超大物助っ人として出川哲朗さんがナムコスターズに入団!! 「プロ野球 ファミスタ 2020」リアルガチ発表会

　9月17日に発売予定のNintendo Switch用プロ野球アクション「プロ野球 ファミスタ 2020」。本作について、「『プロ野球 ファミスタ 2020』リアルガチ発表会」が東京の渋谷ストリームホールで開催された。

　このイベントでは同作のプロデューサーである森口拓真氏、野球YouTuberとして再生回数4億回以上を誇る日本一の野球チャンネル「トクサンTV【A&R】」のトクサンさんとライパチさん、ピノ役の声優として出演している落合福嗣さん、そして神奈川県横浜市の高校野球強豪である武相高校野球部出身にして、東京ヤクルトスワローズファンクラブ名誉会員第一号、そして発表会の名”リアルガチ”の由来でもある出川哲朗さんが本作の魅力を紹介していった。

登壇したゲストとの掛け合いを見事にこなしつつ、「プロ野球 ファミスタ 2020」のセールスポイントを紹介していったプロデューサーの森口拓真氏

　登壇者が一通り揃ったところで、出川さんが出演する同作のTVCMが2パターン紹介された。出川さんによると、単にゲームで遊んでるところを撮影し、それを編集するという手法で撮影されたそうで、「ただゲームで遊んでるだけなのにお金をもらっていいのかな？」と感じたとのこと。

　トクサンさんらによれば、TVCM収録時の出川さんはゲーム初心者らしいミスを連発していたものの、カメラが寄ったタイミングになるとホームランを打ったりといった好プレイを連発。ここぞというときに力を発揮する出川さんらしさを絶賛していた。

　また、森口プロデューサーはTVCMのラストシーンに言及した。どうやったら綺麗にズボンが落ちるかを真剣な顔で追求する出川さんのプロらしい姿勢を紹介するも、これに出川さんは照れまくり。「やめてくれますか？」と森口プロデューサーに迫っていた。

Joy-Conを使って腕を振ったりして遊ぶリアルなプレイ感覚への驚きをオーバーアクションで表現する出川哲朗さん。その話芸はさすがの一言。会場を何度も笑わせていた

トクサンさん（左）とライパチさん（右）が運営する「トクサンTV【A&R】」のチャンネル登録者数はなんと55万人。まさに日本一の野球チャンネルだ。この2人とのコラボも「プロ野球 ファミスタ 2020」のセールスポイントのひとつ

出川さんのキャラクターには専用スキルも！

　その後は今作ではプロ野球全12球団はもちろん、独立リーグや軟式野球、ソフトボールの選手など、全23チーム総勢1,000人以上もの選手が実名で登場するほか、ナムコスターズ結成の秘密が紐解かれるストーリーモードが収録されているなど、「プロ野球 ファミスタ 2020」のセールスポイントが次々と紹介されていった。

　中でもやはり目玉となるのは、ナムコスターズの超大物助っ人として出川哲朗さんがナムコスターズに入団するという要素。出川さんのキャラクターは期間限定特典としてダウンロードが可能だとのこと。

　なんと出川さんのキャラクターは二塁手、外野手、投手として3通りの能力を持っているそうだ。出川さんは打者としては走力がゲーム中最低ランクである「F」に設定されていることに嘆きつつも、ピッチャーとしては160km/hという球速を持つことに驚いていた。

　実は現実の出川さんはプロ選手を相手に投げたときには球が遅すぎて打者が待ちきれず、「一度も打たれたことがない」そうだ。その現実に即してか、ピッチャーとしての決め球には「超スローボール」が。160km/hの速球と超スローボールを織り交ぜての投球はかなり強力な武器となりそうだ。

　ちなみに出川選手のキャラクターは固有のスキルもユニーク。「ヤバいよヤバいよ」は2ストライクに追い込まれたとき、「リアルガチ」は得点圏にランナーがいるときに、それぞれ能力がアップするのだという。もちろんどちらも出川さん専用スキルであるとのこと。

ステージではプロ野球12球団から選手を選んで編成した”出川さんが考えるドリームチーム”の発表も行なわれた。その名も「ヤバイよ！ JAPAN」

落合福嗣さんが生歌も披露

　ここで森口プロデューサーは「選手としての出川さんの実力を測定し、ゲームに反映させたい」と発言。バットを実際に振って、そのスイングスピードを計測するという流れに。

　ところが、舞台袖に退き、再び登場した出川さんが手にしていたのは、なんとスポーツ用品メーカーのミズノから提供された全長2m、重さは約15kgもあるという、出川さんより大きな巨大木製バット。

　もちろんそれは冗談で、森口プロデューサーはすぐにスイングのスピードを測るセンサーを取り付けた軟式野球用のバットを取り出した。バットを振ってみせる出川さんを見た落合福嗣さんが、父である博満さんから2～3年前に初めて教えたもらったという「バットは寝かせて構えるほうがロスが少ない」というアドバイスを伝授する一幕もあった。

　その落合福嗣さんだが、ゲームに登場するキャラクター、ピノ役として声優を務めているだけでなくテーマソング「GREAT BASEBALL」も歌っているとのこと。この日のステージでは、その生歌も披露された。

　質疑応答やフォトセッションも含めて1時間強という短いイベントながら、「プロ野球 ファミスタ 2020」の新要素を紹介するだけでなく、登壇した各ゲストの見せ場も多い、中身の濃いイベントとなった。

スポーツ用品メーカーのミズノから提供されたという巨大バットとグローブに翻弄される出川さん。この後で本作とミズノのコラボが予定されていることも発表された

センサーを取り付けたZETT製の軟式野球用バットで、スイングスピードを計測。ソフト発売後のキャンペーンではこのバットや親子グローブセットがプレゼントの賞品として予定されているという

本作のテーマソング「GREAT BASEBALL」をステージで熱唱する落合福嗣さん。出川さんには「あの憎たらしい悪ガキがこんなに成長して」と突っ込まれていた。