って用意される予定だという。現在発表されているアーティストはBruno Mars、QUEEN、Fun、Kimbra、そしてAVICII。発売は2013年、もしかしたら2014年にかかるかもしれないとのこと。日本発売に関する情報は今のところないという。
