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SteelSeries、待望のゲーミングヘッドセットのホワイトバージョン「Arctis Nova 7P White」を発表【#TGS2023】

伊織もえさん、OooDaさん、石塚朱莉さんがアンバサダーに就任

【Arctis Nova 7P White】

発売日:9月29日

参考価格:27,250円

 9月21日、SteelSeriesは東京ゲームショウ2023の同社ブースでメディア向けの発表会を開催した。こちらのブースでは、新製品として2.4GhzワイヤレスとBluetooth同時接続可能なゲーミングヘッドセット「Arctis Nova 7P White」が発表。合わせてプレゼンテーションが行なわれたので、そちらをレポートする。

今回の新製品と合わせて伊織もえさん、OooDaさん、石塚朱莉さんがブランドのアンバサダーに就任したことも発表された

「Arctis Nova 7P」のカラーバリエーションにホワイトが追加

 同社では、昨年ゲーミングヘッドセットの「Arctis Nova 7P」を発表したが、ユーザーからホワイトバージョンが欲しいという声が上がっていた。そちらに答える形で、今回新たに発売されることになったのが「Arctis Nova 7P White」だ。家電や車でも似たような傾向はあるが、日本人は比較的白という色が大好きだ。今回発表された製品だけではなく、同社では今後も白いカラーリングの製品を充実させていく予定である。

Japan & Korea Regional Directorの石井靖人氏より、新製品の紹介が行なわれた

 今回発表された「Arctis Nova 7P White」は、「Arctis Nova 7P」のカラーバリエーションの追加であるため基本的に性能は同じだ。実施にどんな性能を持っているのか、あらためておさらいしておこう。まずは肝心なサウンド面から。

 同社では「Arctis Nova 7P White」に限らずすべてのNova製品に「NOVA ACOUSTIC SYSTEM」を採用している。Hi-Fiオーディオでは、過去のシリーズから見直してオーディオドライバーそのものを1から再構築している。ハードウェア的には、どちらかというとフラットな音作りになっている。これは、ソフトウェアと組み合わせることでパフォーマンスを引き出すためだ。

 360°空間オーディオでは、PCのソフトウェア上で元の音をいったん分解し、独自のアルゴリズムを利用して空間の音を割り振っている。これにより、音の方向性もしっかりと聞くことができるようになるのだ。さらに、ゲーミングデバイスとしては初めてパラメトリックイコライザーを搭載している。こちらはFPSをプレイしているときの銃声や足音、爆発音などが、どの周波数帯から発生しているか特定して、自分好みにカスタマイズすることができる機能である。

2.4GhzのワイヤレスとBluetoothを両方同時に接続可能

 「Arctis Nova 7P White」の特徴に、デュアルワイヤレスシステムがある。2.4GHzのワイヤレスとBluetoothのどちらも使えるだけではなく、両方同時に接続することができる。たとえば2.4GhzをPCに、Bluetoothをゲーム機やモバイル端末に接続し、両方の音をミックスした状態でひとつのヘッドフォンで聞くといったことも可能だ。

 また、USB Type-Cのドングルを使用しており、ゲーム機やPC、モバイルなどに挿すだけでそのまま簡単にワイヤレス接続することができる。Novaシリーズに共通したものだが完全に収納可能なマイクが採用されている。シームレスなデザインできっちり収納することができ、普段使いのヘッドフォンとしても利用できる。

 もうひとつ、Novaシリーズに共通しているところが、接続端子をすべてUSB Type-Cに統一しているところだ。「Arctis Nova 7P White」では最大38時間のバッテリーライフを実現しているが、USB Type-Cを採用していることで急速充電が可能となった。たとえば充電を忘れてしまい、途中で切れてしまった場合であっても、わずか15分間充電するだけで最大6時間使用することができる。

 旧シリーズから今回のNovaシリーズに変更するときに、様々な人の頭にフィットするように調整が行なわれている。これにより、長時間の使用でも疲れにくい完璧なフィッティングを体験することができる。また、チャットミックスダイヤルや音量ボタン、ミュートボタンといった操作系をオンボードコントロールとしてヘッドセットだけですべてコントロールできるようにしている。

 この「Arctis Nova 7P White」は、9月29日より販売が開始される。参考価格は27,250円だ。すでに9月21日より発表と同時に予約の受付も開始されている。ゲーミングヘッドセットとしては少し高めの価格帯となっているが、その分独自のシステムの採用やソフトウェアとの組み合わせにより、他社製品にはない体験ができるところもウリとなっている。

PS5との相性もバッチリ!? おしゃれが楽しめるブースターパックにも対応

 今回はホワイトバージョンということもあり、プレイステーション 5とのカラーマッチングもバッチリだ。それに加えて、自分好みのカスタマイズができるオプションパーツ「Arctis Novaブースターパック」(発売中、各4,700円)にも対応している。

 こちらは、オーバーヘッドバンドとイヤーカップ側部のプレートを、別売りのブースターパックを購入することでカラフルなものに変更することができる、「Arctis Nova」専用のオプションパーツセットだ。参考価格は4,700円で、全4色が発売中。各種量販店やAmazonなどで購入することができる。

 マウスやキーボードなど、白いカラーリングのゲーミングデバイスはかなり多く、できればそれらすべてを同じ系統の色で統一したいと思っている人も多いことだろう。そろそろ新しいヘッドセットが欲しいなと思っていた人は、こちらもチェックしてみることをおすすめする。

SteelSeriesのブースでもすでに展示が行なわれていた。イヤーカップ側部のプレートはマグネット式なので簡単に取り外すことができる