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すこぶる豪華な高校生向けeスポーツ合宿「eスポーツキャンプ」が大阪泉佐野市にて堂々開幕

【eスポーツキャンプ】

8月22日~25日開催

会場:オチアリーナ

参加費:59,400円(宿泊費、食事代等込み)

 大阪府泉佐野市が主催する、日本全国の15歳から18歳までの高校生を対象としたeスポーツ合宿「eスポーツキャンプ」が8月22日、泉佐野市のオチアリーナにて開幕した。会期は3泊4日で、25日まで行なわれる。参加費は59,400円で、宿泊費、食事代、ユニフォーム代などが含まれる。本稿では初日の模様をお伝えしたい。

【りんくうタウン】
会場のあるオチアリーナは、関西空港ひとつ手前の駅りんくうタウンにある
左側に見える施設がオチアリーナ
360度LEDモニターが特徴的なオチアリーナ

 「eスポーツキャンプ」は、“eスポーツ先進都市”を目指し、eスポーツに力を入れている大阪府泉佐野市が主催するeスポーツ合宿。同市の「eスポーツ MICE コンテンツ実証事業」の一環として、南海電気鉄道を筆頭に、eスタジアム、南海国際旅行、ウェルプレイドライゼストが事業受託者として名を連ね、日本では過去最大規模で実施される。

【オリエンテーション】
スタッフの説明を聞く選手達
1人ずつ自己紹介する選手達
スクリムの前に両チームで握手

 種目はRiot Gamesの「VALORANT」で、5人1組で1チームを編成し、1チームごとに専属のコーチが付く。コーチは、ゲームのオンライン家庭教師サービスを提供するゲムトレでコーチングを行なっている現役の「VALORANT」プレーヤーで、加えて過去のFPS大会で豊富な実績を持つプロゲーマーJasper氏、MOTHER3氏らも、ゲストアドバイザーとして参加。さらに、大会を行なう3日と4日目には、eスポーツの実況解説でお馴染みのOooDa氏、「VALORANT」部門で輝かしい実績を持つプロチームZETA DIVISIONから3人の選手が参加するなど、高校生向け合宿とは思えないほどの豪華過ぎる布陣で、eスポーツアスリート予備軍の高校生に最高の夏を提供する。

【練習風景】
プレイエリアは6台1組。1人はコーチ用
スクリムを観戦しながらメモを取るコーチ
女子も2名参加。実力はプラチナ3とゴールド1となかなかだ

 初日の22日は、チーム分けとオリエンテーション、参加選手の写真撮影などが行なわれた。参加した高校生は44名で、男子42名、女子2名、北海道から沖縄まで、文字通り全国から参加していた。後日のチーム戦に備えて同等の強さになるように現状のランクによってあらかじめチームわけされ、下はシルバー1から上はイモータル3まで、実に幅広い力量を備えた選手たちが集まった。驚いたのは、高校生プレーヤーにも関わらずランク上位のイモータル、アセンダントクラスがごろごろひしめいていることで、それを教えるコーチ陣も、ランク最上位のレディアントかその下のイモータルクラスと、高校生イベントと思えないほどレベルが高かった。

スクリムの合間に、ユニフォーム姿でプロカメラマンによる写真撮影も
バックヤードの様子。大会が開けるような(実際練習試合は行なわれるが)設備が整えられている
こちらは用意された周辺機器。全員、自前のアイテムを持ち込んでいるためか、使用者はほとんどいなかった

 初日はスクリムをこなしながら、コーチがボイスチャットを通じてアドバイスを与えたり、Discord等を使ってコーチングを行なう姿が見られた。2日目からは、特別ゲストのJasper氏やMOTHER3氏が合流予定で、eスポーツ合宿が本格化する。eスポーツキャンプの模様は後日詳しくお伝えする。

食事は現地の専門学校と提携して会場で提供される
食事はチームで一緒に。まさに合宿だ
会場裏には厨房も用意されている