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ほぼ日、書籍「『MOTHER』のことば。」プレイ&チェックチームメンバー募集
「MOTHER」ファンが書籍の最終チェックを行なうという協力企画スタート
2020年7月15日 13:11
- 7月15日~7月20日11時 メンバー募集
ほぼ日は、12月に発売を予定しているRPG「MOTHER」シリーズ全3作のことばをすべて集めた書籍「『MOTHER』のことば。」の「プレイ&チェック」をする人を募集している。募集期間は、7月15日から7月20日11時までで、募集人数は50~100人。
募集の経緯
6年前に製作が始まった「『MOTHER』のことば。」は、RPGのなかにあることばをぜんぶ収録した書籍。前例がなく、なにからなにまで特別な内容となっている。
通常、書籍はだいたいでき上がったあと、事実の確認や日本語をチェックするために第三者のプロの校正者に内容の客観的なチェックをするが、ゲームのなかにある大量のことばをできるだけ読みやすく収録したこの本は、セリフの表記や発言者の表現、フローチャートのデザインなど、独特の仕様で成り立っている。そのため、この本が意図したように正しくできているかどうかを確認するには、ゲームをプレイしながら、照らし合わせるしかないのではないか、ということになった。
上記の様な経緯で、今回の募集は「MOTHER」ファンのちからを借りて最終チェックを行なうという、過去に例のないファンとの協力企画で、本の最終チェックを、応募した「MOTHER」ファンのプレイによって行なう「プレイ&チェック」となっている。
協力した人には、完成した「『MOTHER』のことば。」が発売時に送られるほか、報酬として1万円(税込)が支払われる。また、公式ページの協力者リストに、希望する名前が記載される。
募集について
募集期間:7月15日~7月20日11時締切
合否通知:7月27日
プレイ&チェック作業期間:8月1日~8月31日
募集の詳細、応募フォームなどは、「『MOTHER』のことば。 プレイ&チェックチームメンバー募集」のページにて公開されている。
【本の制作チームよりコメント】
ロールプレイングゲームのなかのことばは、とても複雑な仕組みで組み込まれていて、「データにあることばを 機械的に確かめればOK」というわけにはいきません。
たとえば、ある条件によってのみ出ることば。たとえば、状況によって変化することば。たとえば、データには存在するらしいけれども、ゲームのプレイ中には出ないと思われることば……。そういったことが、とても複雑に作用し合って、「MOTHER」のことばは成り立っています。
この特別な本を成立させるにあたり、すこしでも精度の高いものにしたいと思い、「MOTHER」ファンのみなさんにご協力をお願いすることにしました。どうぞ「プレイ&チェック」のチームメンバーになって、「『MOTHER』のことば。 」を一緒に仕上げてください。みなさまのエントリーをお待ちしています!
【ほぼ日MOTHERプロジェクトについて】
糸井重里氏がつくったRPG「MOTHER」は、「MOTHER」(1989年)、「MOTHER2」(1994年)、「MOTHER3」(2006年)と発売から長い年月が経っているにも関わらず、いまなお、世界中で支持されている。
ほぼ日では、シリーズ3作のことばをすべて収録する本を製作し(12月発売予定)、それにともなって「ほぼ日MOTHERプロジェクト」を4月30日に起ち上げた。プロジェクトのWebサイト、同サイトにて登録できるメールマガジンなどを通じて随時情報が発信される。
© HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN