ゲームポット、「PANGYA JAPAN CUP 2010」開催
日本一に輝いたのは、他を寄せない強さを見せつけたいがりさん選手


8月29日開催

会場:アイカフェ AKIBAPLACE


 株式会社ゲームポットは8月29日、Windows用オンラインゴルフゲーム「スカッとゴルフ パンヤ」でNo1プレーヤーを決めるゲーム大会「PANGYA JAPAN CUP 2010(PJC2010)」の決勝戦を東京・アイカフェ AKIBAPLACEにて開催した。

 「PJC」は年に1~2回行なわれる「パンヤ」のゲーム大会。「PJC2010」は7月31日と8月1日にオンラインによる1次予選、そして北海道、東北、関東、中部、近畿、中国四国、九州の各地方でのオフライン大会で勝ち進んだ12人のプレーヤーが集結、No1プレーヤーの座を争い、熱戦を繰り広げた。



■ 日本全国から選抜されたプレーヤーが集結、優勝は誰の手に?

実況のGM(わいん)ぜりー氏(右)と解説の夏みかん氏
盛り上がる会場の様子。アイカフェはネットカフェとしては大規模な部類に入るが、PJCの会場としてはやや狭すぎたか

 PJC2010のオンライン予選では、総勢4,200名のユーザーが参加し、戦いを繰り広げた。その後、各地方のネットカフェを舞台とした地方予選を勝ち抜き、12名の選手がアイカフェ AKIBAPLACEに集まった。

 参加選手は北海道から-yusk-選手、東北からはくろひげくん選手、関東からは、いがりさん選手、アンセスタ選手、☆☆コウ☆☆選手の3名、 中部からはlaurels選手、(あめ)電子くん選手の2名、近畿からはнёдυёй選手、sorg選手、blanz選手の3名、中国四国からはろんばー選手、そして九州からはひでじい@ws選手の12人だ。

 決勝戦は全てのプレーヤーが一斉にコースを回る「30人大会モード」18ホールを制限時間40分で回らなくてはならない。コースはピラミッドと砂漠、そしてボールを加速させるブースターゲートが特徴的な「Shining Sand」と、初心者コースであり、美しい海岸地帯のコース「Blue Lagoon」の2つだ。Shining Sandの上位6名がBlue Lagoonに進み、2つのコースのスコア・ポイントの合計で順位を決定する。

 この試合の模様はUstreamでも実況中継されており、ファンにはおなじみのGMの(わいん)ぜりー氏と夏みかん氏が実況と解説を担当、同じくGMの(てんし)みつば氏は選手達と同じように大会に参加した。今回、実況放送ということもあってか、選手の中にはゴム製のお面をかぶったり、覆面をしたり、妖精の羽根をつけたりとパフォーマンスする選手も多かった。

 会場のアイカフェ AKIBAPLACEはオンラインゲームファンが多人数で訪れ、高性能PCを並べた環境でプレイできる様になっている。ただし、ゲーム画面をワイドモニター一杯に引き延ばして表示していたため、日頃から4:3のモニターでプレイしている選手達にとって、勝手の違う戦いを強いられることになったようだ。また、アイカフェは大規模オフイベントの開催を前提にした会場ではないため、40人もギャラリーが来ると一杯になってしまう。日本一プレーヤーを決定する大会会場としてはやや狭く感じられた。

 それでも、大会そのものは大きく盛り上がった。出場選手は有名プレーヤー達で、ギャラリーの知り合いも多かった。今大会で特に注目されていたのは、2008年、2009年のPJCで優勝した北海道の-yusk-選手と、予選での最高得点を記録し、自己ベストも他の選手から頭1つ出ている関東のいがりさん選手。ゲームでは「ロロのボーナスクイズ 2010Summer」としてプレーヤー達が優勝選手を予想しており、試合前のコメントでは、人気の無かった選手もその評価を覆すべく気合いを入れていた。日本一を目指す選手達とギャラリーの位置が近いことで、応援も力の入ったものになっており、プレーヤー達の熱気を感じた。




■ 他を引き離す強さを見せたいがりさん選手。世代交代を感じさせる若い選手も奮戦

2年連続優勝経験のある-yusk-選手(奥)と、自己スコアトップのいがりさん選手は対決を煽るように隣の席に

 「パンヤ」というオンラインゴルフゲームは、“どこまで求められた理想的な手順に近づけるか”に挑むというゲーム性になっている。風と距離で弾道と落下地点を予測し、パワーゲージの動きと、コマンドの正確さを望んだ通りに、1ドットの狂いもなく設定することでホールインワン、もしくはチップインを狙う。どんな状況でも「機械のような正確さ」が求められる。

 このため、プレーヤーは画面に顔を近づけ、時にはチャットウィンドウやキーの説明表示などを呼び出し、それを物差し代わりにして風の影響などを計算する。「計算式」もあるようで、画面を食い入るように見ながら、チャット欄にカタカタと数字を打ち出し、計算が決まった時点で、パワーゲージを動かす。このパワーゲージも妥協は許さず、自分の求めるところに止まるまで、何度も繰り返す。この複雑な手順をこなしながら、制限時間内にホールアウトする「速さと正確さ」は何度見ても驚かされる。

