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「アーマード・コア」シリーズ24周年。今日も体は闘争を求める

7月10日は初代「AC」の誕生日

【ARMORED CORE】

1997年7月10日 発売

「ARMORED CORE」シリーズ第1作目のパッケージ見本

 本日7月10日はロボットバトルアクションの金字塔「アーマード・コア」(ARMORED CORE)シリーズの誕生日。フロム・ソフトウェアが1997年同日に「ARMORED CORE」をリリースして以来、今年2021年7月10日で24周年となる。

 シリーズ第1作目となる「ARMORED COREは、1997年7月10日にプレイステーション向けに発売された。続いてスピンオフの「PROJECT PHANTASMA」(ACPP)、「MASTER OF ARENA」(ACMoA)が同じくPS向けに登場。プラットフォームをPS2へと乗り換えて、2000年にナンバリングの「ARMORED CORE 2」が発売、その後もスピンオフを含めて全10作余りがリリースされた。最新作の「ARMORED CORE VERDICT DAY」(ACVD)がPS3/Xbox 360向けに発売したのは2013年9月のことだ。

2013年9月26日にPS3/Xbox 360向けに発売したシリーズ最新作「ARMORED CORE VERDICT DAY」

 「アーマード・コア」シリーズは、“アセンブル”と呼ばれる機体のフルカスタマイズに対応しており、数百種類におよぶパーツや武器を組み合わせて自分だけのオリジナル機体を作って戦う3Dバトルアクションだ。その自由度の高さと、複雑を極める操作系統と独特な操作テクニックの数々で数多のロボットゲームファンを魅了した作品である。

【「ACVD」のスクリーンショット】
フロムならではの美麗なムービーシーン
その鉄臭さがシリーズの魅力
アセンブルでは個別のパラメータを持ったパーツを組み合わせて自分用のオリジナル機体を作り上げる

 シリーズの伝統として、ゲーム内ではパイロットのビジュアルがほとんど使用されず、敵味方ともにテキストや音声を中心にストーリーが展開する。前述のアセンブルを生かした特徴的な機体の数々や、ユニークなセリフ回し、意外性に富んだシナリオで印象的なシーンの数々を生み出してきた。「だまして悪いが、仕事なんでな 死んでもらおう」(出展:AC2AA)や「手こずっているようだな、手を貸そう」(出展:ACNX)など、20年にわたって語り継がれる名台詞もある。

戦闘中でもシームレスに通信が飛び込んでくるため記憶に残りやすい

 ちなみに表題に用いた「体は闘争を求める」はシリーズを象徴するワードとして用いられることもしばしばあるが、「アーマード・コア」シリーズを出典とする言葉ではなく、ファンの投稿などから定着したもの。最新作の「ACVD」発売からすでに8年近くが経過した今日、レイヴンやリンクス諸氏は自然と体が闘争を求める状態であるが故に、この言葉が広く用いられる。