BS12「日曜アニメ劇場」にて「銀河鉄道999」シリーズ2作が本日11月26日19時から放送

地球は新政府のもと表面上は平和に繁栄していた。女王プロメシュームを倒した英雄として迎えられ星野鉄郎は、今や危険分子として地下室で鎖に繋がれ、脱走を企てたために＜支配省＞の総督ボルカザンダ三世の手によって処刑されようとしていた。その時、雲の中から999が現われ＜支配省＞のビルの窓をぶち破った。間一髪のところで助けられた鉄郎は、999に乗り地球を脱出した。

メーテルとの再会。そこで鉄郎は没収され諦めていた“戦士の銃”コスモドラグーンを渡された。メーテルは新たな旅の目的を語った。暗黒という名の“闇”がこの宇宙の総ての光を覆い隠し沈黙の世界が襲うこと。そして、この宇宙を支配しようとする“闇”と戦うために鉄郎を探していたことを。心優しい車掌さん、星屑となったはずのクレア、さらにグレードアップされた999機関部の電子妖精カノンも加わり新たな旅は始まった。

最初の目的地・惑星テクノロジアを目指す999は空間軌道の異常のため、緊急停車することになった。＜ブライトリングファイアフライ＞――輝く蛍の輪の駅。緑豊かで自然あふれるこの星は懐かしい昔の地球そっくりの惑星だった。鉄郎とメーテルは第一級反逆崩壊犯人として金属生命体メタノイドから指名手配されていることも知らずに、イーゼルという少女が親子2人で経営する旅館＜静泉荘＞でくつろいでいた。

鉄郎はイーゼルに懐かしい地球のことを話した。その時、殺気を感じた鉄郎は森の中で蛍に包まれた女騎士と対峙した。のちに鉄郎はメーテルからその女騎士はメタノイドの恐怖の空間騎士ヘルマザリアであることを知るのだった。

999の出発時間が迫っていた。イーゼルは手作りのお弁当を鉄郎に渡しながら別れ際に告げた「未来をよろしく」と。999が＜ブライトリングファイアフライ＞を離れた時、車内がガクンと揺れ異常重力波を探知した。メタノイドは鉄郎とメーテルを匿った制裁として惑星を破壊したのだった。

「時間は夢を裏切らない」。今再び鉄郎とメーテルは、メタノイドそして恐るべき闇の支配者が待ち受ける＜アルティメイト星系エターナル＞へと旅立つのだった……。

この宏大な宇宙は、尽ることのない夢をたたえた無限の海だ。その宇宙の海を自由に流浪う1人の女がいた。その名は、クイーン・エメラルダス、宇宙海賊船の船長である……。

海賊惑星・ジュエルの付近を通りかかった999号は、宇宙の闇の中から出現したクイーン・エメラルダス号によってジュエルに強制着陸を命じられた。エメラルダスは、鉄郎とメーテルを掴まえると、メーテルに決闘を挑んだ。

メーテルとエメラルダスは、昔からライバルの関係にあったが、いつか2人の間には、ほのかな友情が芽ばえていた。しかし、久しぶりに巡り会ったエメラルダスは、アンドロイドの偽物だった。本物のエメラルダスは、病気のために、その実権を偽エメラルダスに奪われていたのである。

メーテルを打ち負かした偽エメラルダスは、メーテルの体を自分の体と交換しようと企んだ。しかし、鉄郎は、本物のエメラルダスから偽エメラルダスの弱点を聞き出すと、メーテルとともに、偽エメラルダスを打ち倒した……。

エメラルダスは、メーテルが頼んでも、決してその姿を現わそうとはしなかった。ライバルであるメーテルに、やつれ果てた自分の姿を見せたくなかったのだ……。

999号は、再び果てしない宇宙の旅に出発した。