コーエー、PSP「真・三國無双 MULTI RAID 2」
始皇帝の魔力により楚の覇王・項羽が復活!!


3月11日 発売予定

価格:5,040円

CEROレーティング:B(12歳以上対象)


 株式会社コーエーは、3月11日発売予定のPSP用アクションゲーム「真・三國無双 MULTI RAID 2」の新情報を公開した。

 今回は、ゲーム本編の序章や覇王編導入部のあらすじ、さらに楚の覇王「項羽(こうう)」のプロフィールが明らかになった。

【序章】

 後漢末期――王権の失墜により乱れた世は、群雄が割拠する混沌の時代となった。その中で、傑出した才を示す3人の英雄が台頭する。魏の曹操、呉の孫堅、蜀の劉備である。彼らは、長きに渡る戦乱を経て三国鼎立をなし、大陸に調和をもたらした。

 しかし、その調和も長くは続かなかった。暴威への衝動に支配された最強の武・呂布の出現により、再び大陸に混沌が吹き荒れたのである。ここにおいて3人の英雄は、暴威を打ち払わんがために結束。見事、呂布を打ち倒す。共に困難を乗り越えた英雄たちは、互いに力を合わせ、大陸に平和をもたらすことを誓うのだった。

始皇帝が魔力により蘇らせた死兵が、三国の軍(以下、無双軍)を襲う。始皇帝軍の兵卒は不気味に目を光らせ、無双軍の兵が倒しても起き上がってくる

 ――だが。

 戦乱の時代と、それに続く呂布との戦いは、新たな脅威を育んでいた。武将たちが覚醒して、大量に放った闘気――純粋な「力」の塊である。これらは、密かにある場所へと集められていた。かつて大陸を統一した秦の「始皇帝」が眠る、始皇帝廟である。流れ込む闘気を受けて、その主が今、目覚めた。

 魔王として蘇った始皇帝は、高らかに「帝国復活」を宣言する。強力な呪術をもって、死した英雄や古代の神、大地の魔獣を従えた始皇帝は、かつて成し得なかった「不老不死」と「永遠の帝国」という邪悪な野望のため、大陸に戦乱をもたらす。

 新たな脅威との戦いが、今始まろうとしていた。

倒れた無双軍の将兵から空中に放出された闘気は、始皇帝廟へと吸い込まれていく。始皇帝はその闘気を吸収し、魔力を蓄えていた始皇帝は、蓄えた魔力を手に集中させる

【覇王編導入部】

 邪悪な野望を胸に復活を果たした始皇帝は、強大な魔力をもってある英雄を転生させた。楚の覇王・項羽である。かつて、“楚の再興”への情熱を燃やし秦王朝を打ち砕いた、その雄才大略の将器。始皇帝は、項羽の秘めたる志を「永遠の帝国」のための駒として利用せんと目論んだのである。

 堂々たる覇気を両眼に宿した項羽は、圧倒的な武と巧みな戦術により、三国の武将たちを翻弄。瞬く間に魏の要衝を奪い取っていく。

 始皇帝と項羽という2つの脅威にさらされた三国の武将たち――このままでは、ようやく調和を得た大陸が、混沌にのみ込まれてしまう。曹操は、魏の奪還を果たすべく呉の孫堅と手を携え、連合軍を編成。同じく蜀領の奪還に向かう劉備らと別れ、魏都・許昌へ向けて進軍を開始した。

 その軍勢を、泰然として待ち受ける項羽――
 いにしえの覇王か、乱世の奸雄か――

 かつてない激戦が始まろうとしていた。

始皇帝は、その強大な魔力を発動させ項羽を現世に召喚する
項羽から魏領を奪還すべく編成された、曹操を長とした軍の出陣式で将兵に号令曹操と、それに呼応する配下武将たち

■ 項羽(こうう)

~孤高の英雄、修羅の道を往く~

 楚の覇王。かつて秦討伐の軍を率い、勇猛かつ機知に富む将器によって秦王朝を倒す。時運に恵まれず、楚の再興という宿願を果たせぬまま命を落とすが、始皇帝の呪術よって転生を遂げる。

 寡黙で、人と交わることを拒む孤高の武人。堂々たる体躯のうちに、燃えたぎる意志を秘めている。



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(2010年2月12日)

[Reported by 中野信二 ]