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アニメ「アイドルマスターミリオンライブ!」第1幕先行上映舞台挨拶レポート

本当に期待を超えていくミリマス10年分の想いが溢れるキャストトーク

【アニメ「アイドルマスターミリオンライブ!」第1幕舞台挨拶】

8月19日18時30分より開催

会場:丸の内ピカデリー

 バンダイナムコエンターテインメントは、8月18日より上映を開始したアニメ「アイドルマスターミリオンライブ!」第1幕先行上映の舞台挨拶を東京・丸の内ピカデリーにて舞台挨拶を行なった。

 今回は「アイドルマスターミリオンライブ!」第1幕の2度目の舞台挨拶となり、春日未来役の山崎はるかさん、最上静香役の田所あずささん、田中琴葉役の種田梨沙さん、徳川まつり役の諏訪彩花さん、ロコ役の中村温姫さんが登壇。

 本記事では18時30分より催された舞台挨拶の模様をお届けする。

「アイドルマスターミリオンライブ!」とは?

 「アイドルマスターミリオンライブ!」は2013年~2018年3月にソーシャルゲーム(通称「グリマス」)としてサービスを開始し、2017年にスマートフォン向けリズムゲーム「アイドルマスターミリオンライブ! シアターデイズ」(通称「ミリシタ」)のサービスが開始された。本作は「アイドルマスター」シリーズの原点である天海春香たちが所属する765プロの新たなプロジェクトとして、劇場である「765プロライブ劇場(シアター)」を中心に活躍するアイドルたちが登場。総勢39人のアイドル「MILLIONSTARS」に加え、春香たち「765PRO ALLSTARS」の13人がゲームでは登場する。

 アニメでは「アイドルマスターミリオンライブ!」のブランドを象徴する3人、春日未来、最上静香、伊吹翼を中心に、彼女たち「MILLIONSTARS」を担当する中村源太さん演じる新人“プロデューサー”ととも夢に向かっていくストーリーが展開される。

 また、2011年に放送されたTVアニメ「THE IDOLM@STER」(以下、「アニマス」)、2014年に公開された映画「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!」(以下、「ムビマス」)に登場したアイドルたちを見守ってきた赤羽根健治さんが演じたプロデューサーが本作ではチーフプロデューサーとして登場するなど、これまでのアニマスとの繋がりが伺える場面もある。

【【アニメ】【ミリオンライブ!】劇場先行上映本予告PV【アイドルマスター】】

 筆者としては、先行上映の前に「ムビマス」と「アイドルマスターミリオンライブ!」のテーマ曲「Thank You!」の視聴を強くオススメしたい。

 「ムビマス」では本作にも登場する数名アイドルが登場し、その繋がりを想像することができる。そして、「Thank You!」は“ここからはじまった”という感慨深さがアニメを見た後に心に染み入ってくる。

10年間の想いが語られた舞台挨拶

左から諏訪彩花さん、種田梨沙さん、山崎はるかさん、田所あずささん、中村温姫さん

 トークショーでは中村温姫さん進行のもと、登壇者の自己紹介から始まった。諏訪彩花さんは自身が演じる徳川まつりらしいコール&レスポンスで会場のファンとの一体感を高めた。ライブのような高揚感やアニメ化を心待ちにしていたファンの熱量が伝わってきた。

 最初のトークテーマ“アニメ上映が開始されての気持ち”で山崎はるかさんは「私たち演者からだと10年以上、そしてアニメ化するぞと言ってから3年以上とついにアニメ化と言えて嬉しい」とコメントし、諏訪彩花さんは「みなさんにやっとお届けできるという思いで、上映が始まる前から感動しちゃいます」と述べた。

 サービス開始から10年。4周年には記念アニメPVも公開され、2023年ついにこの時が来たかとキャスト陣、ファンの方も心待ちにしていたことだろう。

 続く、トークテーマは“アフレコ時の思い出”となり、キャスト全員が一緒に収録することは難しかったとのこと。一方で物語の中心となるキャストは一緒に収録できるよう配慮され、「プロデューサー役の中村源太くんと(伊吹翼役の)Machicoと、ころ(田所あずささんの愛称)とわたしでほぼ一緒に収録していた」と山崎さんはコメント。

 同じシーンに出ているキャラクターはできるだけまとめて収録するなどの工夫がされ、キャスト同士の掛け合いや収録交代時でのすれ違った際の話せることなどアニメならではの出会いや新鮮さにキャスト陣も喜びの声を上げた。

劇中では未来と静香の掛け合いなどゲームでも見ることができるシチュエーションだが、“アニメだからこそ”の表現に注目してほしい

 ゲームでは個別の収録が主で配役が決まっているドラマCDなどで一緒にならない限り顔を合わせることが少ないとのこと。そのため、アニメの現場では普段なかなか会えないキャストの方と現場で一緒になることがあり、「この人とも会えちゃった」という喜びを種田梨沙さんは語った。

 ドラマCDはユニット単位でのストーリー展開が多いため少人数となり、まだユニットを組んでいないアイドル同士もある。もちろん、ライブイベントなどもあるが、アニメの現場ではそうした制限がなくなり、キャストさんの交流がより深くなっている様子。

 また、プロデューサー役の中村源太さんがキャストの皆さんに挨拶するために自身の収録がない中、1日待機していたとのエピソードも明かされた。

 その中での緊張もありながら、「10年経ってからアニメの収録ができてよかった。演じるキャラクターとの距離感や演じ方と今の演技力を詰め込めた」と山崎はるかさんはコメントし、中村温姫さんのゲームでの掛け合いの積み重ねによって、阿吽の呼吸でアニメの収録に想いを乗せることができたという。

 そして、映像メッセージでは伊吹翼役のMachicoさんが登場し、「動く、そしてしゃべるアイドルちゃんをとにかく見てください」、「自然な動きやそれぞれの個性が見られるシーンもあるのでお楽しみに」と熱いメッセージが送られた。

 メッセージの最後には「ネタバレしないで魅力を伝えてください!」と諏訪彩花さんにミッションが送られた。

 それを受けて「期待を超える出来栄え」、「何より『MILLIONSTARS』がめちゃくちゃ可愛い。改めてそれぞれの魅力や個性を再確認できる」とコメント。また、ネタバレしそうになる場面では語りたいという熱量を抑えつつ、プロデューサーの活躍にも注目してほしいと締めくくった。

 フォトセッションでは「アイドルマスターミリオンライブ!」のアイドル、野々原茜をモチーフとした“茜ちゃん人形”が登場し、キャストさん共に撮影。ゲームでもマスコット的存在感を放ち、その愛くるしさは舞台挨拶でも健在だ。

“茜ちゃん人形”が登場し、会場は大盛り上がり

 フォトセッション後は劇場でのグッズ情報や今後の上映スケジュールなどが告知され、最後はキャスト陣による挨拶で締めくくられ、大盛り上がりの舞台挨拶となった。

 第1幕は9月7日まで全国の劇場にて上映される。第2幕(9月8日~9月28日)と第3幕(9月29日~10月19日)とTV放送前に大スクリーンで“夢”に向かって輝いていくアイドルたちの活躍を見てほしい。