SCEJ、PS3/PSP「ModNation 無限のカート王国」

ガチャピン VS ムックの激突再び!! 「ガチャムク GRAND PRIX ROUND2」


7月31日 開催(ROUND2)

会場:ヨドバシカメラマルチメディアAkiba

【ModNation 無限のカート王国】
7月29日 発売

価格:5,980円(PS3版)
   4,980円(PSP UMD版)
   3,800円(PSP ダウンロード版)

CEROレーティング:A(全年齢対象)



1戦目はムックが使ったコースが使用され、2戦目はガチャピンが作ったコース。そして3戦目はみんなが作ったコースが使用されることとなった

 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEJ)は、7月29日にスタートしたPS3/PSP用レースアクション「ModNation 無限のカート王国」の発売記念イベントの第2弾となる「ガチャムク GRAND PRIX」の“ROUND2”を、ヨドバシカメラマルチメディアAkibaの特設ステージにおいて開催した。今回の「ガチャムク GRAND PRIX ROUND2」もUSTREAMを使い生中継された。

 前回のイベントでは、「ModNation 無限のカート王国」のPRメンバーに選ばれたガチャピンとムックが仲良くゲームの紹介をしてくれるのかと思いきや、ムックの積年の恨み爆発(?)、ムックのコンビ解消、一方的な独立宣言で始まったゲーム大会「ガチャムク GRAND PRIX」。

 ムックによればガチャピンからいろいろなイタズラをされたり、「ModNation 無限のカート王国」のCM撮影後に「邪魔だよ!!」とガチャピンから言われたことから今回の対決に至ったのだとか。仲直りしようとするガチャピン、独立しようとするムック! ガチャピンが勝てば「仲直り」、ムックが勝てば「独立」とコンビ存亡の危機に立ったイベントとなった!!

 さて、「ROUND1」はムックが作ってきたコースでの対決となり、トラップだらけのコースに初めてゲームに挑戦したというガチャピンは完敗。逆にムックに対して挑戦状をたたきつけた。今回はそれを受けての「ROUND2」。場所を秋葉原のヨドバシカメラマルチメディアAkibaに移しての開催となった。

 そして今回はなんとガチャピンとムックだけでなく、お笑いコンビ「スピードワゴン」が参戦!! 戦いはさらに混沌としてきた。まずはスピードワゴンの小沢一敬さんと井戸田潤さんの2人が登場しゲームを紹介。小沢さんは「やればやるほどパーツが増えてやれることが増える」とやり込んでいける点をアピール。井戸田さんも「これほど個性がでるレースゲームはないのでは?」とレーサー、カート、コースを作れる点を強調。お2人はPSP版をプレイしていると言うが、「プレイをやり始めた最初はスピード感が結構あって難しい。人の邪魔をする余裕がない(小沢さん)」とまだまだなようだ。

 ただ、すでにクリエイト部分は経験しているようで、まずは事前に作り上げた相方の井戸田さんのレーサーを披露。これがかなりよくできており、井戸田さんも来場者も絶賛。ピアスをつけている点に「井戸田さんのソフトゲイっぽいところを表わしてみた」とコメントし会場の笑いを誘っていた。この後、小沢さんは自身のレーサーも作成して披露。こちらは逆にいまいちな評価。井戸田さんのレーサーが似すぎていたのが原因かもしれない。

 さらにカートも作成済みで、スピードワゴン号と井戸田号を披露。どちらもかっこよく、車にはそれぞれ「SPW」や「ITODA」とロゴ入り。最後にはその場でコースまで作ってみせた。ここで井戸田さんが「せっかくだからこのコースでレースしようよ」と提案。突発的なことだったためセッティングに若干時間がかかったが、スピードワゴンの2人でレースを開始。素のコースだったが十分盛り上がり、結果はゲーム全般になれているゲーム好きな小沢さんが、川にはまったりしながらも勝利を手にした。初めてプレイしたプレイステーション 3版について「対戦がすぐできるし、大画面で迫力が違う」と楽しそうに語った。


