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任天堂、2025年第2四半期は減収減益。Switch後継機の言及はなし

「ゼルダの伝説」などミリオンセラーは9タイトルに

【任天堂:2025年3⽉期第2四半期 決算説明資料】

11月5日 公開

 任天堂は11月5日、株主や投資家に向けた「2025年3⽉期第2四半期 決算説明資料」を公開した。

 2024年4月1日から9月30日にかけての決算が公開。売上高は5,232億円の前年同期比-34.3%、営業利益は1,215億円の-56.6%、経常利益は1,471億円で-61.3%と減益減収に。また、5⽉7⽇発表の3⽉期通期業績予想は売上⾼、営業利益ともに下方修正されている。

 前中間期では映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の公開によるゲーム専⽤機ビジネスの活性化や、「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」の発売および同タイトルの特別仕様ハードの販売により、ハードウェア・ソフトウェアともに中間期の販売数量としては⾮常に⾼い⽔準となっていたが、⼀⽅で今回の中間期ではそういった特殊な要因がなく、発売から8年⽬を迎えたNintendo Switchはハードウェア・ソフトウェアともに販売数量が大きく減少したとしている。

 なお、9月に発売された「Nintendo Switch Lite ハイラルエディション」の特別仕様ハードウェアやソフトウェア同梱製品の販売などもあり、Nintendo Switchファミリーの販売台数は第1四半期を上回る結果に。ソフトウェアについては、「ペーパーマリオRPG」、「ルイージマンション2 HD」、「ゼルダの伝説 知恵のかりもの」など当期に発売された新作タイトルが順調に販売を伸ばしたほか、定番タイトルやソフトメーカータイトルも順調に推移し、ミリオンセラータイトルは9タイトルとなった。

 また、今回の決算では期待されているNintendo Switch後継機についての言及は行なわれなかった。年内では発表があるのか、来年に持ち越しとなるのか、引き続き任天堂の今後の動向に注目していきたい。

□「2025年3⽉期第2四半期 決算説明資料」のページ