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miHoYo、iOS版「原神」の”クリップボード情報取得問題”について声明を発表

情報取得は事実。ただし情報は他所に流していない

9月30日 発表

 中国のゲームメーカーmiHoYoは、9月28日に正式サービスを開始したオープンワールドRPG「原神」のiOS版において、アプリがクリップボードの情報を取得していたことに関する調査結果を発表した。

 本件はiOS 14にアップデートしたiPhoneでゲームを起動すると「原神に○○(アプリ名)からペースト」という通知が出ることから、「原神」がiPhoneのクリップボードの情報を不正に取得しているのではないか、という疑惑に端を発するもの。

 声明によればこれは事実だが、問題はiOS版のみに存在しており、読み取った情報に対しての処理、保存、アップロードなどは「一切行っていない」と説明している。経緯としては各システムのテストのため、ゲームの早期内部テスト版においてコンソール機能を設置。該当機能はクリップボードを通して指定されたコードをゲーム内にコピーして、コンソール画面を起動するためのものだったという。本来は正式版で該当機能を削除する予定であったが、完全に削除されていなかったことが発覚、今回の問題につながったという。

 なお、現在miHoYoはApp Storeに該当機能の削除申請を提出しており、審査通過後、ゲームをアップデートすることでゲームデータに影響なく機能の完全削除ができる見込み。重ねて、miHoYoはユーザーに対する謝罪とともに、「再度明言いたしますが、原神運営チームおよびmiHoYoはあらゆるプレーヤーの個人情報や利益を損なう行為をいたしません」とコメントしている。