スピードワゴンの小沢一敬さん。「ModNation 無限のカート王国」については「やればやるほどパーツが増えてやれることが増える」とコメントスピードワゴンの井戸田潤さん。ゲームについては「(色々作れるから)これほど個性が出るレースゲームはないでしょ」とアピール
小沢さんが作ってきた井戸田さんのレーサー。ディスプレイに表示されると同時に、周りから「似てる!」と絶賛された。井戸田さん自身も気に入った様子一方自分自身をモデルにしたレーサーも作ってきたと言うことで、こちらは小沢さん自身が作ってきた小沢さん。しかし会場の評価は今ひとつ。「井戸田さんが似すぎていたからインパクトが……」と残念な評価だった小沢さんがスピードワゴンをイメージして作ってきたカート「スピードワゴン号」。「SPW」とロゴが入っている
こちらは小沢さんが作ってきた「井戸田号」。あちこちに「ITODA」と書かれておりアピールしている。井戸田さんは「カッコイイ!」とこちらも気に入っていた井戸田さんは自分でも作りたいと言うことで、レーサーを短時間で作成。ポンポンとパーツを選択していきあっという間に作り上げた井戸田さんは、小沢さんがその場で作ったコースで「レースしようよ!!」と言ったことから急遽レースを行なうことに。結果は小沢さんがかろうじて勝利

 ここでガチャピンとムックがそろって登場。2回目の戦いの火蓋が切られることとなった。使用するコースはガチャピンの作ったスペシャルコース。ガチャピンは「ジャングルをイメージしました!誰でも楽しめる公平なコース」と、前回のムックの“疑惑のコース”に対しフェアに戦える点を強調。ここで、小沢さんと井戸田さんが今回の戦いに参加し4人でレースを行なうことに。しかし雰囲気は怪しい方向に。カートの選択画面でなんと、ガチャピン以外が同じデザインのカートを選択した。戸惑うガチャピンだったが、このままレースはスタート!

 しかしレースでは、ほぼガチャピンとムックの一騎打ちに。レースは、リアルタイムに行なわれている「どちらを応援したいか?」といったアンケートと連動し、周回ごとに人気がない方にバズーカ砲がお見舞いされるというどっきり付き。レースでは残念ながらガチャピンの方が人気がなかったため、ガチャピンに向けバズーカ砲が発射された。結果的は、9日間早く練習を始めたムックの方が安定した走りと総合力で勝っており、さらにはバズーカどっきりなども影響してか、ムックが連覇を果たした。実は前述の通りスピードワゴンはガチャピンの邪魔をする予定だったが、「邪魔することもできなかった」と言う下手っぷりで下位に沈んだ。ムックからも「下手すぎ」と追い打ちをかけられる始末。

 これで決着がついたかと思いきや、最後にもう1度、今度はユーザーからコースを募集して3回戦を行なうことが明らかになった。さらには当日参加枠が設定され、ユーザーの皆もレースに参加できることが明らかに。どちらかを邪魔するために参加するもよし、純粋に勝ちを目指すもよし、参加者それぞれの思惑が絡んでくる、楽しい戦いとなりそうだ。

 次回、最終決戦は8月7日!! 決戦の場はまたもや「ヨドバシカメラマルチメディアAkiba」。さぁ、勝利の女神がほほえむのはガチャピンか、ムックなのか? 弊誌でもレポートするので、お楽しみに!!


ここでガチャピンとムックが登場。前回のレース結果は疑惑のにおいがすると言うことでムックは未だにおかんむり前回の雪辱を果たせるのか! ガチャピン!!返り討ちか?ムック!!
ネット上でリアルタイムに集計されている応援アンケートの結果。なんと、ムックの方に応援が集中しているこちらは「負けたときに言い訳しそうなのは?」と言うアンケートの結果。なんと、こちらもムック。「勝って欲しいけど言い訳もしそう」という結果にガチャピンはなんと勝利を想定した号外まで作ってきた!!しかし、よくできてる
前回は1対1の対決だったが、今回のレースはスピードワゴンのお2人を交えての対決に。しかし、よく見るとガチャピン以外は皆同じデザインのカートに乗り込んでいる。……ムック、スピードワゴンを買収か!?今回のコースはガチャピンが作ってきたスペシャルコース。ガチャピンは「ジャングルをイメージして作ってきた。公平に遊べるコース」と不正が無い点をアピール小沢さんから「ガチャピンはコントローラー持てるの?」との問いに、きちんとプレイできる点をアピール。実際、スピードワゴンよりよっぽど上手かった
レースの結果、1位はなんとムックで連勝を決めた!! 2位はガチャピン、前回に比べてその差は縮まっていたが、残念ながら連敗となった。そして3位が小沢さんで4位が井戸田さん。小沢さんと井戸田さんは「本当はガチャピンを邪魔する予定だったけど、全然相手にならなかった」と非常に残念な結果に。スピードワゴンのお2人曰く、「PSPで遊んでいたから、プレイステーション 3とは操作がちょっと違うので……」と言うことらしい

(C)2010 Sony Computer Entertainment America LLC.
(C)2010 FUJITV KIDS

(2010年 7月 31日)

[Reported by 船津稔]