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Planet社の「Cooking Mama: Cookstar」が知的財産侵害に該当するとICC仲裁裁判所が認定

11月17日 発表

 オフィス・クリエイトは、Planet社が制作したSwitch/PlayStation4用ソフト「Cooking Mama: Cookstar」において、「クッキングママ」の知的財産権を侵害していることが認定された。

 「Cooking Mama: Cookstar」は、オフィス・クリエイトとPlanet Entertainment LLC(以下Planet社)がライセンス契約を締結し、Planet社が制作していたが、ライセンス契約に違反し、承認する品質水準を満たないソフトを無断でリリース、また許諾していないPlayStation4版「Cooking Mama: Cookstar」の販売宣伝を開始したことからライセンス契約の即時解除を通知、2020年4月には「クッキングママ」に関する知的財産権の使用を禁止していた。

 しかしPlanet社は、禁止以降も無断でSwitch版の販売を続け、さらにはPlayStation4版も販売開始した。そのためオフィス・クリエイトは、国際商業会議所(ICC)国際仲裁裁判所において、Planet社及びCEOのSteve Grossman氏個人に対し、Switch/PlayStation4版「Cooking Mama: Cookstar」の製造・販売などの禁止を求めて手続きを行なった結果、2022年10月3日に最終裁定が下された。

 最終裁定において、ICC仲裁裁判所は、Planet社及びGrossman氏がSwitch版及びPlayStation4版のいずれについても「Cooking Mama: Cookstar」を製造、販売する権限を有しておらず、無許可の「Cooking Mama: Cookstar」はオフィス・クリエイトの知的財産権を侵害していることを認定。さらに、ICC仲裁裁判所は、Planet社及びGrossman氏個人に対し、当社の知的財産権侵害、不正競争行為などを理由として、オフィス・クリエイトとの関連性を誤認させる一切の行為を禁止するとともに、当社に対する損害賠償の支払を命じている。