 最初から、ホールインワン、チップインの連続、アルバトロス、イーグルの連発だ。地面にぶつかって爆発を起こして止まる「トマホークショット」を始めとした各種のスーパーショット、ゴルフのポールにあたる垂直に伸びる光の柱に当てることで、カップインをさせる「ビームインパクト」などスーパーテクニックが連続する。これを少しでもみすると、仲間に差をつけられてしまうのだ。

 「Shining Sand」第1戦で、最初に会場を盛り上げたのはнёдυёй選手の正確で素早いショットだ。多くのプレーヤーがミスをしない団子状態のまましばらくホールが進む。いがりさん選手は5ホールでトップに躍り出る。会場に響き渡るくらいにキーを強く叩くプレイスタイルが特徴的で、会場でも注目を集めていた。

 ほんのちょっとのミスで声を上げたり、頭を抱える選手が出てくる中、☆☆コウ☆☆選手は7ホールでトップに、その後アンセスタ選手がトップに躍り出る。連続優勝者の-yusk-選手も落ち着いてぴったりとトップを追撃する。いがりさん選手は「全てのホールでチップインを狙い、パターは使わない」と宣言通り、ほとんどのホールでチップインを成し遂げていた。

 「Shining Sand」での結果は1位がいがりさん選手、2位がアンセスタ選手、3位がblanz選手、4位が☆☆コウ☆☆選手、5位が-yusk-選手、6位が(あめ)電子くん選手という結果になった。この6人は続く「Blue Lagoon」で競い、合計ポイントで優勝が決定する。


非常に近い距離でプレーヤー達に観戦されながらの戦い。「ここで痛恨のミス」など実況が入る中での戦いは、選手達の平常心が試される
派手な画面効果、連発するスーパープレイと、高いスコアに会場は盛り上がる

優勝したいがりさん選手。勝利の鍵は「練習量」だという
試合を振り返る(てんし)みつば氏(左)と、(わいん)ぜりー氏

 「Blue Lagoon」はプレーヤーの慣れ親しんだ、海と緑の美しいコースだ。勝ち抜けた6人の選手が腕を競う。試合と試合の合間では、選手達の交流も見られ、有名プレーヤーにちょっと緊張しながら「がんばってください」と短く声をかけ、そそくさと席に戻る人も何人かいた。有名プレーヤーに対する気持ちを垣間見た気がする。

 第2試合の開始時から、つまずきを見せたのが-yusk-選手だ。小さなミスを繰り返し、本人も納得がいっていない様子だ。いがりさん選手は安定して高いスコアをたたき出し、先頭集団を引っ張っていく。その中で、トップに躍り出たのが(あめ)電子くん選手だ。

 (あめ)電子くん選手は「Shining Sand」では入賞ギリギリの6位、このスタートダッシュは意外な印象だ。選手紹介の時、年も若く、負けん気が強いユニークなキャラクターが会場の注目を集めていたためか、実況が「現在の1位は(あめ)電子くん選手」と告げると笑い声が。瞬間、(あめ)電子くん選手は「笑うところじゃないし!」と挑むように声を上げた。

 ここで圧倒的な強さをみせたのがいがりさん選手だ。10以上の連続チップインを決め他選手を引き離しにかかった。前の試合では比較的拮抗していた選手達が、ここで大きく崩れ始めた。そんな中、安定して進んでいったのが(あめ)電子くん選手だ。結果としてはいがりさん選手がスコア-39でトップ、2位が(あめ)電子くん選手の-34、3位がblanz選手の-31となった。

 総合順位は、「Shining Sand」と「Blue Lagoon」の合計となる。1位を獲得したのは両方でトップとなったいがりさん選手だ。「1日12時間やるつもりで練習しています。風に対する角度の読み方に自信があります。みんなが応援してくれることもありがたいですね」総合2位はblanz選手「ギャラリーも気にせず、いつも通りにやれました。結果もいつも通りですね」。総合3位となったのが(あめ)電子くん選手は「会場はハイスペックパソコンでやりやすかった。“記録より記憶に残ろう”とがんばりました」とコメントした。総合4位が☆☆コウ☆☆選手「後半がぼろぼろで、まだまだ精度を上げていきたい」と語った。

 (わいん)ぜりー氏と(てんし)みつば氏にも試合を振り返ってもらった。(てんし)みつば氏は「いがりさん選手の連続チップを成し遂げることで、他の選手の心が折れてしまったのではないかと思います。逆に優勝を狙わずに2位、3位を目指した(あめ)電子くん選手は良い結果を残せたのかと思います」。(てんし)みつば氏は「どちらも風がものすごく強くて、その中でもスコアを崩さないというのは、相当な練習量がなければこなせない。さすがだと思いましたね」と語った。

 さらにみつば氏は(てんし)みつば氏「2コースの練習の比率をどうするかという難しさはあったと思います。また普通のプレイと違い、限定されたアイテムでこれだけのスコアを出す。彼等の強さをプレーヤーの皆さんに感じて欲しいですね。あとは地方いろいろな場所ででき、ユーザーと交流できたのも運営側としては楽しかったです。選手達も若い人が多くなり、世代交代が進んでいることも感じています。アップデートも含め、今後もがんばっていきたいと思います」とコメントした。


独走するいがりさん選手。他のプレーヤーはいつもよりもスコアを落としていた。そんな中、好調を維持して2位につけたのが(あめ)電子くん選手だった
左より、総合2位のblanz選手、3位の(あめ)電子くん選手、4位の☆☆コウ☆☆選手

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