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「Call of Duty: Vanguard」マルチプレイの新モード「CHAMPION HILL」が登場!

過去シリーズとのクロスオーバーも実現

【CoD:Vanguard】

11月5日発売予定

価格:未定

 ActivisionのFPS「Call of Duty: Vanguard(コール オブ デューティ ヴァンガード)」(以下「CoD: Vanguard」)の開発陣によるオンラインプレゼンテーションでは、キャンペーンモードとともに、マルチプレイモードについても触れられた。「CoD」シリーズでは欠かすことのできない、プレーヤー同士の対戦や協力が行なわれるマルチプレイモードについて、Sledgehammer GamesのクリエイティブディレクターGreg Reisdorf氏が解説した。

 本作のマルチプレーヤーは、発売時に20のマップを用意。このうちの16マップが常時遊べる「コアマップ」だという。これらはキャンペーンモードの舞台となる西部戦線、東部戦線、北アフリカ戦線などがモデルとなっているという。プレーヤーキャラクターはキャンペーンモードと同じく特殊部隊であり、環境に準じて斬新で戦略的なゲームプレイを楽しめるようになっているとのことだ。

 ここで披露された映像では、建物の中で手持ちの銃を撃ちまくるミニマムな戦闘が展開している。窓に打ち付けられた板やガラスブロック、木のドアや家具、棚に積まれた本などが、銃撃によってどんどん破壊され、同時に目の前に現われる敵を倒していく。戦闘の舞台となる建物の構造を理解し、攻撃によって破壊できる場所と破壊できない場所を理解することで、より有利に戦うことができるのは間違いないだろう。またスターリングラードのマップでは、建物の壁が崩れるといったシーンも見られ、戦闘中にシチュエーションが変わるということがあるのかもしれない。

 プレーヤーが手にする武器なども、開発陣の緻密なリサーチに基づいて設計されていて、それぞれが実物と同じ挙動をするように作られているそうだ。トリガーを引いたときに出る弾の弾道のみならず、マズルフラッシュや硝煙、飛ぶ薬莢など、非常にリアルに作られている。もちろん、その設定は背景の物質を壊すときにも反映され、それらは物理計算によって表現される。もしこのシーンが屋内に限った戦闘となるなら、屋外の広いマップを使った対戦とはひと味違った手応えのある戦闘となるのではないだろうか。

 そして次に紹介されたのが、マルチプレイの新モード「CHAMPION HILL(チャンピオンヒル)」だ。このモードは“特殊部隊の訓練”という設定のもと、複数のプレーヤーが参加し、ソロ(1対1)、デュオ(2対2)、トリオ(3対3)のチームで、4つのマップで構成されたバトルアリーナで最後まで生き残るために戦うというルールが展開する。

 各マップによってプレーヤーが脱落していき、4つ目のマップで「最後の1チーム(もしくは1人)」が決まるのだが、今はこの詳細は明かせないとのことだ。今回の目玉となるモードだけに。ディテールがとても気になる。続報を待ちたい。

 さらに「コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー」(以下「CoD: BOCW」)のゾンビモードと本作がクロスオーバーした、マルチプレイモード「Call of Duty: Vanguard Zombies」も収録。「CoD: BOCW」のゾンビモードのプロローグがこのモードで描かれるという。このモードはTreyarchスタジオが開発を手がけている。

 また「コール オブ デューティ ウォーゾーン」とも連動し、Raven Softwareが手がける新たなマップを今年中に配信。「CoD: BOCW」や「CoD: MW」とこの「CoD: Vanguard」を繋ぐメタバースとなり、発売後には新たなマップ、武器、イベントなどのコンテンツが無料で配信される予定となっている。

 この「CoD: Vanguard」で確立された新たなモードに加え、過去シリーズとのクロスオーバーなどで、マルチプレイにさらなる盛り上がりが期待される。11月5日の発売まで、過去シリーズのモードで腕を磨いておくといいかもしれない。