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総務省、定型郵便物の価格を84円から110円に値上げ。2024年10月ごろより価格変更予定

 総務省は、郵便法施行規則の一部を改正に向けて検討を行なっている。これにより、25グラム以下の定型郵便物の料金上限額が84円から110円へ変更となる。価格改定は2024年10月ごろを予定。

 本改正は、日本郵便の令和4年度の郵便事業の営業損益がマイナス211億円となり、民営化以降初めての赤字となっている。デジタル記述の活用が急速に進んでいる昨今の状況を踏まえると郵便物数の大きな減少は今後も見込まれ、営業収益の減少傾向が継続することが見込まれるため、改正が検討されている。

 また本改正では定型郵便物が対象となっているが、今後葉書などの「第2種郵便物」に関しても63円から85円への値上げが想定されている。