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新生児の名前で「凪」が急上昇。ベネッセコーポレーション、「たまひよ名前ランキング」を公開

「鬼滅の刃」やドラマ「凪のお暇」、「私の家政夫ナギサさん」の影響も?

11月4日 発表

 ベネッセコーポレーションは11月4日、赤ちゃんの名前に関する調査「たまひよ名前ランキング」を発表し、2020年は「凪」が男女ともに急上昇したことを明らかにした。

 「たまひよ名前ランキング」は2005年から毎年実施されており、今回のランキングは2020年1月より9月までに生まれた新生児19万7,940人を対象に、名前や読み、漢字などについての調査を行なったもの。男の子の名前は「蓮」が3年連続、女の子は「陽葵」が5年連続1位となったことなどが発表された。

 また、今回の調査では「凪(なぎ)」が男女ともに急上昇。「凪」は風や波が静まることを意味する語であり、2020年は新型コロナウイルスの影響などからも「平穏」、「穏やか」といった願いが込められている可能性や、男女ともに順位を上げていることから名前における男らしく・女らしくという意識の薄まりやジェンダーレス化の傾向が現われているとしている。

 さらにドラマ「凪のお暇」(TBSテレビ系2019年7月~9月)、「私の家政夫ナギサさん」(TBSテレビ系2020年7月~9月)(※読み「なぎ」として)や、漫画「鬼滅の刃」の登場人物、冨岡義勇が使う技の名前として「凪(なぎ)」が登場することなどから、2020年に人々が目や耳にする機会が増えた漢字であったことの影響も示唆されている。