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「TGS2021 ONLINE」、インディーゲーム「選考出展」および「センス・オブ・ワンダー ナイト」の応募受付開始

【東京ゲームショウ2021 オンライン】

9月30日~10月3日 開催予定

 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(略称:CESA)は、9月30日から10月3日に開催する「東京ゲームショウ2021 オンライン」(略称:TGS2021 ONLINE)において、インディペンデントゲーム開発者を支援する2つの企画を開催する。

 1つは、TGS2021 ONLINE「インディーゲーム」カテゴリーに、審査員が選考したインディーゲームを無料で出展できる「インディーゲーム『選考出展』」。もう1つは、インディーゲーム「選考出展」の中から、特に優れたゲームアイデアを表彰するピッチコンテスト「SENSE OF WONDER NIGHT 2021(センス・オブ・ワンダー ナイト 2021/以下、SOWN2021)」。インディーゲーム「選考出展」の応募受付は4月27日より開始されている。なお、インディーゲーム開発者を支援するこれらの企画は、特定非営利活動法人国際ゲーム開発者協会日本(略称:IGDA日本)の協力を得て実施される。

 「東京ゲームショウ」では、2013年からインディペンデントゲーム開発者を支援する企画として、審査員が選考したインディーゲームを無料で展示するインディーゲームコーナー「選考ブース」を実施してきた。初のオンライン開催となった昨年の「東京ゲームショウ2020 オンライン」(TGS2020 ONLINE)では、同様の枠組みの企画として、「インディーゲーム『選考出展』」が実施され、世界中から371件の応募を集めた。選考の結果、21カ国・地域から80組の開発者がオンラインで出展された。

 一方の「SOWN」は“誰もがはっと、自分の世界が何か変わるような感覚”=「センス・オブ・ワンダー」を引き起こすゲームのアイデアをプレゼンテーションする企画として、2008年にスタートした。当初は単独で実施された企画だったが、2017年からインディーゲームコーナー「選考ブース」出展社の中から選ばれた開発者を「SOWN」ファイナリストとし、ゲームアイデアを発表する機会を提供する企画となっている。「TGS2020 ONLINE」では8組の開発者が「SOWN」ファイナリストとして選ばれた。

「インディーゲーム『選考出展』」と「SOWN」の目的

・実験的で、創造的な、ゲームデザインやアイデアを含んだゲームを紹介すること。
・ゲームにおける「センス・オブ・ワンダー」の重要性を紹介し、ゲーム産業の活性化を図ること。
・実験的なゲームを開発している人たちに、将来へのチャンスの場を提供すること。
・ゲームデザインに新しい領域を作り出していくこと。

 発表を期待されているのは、プロトタイプのデモや、実験的な要素を持った発売済もしくは発売予定のゲーム、変なことを思いついた学生が開発したゲームといったもので、プロやアマチュアといった区別も全くない。ベンチャー企業のゲームや、個人で開発しているような同人ゲームの応募も歓迎される。

「インディーゲーム『選考出展』」について

 「インディーゲーム『選考出展』」は、インディペンデントゲーム開発者が「インディーゲーム」カテゴリーに無料で出展できる企画となるため、応募規定に則っていれば、プロ、アマ、個人、法人を問わず応募できる。応募締切後、審査員による選考を経て、「インディーゲーム『選考出展』」が決定される。

 「インディーゲーム『選考出展』」に選ばれると、「TGS2021 ONLINE」内に出展社紹介ページが掲載されるほか、サイト訪問者に体験版の提供ができたり、ビジネスマッチングシステムを使って他の出展社とオンライン商談することが可能となる。さらに「TGS2021 ONLINE」の会期前に事務局側で、「インディーゲーム『選考出展』」各社がゲームファンの注目を集めるためのキャンペーンや、番組ライブ配信も実施される予定。

