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任天堂、ニンテンドーネットワークIDへの不正ログインの発生を発表

不正アクセス防止のためNNID経由のニンテンドーアカウントへのログイン機能を停止へ

4月24日発表

 任天堂は4月24日、ニンテンドーネットワークIDになりすましログインが行なわれ、ニンテンドーネットワークIDを経由して一部のニンテンドーアカウントに対して不正ログインが発生した可能性があることを明らかにした。

 なりすましログインによる不正アクセスが発覚したのは4月上旬頃としている。任天堂は4月7日の時点で不正アクセスが増加傾向にあることを告知していた(参考記事が、改めて全容を発表した。

 これまでの延べ16万件のアカウントに対してなりすましログインが行なわれ、ニンテンドーネットワークIDに登録されている情報(ニックネーム、生年月日、国/地域、メールアドレス)、そしてニンテンドーネットワークIDに紐付けているニンテンドーアカウントの登録情報(おなまえ、生年月日、性別、国/地域、メールアドレス)がそれぞれ流出した可能性があるとしている。

 このニンテンドーネットワークIDとは、ニンテンドー3DSやWii Uで使用されていたアカウントで、Nintendo Switchで使用されているニンテンドーアカウントとは別物。不正アクセス者は、任天堂サービス以外からの何らかの方法でニンテンドーネットワークIDとパスワード情報を不正に入手し、個人情報を抜き取った可能性がある。

 任天堂はユーザーの利便性を確保するために、ニンテンドーネットワークIDとニンテンドーアカウントを連携機能を提供していたことがあだとなり、二段階認証をしていなかったニンテンドーアカウントの情報も抜き取られた可能性がある。

 任天堂は今回の不正アクセスを受けて、ニンテンドーネットワークIDを経由してニンテンドーアカウントにログインする機能を廃止。今後ニンテンドーネットワークIDでのニンテンドーアカウントへのログインはできなくなる。また、不正ログインされた可能性のあるニンテンドーネットワークIDやニンテンドーアカウントに対し、順次パスワードリセットを行なうとしている。

 任天堂は、オンラインサービスの利用者に対して、ニンテンドーアカウントの二段階認証を設定するよう呼びかけている。

・不正ログインを受けた可能性のあるNNID
約16万アカウント

・第三者に閲覧された可能性のある情報

ニンテンドーネットワークIDに登録されている以下の情報
ニックネーム、生年月日、国/地域、メールアドレス

ニンテンドーアカウントに登録している以下の情報
おなまえ、生年月日、性別、国/地域、メールアドレス

※ニンテンドーネットワークIDに不正ログインされた影響により、ニンテンドーネットワークIDが連携されているニンテンドーアカウント(二段階認証を設定しているものを除く)の情報についても、第三者に閲覧された可能性があります。