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第1節からウメハラvsときどが実現!「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2020」開幕戦
2020年9月26日 12:09
- 9月25日 配信
カプコンは9月25日、対戦格闘ゲーム「ストリートファイターV チャンピオンエディション」を使用したチームリーグ戦の新シーズン「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2020」(以下、SFL: Pro-JP 2020)の開幕戦の模様を東京ゲームショウ2020の配信枠にて公開した。
SFL: Pro-JP 2020はジャパン・eスポーツ・プロライセンスを保有する世界トッププロと、リーグ参加を目指し予選認定大会を勝ち抜いてきた選手がチームを結成し、名誉と賞金をかけて熾烈な戦いに挑むというもの。
本大会はの形式は3on3のチーム戦(1チーム4人なので1名がサポートに回る)、全6チームによる総当たり戦を行ない、獲得ポイントを競う。上位3チームが決勝戦へと駒を進める。試合は先鋒戦・中堅戦・大将戦をそれぞれ行ない、先鋒戦・中堅戦は勝利したチームに1ポイント、大将戦は2ポイントが加算される。どの試合も対戦ルールは2本先取となるほか、試合前に敵チームの使用キャラのうち1キャラだけバンできるルールも存在する。
リーグ開幕戦となる今回は、マゴスカーレットvsフードガイア、ネモオーロラvsモモチスプラッシュ、ウメハラゴールドvsトキドフレイムの試合が行なわれ、特にレジェンド、ウメハラ選手とライバルときど選手の試合が期待されていた。
開幕戦から怒涛の攻め&見事なコンボ
開幕戦となる第1戦は、マゴスカーレットとフードガイアの一戦。マゴスカーレット(マゴ選手、もけ選手、水派選手、MOV選手)はプロチーム「魚群」の3名に、ベテランMOV選手が加わったチームで、終始雰囲気の良さが伝わってくる。対するフードガイア(ふ~ど選手、どぐら選手、ぷげら選手、Shuto選手)は複数のキャラを使いこなせるメンバーを集めた「曲者集団」だ。
試合は先鋒戦を水派選手の「是空」と、ふ~ど選手の「レインボー・ミカ」が戦い、ふ~ど選手が怒涛の攻めで勝利、チームリーダーの力を見せた。続く中堅戦はもけ選手の「ラシード」と、ぷげら選手の「セス」がぶつかり、もけ選手がみごとなVトリガー絡みのコンボを決めるなどし勝利した。
1-1で迎えた大将戦はマゴ選手の「キャミィ」と、どぐら選手の「ベガ」の戦い。ベガが纏わりつこうとするキャミィに対処できるかが鍵となる。試合は1ラウンド目こそマゴ選手のキャミィが怒涛の攻めで勝利するも、そこからどぐら選手が冷静なプレイングでマゴ選手の隙をついていき連勝。フードガイアが大将戦を制した。試合後、どぐら選手は「ついマゴさんがよくなさそうだった。一試合目は落としたが、自分のペースでのらりくらりやれたのが勝因」と語った。
ネモオーロラが強さを見せつけた二戦目
続く2試合目は前回準優勝のチームリーダー、ネモ選手が率いるネモオーロラ(ネモ選手、sako選手、ガチくん選手、キチパ選手)と、今回リーグ初参戦となるももち選手率いるモモチスプラッシュ(ももち選手、藤村選手、ハイタニ選手、ジョニィ選手)の戦い。モモチスプラッシュは全員が同じプロチーム忍ismに所属していることから、チームワークも高そうだ。
先鋒戦はキチパ選手の「アビゲイル」と、じょにぃ選手の「G」の試合。キチパ選手は「ザンギエフ」をメインに使うプレーヤーだが、前回のリーグ戦ではそのザンギエフにバンを集中され、苦い思いをした経験があり、今回はサブキャラであるアビゲイルの練習も重ねてきたとのことだ。試合は、両者一発逆転のある高火力キャラということもあり互いに高火力コンボを叩き込む展開に。最後の最後まで試合はもつれたが、キチパ選手の執念の必殺技がじょにぃ選手に刺さり接戦を制した。
中堅戦はガチくん選手の「ラシード」と藤村選手の「豪鬼」の試合。安定感のある両者の試合は、豪鬼戦を得意とするガチくん選手が見事な立ち回りを見せ勝利。続く大将戦はネモ選手の「ユリアン」とももち選手の「セス」がぶつかるリーダー対決。この試合は、怒涛の攻めに定評のあるネモ選手が、Vトリガー「エイジスリフレクター」を用いたラッシュで勝ち切り、ネモオーロラが完全勝利した。
ウメハラvsときどが実現。まちゃぼーvs板橋ザンギエフは息をのむ展開に
3試合目はウメハラ選手が「チームメイトが強いのは間違いない」と評するウメハラゴールド(ウメハラ選手、まちゃぼー選手、カワノ選手、ナウマン選手)と、ときど選手とリーダーとして優勝経験のある板橋ザンギエフ選手という、実質2人チームリーダー体制のトキドフレイム(ときど選手、板橋ザンギエフ選手、りゅうせい選手、ストーム久保選手)の一戦。注目されたのはやはりウメハラ選手vsときど選手の試合だ。
待望のマッチはなんと1戦目から実現。お互いのメインキャラのガイルと豪鬼をバンし、ウメハラ選手は「影ナル者」、ときど選手は「ユリアン」を使用するサブキャラ同士の一戦となった。試合はキャラ相性の有利を前面に出したときど選手が終始優勢、ウメハラ選手も影ナル者の近距離での火力を出そうと食いつくも、ときど選手の適格で冷静なプレイの前に敗れた。
続く中堅戦、まちゃぼー選手の「ネカリ」と板橋ザンギエフ「ザンギエフ」のトッププロ同士の対決は、両者とも鋭い読みとキャラ対策が光る名試合だった。特に1マッチ目の3ラウンド目、板橋ザンギエフ選手のコマンド投げ「スクリューパイルドライバー」が序盤から何度も通り、追い込まれるまちゃぼー選手。
まちゃぼー選手も負けじとVトリガー「力の奔流」を発動し、クリティカルアーツ「魂の献上」を決めるコンボを叩き込み、画面端の怒涛の攻めを決め、逆転勝利をするかと思われたが、ここで板橋ザンギエフ選手が画面端の読み合いを制してこのマッチを勝利した。
試合はこのまま、板橋ザンギエフ選手が勢いに乗り勝利する展開もありえたが、まちゃぼー選手は冷静に立て直し、怒涛の攻めと冷静な守りを的確に行ない連続で勝利。中堅戦はウメハラゴールドがポイントを獲得した。
大将戦はカワノ選手の「コーリン」と、りゅうせい選手の「ユリアン」の試合。若手同士の試合は接戦となったが、最後はりゅうせい選手が通常投げの読みあいに勝ち勝利した。
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