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「ペルソナ」など開発のアトラス、社員の平均年収15%引き上げ実施

2024年4月の新卒初任給は30万円

11月14日 発表

 アトラスは、同社の正社員・契約社員に対し、2024年4月より報酬制度を改定することを明らかにした。

 同社は、RPGシリーズ「真・女神転生」や「ペルソナ」、「世界樹の迷宮」シリーズなどの家庭用ゲームソフトの企画・開発・製造・販売を手掛ける企業。1986年の創業以来、コンピューターゲームを始めとするデジタルゲーム開発を行ない、独創的で新たな世界観を持った作品を世界に向けて発信している。今回、グローバル展開推進を背景とした競争力のさらなる強化と、安定した収入により社員が最大限のパフォーマンスを発揮できる環境整備を目的に、報酬制度の改定を実施する。

 近年、同社が発売するゲームタイトルへの世界的評価の高まり、その販売実績とIP(intellectual property)の、今後のさらなるIPの強化と人材市場における競争力を備えるため、2024年4月に向けて、大幅な報酬水準の見直しを実施。この改定により、新卒初任給は257,000円から300,000円に、現社員の平均年収は15%の増額(※)となる。また海外の事業展開の好調により、2021年度からは全世界での利益を原資とした業績賞与の支給も実施している。

 同社は「引き続き世界中のファンの皆様へ魅力的なゲーム体験をお届けしていくために、社員一人ひとりの働きやすい環境整備が不可欠と考えており、人事制度の改革をはじめとした様々な人事施策に投資を行なっています」としている。

(※)2024年4月入社の大卒入社の初任給を30万円とします(内訳 基本給:240,800円 固定残業手当60,200円[平日残業30時間分])。また、平均年収増加率については正社員・契約社員における平均値を算出しています。アトラスでは2023年4月にも平均年収を5%底上げしており、今年の報酬改定とあわせて社員平均年収は20%増加となります。