概要

会期:9月30日(木)~10月3日(日)
出展形式:オンライン出展
出展料:無料
応募方法: 「TGS2021 ONLINE」内にある「インディーゲーム『選考出展』」専用応募フォームから応募できる。
応募締切:6月18日(金)※日本時間
選考:審査員による選考を経て選出。
スケジュール: (1)応募者にインディーゲーム「選考出展」合否を通知:2021年7月中旬、(2)SOWNファイナリストに合格を通知:2021年8月中旬

■応募資格

・応募団体の年間売上について。
 法人:5,000万円もしくは50万USドル程度以下であること。
 個人:1,000万円もしくは10万USドル程度以下であること。

・応募団体が法人の場合、資本的に独立していること(例えば、大手ゲーム会社の資本が入っていないこと)。

■応募できる作品

・完全オリジナルなゲーム(二次創作コンテンツは許諾の有無にかかわらず出展不可)。
・応募者が開発の権利を有するプラットフォーム向けに制作されたもの。
・CESA倫理規定、CERO倫理規定に準じたもの、かつ以下4つのいずれにも相当しないもの。
 (1)CERO倫理規定にある「禁止表現」に抵触、または抵触する恐れのある表現が含まれている
 (2)CEROの審査で「Z」区分レーティングを受けた作品、もしくは「Z」区分に相当する表現が含まれている可能性がある
 (3)海外で既に発表されており、海外審査機関(ESRBなど)で「17+」(MATURE)区分の指定を受けている
 (4)海外で発表予定で、海外審査機関(ESRBなど)で「17+」(MATURE)区分の指定を受ける可能性がある(残虐性が強く「13+」(TEEN)区分に相当するとは思えない作品)

■インディーゲーム「選考出展」に関する問い合わせ先(メールのみ)

indiegame@eventinfo.tokyo

【注意事項】

※応募内容によって、追加の確認をさせていただく場合があります。
※応募内容によって、別カテゴリーをご案内する場合があります。
※SOWNファイナリストは、インディーゲーム「選考出展」の中から選考いたします。

「センス・オブ・ワンダー ナイト 2021(SOWN2021)」について

 「SOWN」は、インディーゲーム「選考出展」の作品の中から、「センス・オブ・ワンダー」を引き起こす特に優れたゲームアイデアに対して、プレゼンテーションの機会を提供するイベント。インディーゲーム「選考出展」として選ばれた作品の中から、最大8作品(予定)を「SOWN」ファイナリストとして審査員が選出するため、「SOWN2021」でのプレゼンテーションを希望するゲーム開発者は、まずインディーゲーム「選考出展」に応募する必要がある。

 「SOWN2021」は「TGS2021 ONLINE」会期中の10月2日に無観客で開催。その模様はオンラインで配信される。海外および遠隔地のファイナリストは、オンラインでプレゼンテーションを行なうか、あらかじめ制作したプレゼンテーション動画を発表する形での参加となる予定だ。各ファイナリストがプレゼンテーションした内容が審査され、「Audience Award Grand Prix」や「Best Game Design Award」などの各賞が決定する。

概要

開催日:10月2日(土)11時~13時を予定(日本時間)
会場:幕張メッセ(千葉市美浜区)の公式番組配信スタジオで実施し、オンラインでライブ配信予定
賞金: 大賞(Audience Award Grand Prix) 3,000 USドル、各賞(Best Game Design Award, 他) 500 USドル

【当日のプレゼンテーションについてと注意事項】

・登壇者はインディーゲーム「選考出展」への出展が前提となります。
・登壇者には、10分間のプレゼンテーションの時間を提供します。制限時間内にゲームのデモやプレゼンテーションを行なってください(日本語⇔英語の同時通訳があります)。
・海外および遠隔地のファイナリストは、オンラインでプレゼンテーションを行なうか、あらかじめ制作したプレゼンテーション動画を発表する形でご参加いただく予定です。
・プレゼンテーショの模様はオンラインでライブ配信し、ゲームの概要についても「TGS2021 ONLINE」で公開します。

「東京ゲームショウ2021 オンライン」(略称:TGS2021 ONLINE)概要

主催:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)
共催:日経BP、電通
後援:経済産業省(予定)
会期:9月30日(木)~10月3日(日)
開催方法:オンライン