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「Discord」、AIを用いた新機能を実装! 会話の要約やチャットボットも

一部は限られたサーバーにて試験的に導入

【Discord:AI機能】

近日実装予定

 Discordは3月10日、コミュニケーションサービス「Discord」において、AIを利用した新機能を近日中に実装すると発表した。

 今回追加される主なAI機能は3つ。1つ目はチャットボット「Clyde(クライド)」で、ユーザーが「@Clyde」と呼び出して質問をするとクライドが返答するほか、複数人とチャットすることができる。この機能は「ChatGPT」などを手掛けるOpenAIの技術を利用しているが、Clydeが音声通話やビデオ通話を記録・保存することはなく、Discord内のデータを使用したAI学習は行なわないとしている。この機能は今週より随時追加される。

OpenAIの技術を利用したチャットボット「Clyde」

 2つ目にDiscordサーバー内でスパムや有害なワードをブロックする「AutoMod」が強化される。こちらもOpenAIの技術を利用しており、大規模な言語モデルの力を活用することで、これまで以上にスパムを自動的にブロックできる。この機能は、現時点で限られたサーバーにて試験的に導入されている。

 また、3つ目にサーバー内でのメッセージを要約できる機能も実装される。これはオフライン中のチャットを要約して表示する機能で、会話のトピックに素早く追いついて、チャットに参加することができる。この機能は、今週より限られたサーバーにて随時実験が開始される。

サーバーをモデレートする「AutoMod」が強化
会話を要約してくれる機能も追加される