PS2時代の最後を飾る名作。「ファイナルファンタジーXII」は本日3月16日で16周年！

　スクウェア・エニックスのRPG「ファイナルファンタジーXII」は、2006年3月16日の発売より本日で16周年を迎えた。

　「ファイナルファンタジーXII」は、プレイステーション 2用タイトルとして発売されたRPG。PS2でリリースされた「FF」シリーズは本作で最後となった。舞台はまだ魔法が存在し、飛行艇が大空を埋めていた時代のイヴァリース。プレーヤーは主人公・ヴァンとなり、アルケイディア帝国侵攻の裏に隠された謎を追う。

　本作の特徴が、「ファイナルファンタジー」シリーズで初めて使用された「アクティブ・ディメンションバトル（ADB）」。フィールド移動とバトルの区分けがなく、フィールド上には最初からモンスターなどが表示され、探索とバトルの切り替えがシームレスにできる。また、メニューを開いている間はゲームの進行が止まる「ウェイトモード」と、開いている間もゲームが進む「アクティブモード」の2つが用意されているのも特徴だ。

　また、テーマソング「Kiss Me Good-Bye」には、「手紙～拝啓 十五の君へ～」などで知られる歌手アンジェラ・アキさんを起用。当時はまだデビュー前で、「FF」シリーズの音楽を手掛ける植松伸夫氏によって起用が決定された。

「FF」シリーズの音楽を担当する植松伸夫氏

試遊会ではアンジェラ・アキさんも登場していた

　2017年には、「ファイナルファンタジーXIIインターナショナル ゾディアックジョブシステム」をベースに、モデルの解像度向上や、現代の映像技術の採用、システムの改良が施されたリマスター版「ファイナルファンタジーXII ザ ゾディアック エイジ」が発売。「FFXII」の世界が美しくなって蘇り、世界累計100万本以上を記録するヒットとなった。現在は、PS4、Steamなどのほか、Xbox OneやNintendo Switchでもプレイすることができ、自分に合ったプラットフォームで本作をプレイできる。