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いよいよPS5の時代へ! 日経新聞、プレイステーション 4の生産現場をフォトレポート

6月26日公開

 日本経済新聞は6月26日、プレイステーション 4の生産現場のフォトレポートを、日本のメディアで初めて掲載した。

 プレイステーションシリーズは、1994年に誕生以来、主に中国広東省の深センや東莞といった地域の生産工場で大量生産が行なわれ、世界中に出荷されてきた。日本国内でも千葉県木更津にある工場で少量が生産されており、今回のレポートではその「木更津サイト」に密着取材が行なわれている。

 プレイステーションに限らず、ゲームコンソールの生産工場は、メディアおろか、プラットフォーマーの社員ですら立ち入り厳禁というのは有名な話で、この密着取材では極めて貴重な写真がたっぷり掲載されている。

 このレポートの存在が意味しているのは、プレイステーションビジネスの主体が、いよいよ今年のホリデーシーズンにリリースされるプレイステーション 5(PS5)に移行しつつあるということだ。PS5のプロトタイプが木更津サイトで開発されているかはわからないが、もしそうであれば、取材班が未踏のエリアには、ピカピカのPS5の生産ラインが完成しており、そこはこの記事に掲載されているものとは世代の異なる設備で満たされているはずだ。

 あえて旧世代の設備を見せてコンペティターの目を欺く、という意図はさすがにないにしても、“見せていいもの”ばかりで、実際にはソニーの生産工場は次の世代に到達しており、次世代に向けて戦う準備が完了したと考えるのが妥当だろう。いよいよスタートする人類何度目かの次世代機戦争。その幕開けが楽しみだ。

【プレイステーション 5】