SCEJ、PS3「KILLZONE3」メディア向け試遊会を開催
3Dブラビアで3D立体視を体験! 新要素満載の人気シリーズ最新作


発売日:未定

価格:未定



 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントは6月3日、東京秋葉原のUDXシアターにて5月25日に正式発表したプレイステーション 3向けシューティングアクション「KILLZONE3」のメディア向け試遊会を開催した。発売日、価格共に未定。

 本稿では取り急ぎ速報版として、イベントの模様についてお伝えしたい。試遊会の模様や、開発者インタビューについては別稿にて詳しくお伝えするつもりだ。

今回試遊できたシーンもスクリーンショットのような雪上戦。雪の表現が綺麗だった
敵もジェットパックを駆使し空中戦を挑んでくる

 「KILLZONE3」は、オランダのGuerrilla Gamesが開発を手がけるSF世界をモチーフにしたシューティングアクション「KILLZONE」シリーズの最新作。「God of War」(SCE Santa Monica Studios)、「アンチャーテッド」と並んで、プレイステーション独占タイトルとして、同プラットフォームを牽引する人気シリーズである。

 本試遊会は、正式発表後の一連の動きとして行なわれたもので、日本のほか、欧米でも同様の試遊会が実施されている。日本での試遊会には、韓国メディアも参加し、アジアリージョンとして開催された。会場にはSCEJの関係者のほか、SCE Asiaのスタッフ、そしてセカンドパーティーを束ねるSCE Worldwide Studiosプレジデント吉田修平氏の姿も見られ、グループとして並々ならぬ関心の高さが伺えた。

 E3に先駆けて試遊会を実施した理由としては、「3D立体視の出来具合をいち早くメディアに披露し、E3以降に続いていく3D立体視対応のコンテンツに大きな関心を持って貰うため」としている。SCEAはE3で、「KILLZONE3」のほかにも3D立体視対応タイトルを出展する見込みで、「PlayStation Move」に続くPS3の新たな柱として3D立体視をアピールしたい考えだ。

 試遊会の冒頭には、Guerrilla Games代表のHermen Hulst氏が壇上に上がり、解説を交えながら20分ほどのデモンストレーションが行なわれた。3D立体視によるプレイに、シングルプレイのみならず、マルチプレイにも対応することを明らかにしたほか、エンジンを大幅に改良し、さらに迫力を増したグラフィックスを再現していること、それらを実現するためにPS3のSPUをフル活用していることなどが報告された。

 細かいゲームの仕様については、試遊会レポートに譲りたいが、ファーストインプレッションとしては、輸送機に搭乗してのバトルや、空中を一定時間飛翔できるジェットパックの登場による空中戦、そしてデモでも繰り返し流されたショッキングかつダイナミックな近接バトルシステムの採用による迫力ある近接戦闘。敵味方のAIもより賢くなり、エイミングもやりやすくなるなど、新しい試みを大胆に取り入れながら、より遊びやすさを追究している。「God of War III」や「アンチャーテッド2」の影響も感じられる洗練されたFPSに仕上がっている。

 試遊会は4台のブラビアと、2台の3Dブラビアを使って、通常の2Dと3D立体視の両方で体験することができた。その詳細については試遊会レポートをお待ち頂きたい。



【スクリーンショット】
ゲームエンジンは、前作からさらに進化し、より美しいグラフィックスを実現している。ただ、3D立体視のデモは開発途中ということで表示解像度、レンダリング解像度共に下げた状態で、ダメージ状況を示す血糊や字幕はカットされていた。今後可能な限り2D(通常のモード)と同じ環境でプレイできるようにチューニングしていくということだ

(C) Sony Computer Entertainment Europe.