ZENAIM、ラピッドトリガー搭載レバーレスアケコン発表！【TGS2024】

　東海理化は、ゲーミングブランド「ZENAIM」よりレバーレスアーケードコントローラー「ZENAIM ARCADE CONTROLLER」を発表した。販売時期や価格は未定。

　これまでゲーミングキーボード「ZENAIM KEYBOARD」を主軸に展開してきたZENAIMだが、新たなジャンルの商品としてレバーレスアケコンを投入すると発表。一般的なメカニカルスイッチではなく、磁気検知スイッチを搭載することで接点不良が発生しない超高耐久設計となっているほか、ソフトウェアで一人ひとりに最適な入力感度をカスタムできる。

　また「ZENAIM KEYBOARD」に搭載されているラピッドトリガー機能「MOTION HACK」を搭載。指をわずかに戻すだけでボタン入力がリセットされるため、直感的かつ高速操作が可能となっている。「温度補正機能」も搭載しており、どんな環境でも安定した操作ができるとしている。

　さらに様々なアケコン製品に組み込めるボタンモジュールや基板のキット販売も実施予定。格闘ゲーマーの「心・技・体」が充実するデバイスを作るとしており、今後の続報が期待される。

「東京ゲームショウ2024」のZETA DIVISIONブースに併設された試遊コーナーでは実機を触ることができる

　発表会後、メディアの囲み取材にてZENAIM・プロジェクトマネージャーの橋本侑季氏に製品について話を聞くことが出来た。ボタンの増設といったカスタマイズ性については、そこまで対応できるのが理想だが、生産側の問題もあるので今後次第とのこと。

　今回お披露目されたのはあくまでも試作機だが、現段階での重量は400〜500g程度。正式版についても大体それくらいを想定しているという。また、サイズ違いなど様々なモデルが展開されるのかという質問に対しては、配列違いを最初から用意しておく可能性はあるかもしれないとのこと。あっても基本的には本体1種に対して、2〜3モデルくらいの展開になりそうだとした。

　今後はプロゲーマーやストリーマーなどによるフィードバックを基に、さらなる改良を加える可能性もあるとのこと。「ZENAIM」初のレバーレスアーケードコントローラーについて、今後の動向に注目していきたい。

発表会の様子。ZETA DIVISION所属のLaz選手、XQQ選手が登壇した

左：東海理化 代表取締役社長 二之夕裕美氏 右：東海理化 ZENAIM・プロジェクトマネージャー 橋本侑季氏