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「俺屍」シリーズ開発のアルファ・システム、メテオライズと資本提携で子会社に

2月8日 発表

 メテオライズは2月8日、熊本県熊本市に本社を置くアルファ・システムと資本提携により、同社の株式100%を取得し完全子会社化したと発表した。また、今回の子会社化に伴い、メテオライズの代表取締役・渡邉幸二氏がアルファ・システムの代表取締役に就任。アルファ・システムの前代表取締役・佐々木哲哉氏は取締役として同社に残り、引き続き業務に従事する。

 アルファ・システムは、「俺の屍を越えてゆけ」や「式神の城」などのシリーズの開発を担当した、創業30年を超えるゲーム制作会社。大手ゲーム会社からの開発受託も多く手掛ける企業であり、コンシューマーゲーム向けの開発等に精通している。一方、メテオライズは、「叛逆性ミリオンアーサー」といったスマートフォン向けアプリゲームの開発や運営に力を入れているゲーム制作会社。昨今のアプリゲーム市場の拡大に対応し、開発基盤の強化・拡張を続け、より先端的な開発技術等の構築に力を注いでいる。

 今回の子会社化の背景として、メテオライズは「アルファ・システムの豊富な経験・実績と、当社の先端的な開発技術・開発環境を複合させ、それぞれの会社が抱える総勢100名を超えるエンジニア・クリエイター間のスキル・ノウハウ等の交流を行なうことで、多様なプラットフォームに精通した多くの人材を抱える開発会社」となるため、としている。

 また今後は、アルファ・システムにて受注している案件については、同様の開発環境下で開発を継続。さらに「グループ全体で抱える人材の力を集結させ、これまで以上のクオリティのコンテンツを制作し、また、従前の体制では対応が難しかった規模のプロジェクトへも積極的に関与し、より良い物を人々へお届けしていく」としている。

画像はPSP版「俺の屍を越えてゆけ」より