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PS5用アクセシビリティコントローラーキット「Project Leonardo」詳報

あらゆるプレーヤー向けに自由なカスタマイズが可能

【Project Leonardo】

発売日:未定

価格:未定

 ソニー・インタラクティブエンタテインメントは1月5日、プレスカンファレンス「CES 2023」においてプレイステーション 5用アクセシビリティコントローラーキット「Project Leonardo」を発表した。

 「Project Leonardo」は、アクセシビリティの専門家、コミュニティーメンバー、ゲーム開発者の協力により開発された自由にカスタマイズできるコントローラーキットのコードネーム。体に不自由がある方でも、より簡単に、快適に、そして長い時間ゲームを楽しむことができるよう設計されている。

 アクセシビリティの専門である「AbleGamers」、「SpecialEffect」、「Stack Up」などの先進的な団体との対話を通じコントローラーがデザインされており、サードパーティー製の多くのアクセシビリティ周辺機器とも連携。コントローラーを長時間持つことができない、1ヵ所に集まった小さなボタンやトリガーを正確に押すことができない、標準のコントローラーでは指をうまく配置できないなど、運動制御に制約があるプレーヤーの多くが抱える課題の解消を実現する。

 「Project Leonardo」の開発は現在も進行中で、コミュニティーからの貴重なフィードバックを今後も必要としているという。さらなる製品機能や発売時期など、今後も引き続き情報が公開される予定となっている。

□PlayStation.Blog「Project Leonardo」発表のページ

【Introducing Project Leonardo for PlayStation 5: Perspectives from Accessibility Experts | PS5】

「Project Leonardo」の主な機能紹介

自由にカスタマイズできるプレイ体験

[ハードウェアのカスタマイズ]
 形状やサイズが異なる多様なアナログスティックキャップやボタンなど、交換可能で頑丈なコンポーネント一式が付属。プレーヤーは、これらのコンポーネントを使ってさまざまなコントロールレイアウトを構成可能。ゲームパッドからアナログスティックまでの間隔も、プレーヤーの好みに合わせて調整できる。付属のコンポーネントを組み合わせることで、プレーヤー自身の力の強さ、可動範囲、その他ハードウェア上のニーズに適した構成を見つけることができる。

[ソフトウェアのカスタマイズ]
 PS5本体のオプションでも、「Project Leonardo」のプレイ体験を調整可能。
・ボタン割り当て
・コントロールプロファイル(登録した設定の保存、切り替え)

ほかのデバイスやアクセシビリティ周辺機器との連携

 「Project Leonardo」は、コントローラー単体としても、ほかのProject LeonardoやDualSenseワイヤレスコントローラーと組み合わせても使用可能。最大2台のProject Leonardoコントローラーと1台のDualSenseワイヤレスコントローラーを単一の仮想コントローラーとして使用できるため、プレーヤーは自分のプレイニーズに合わせて周辺機器を連携させることができる。また、ほかのプレーヤーとの協力プレイも可能となっている。

柔軟性と適応性に優れたデザイン

 好みに合わせてアナログスティックの位置を調整して、間隔を近づける、または離すことができるように、左右対称のスプリットデザインをが採用されている。コントローラーは据え置きにも対応し、手で保持せずに、机の上や車いすのトレイに置いたままプレイ可能。AMPSマウントや三脚に簡単に固定でき、360度調整できるため、最も快適な角度で使用できる。また、操作しやすいコントローラーの向きに合わせて、アナログスティックの「上」方向を設定する、といったこともできるようになっている。