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ガンプラ、宇宙へ! 国際宇宙ステーションから発進したガンダムとシャアザクが、宇宙から東京オリンピックへのメッセージを発信
2019年12月3日 18:37
人類が宇宙で生活するという“宇宙世紀”を舞台にしたTVアニメ「機動戦士ガンダム」が誕生して40年、ついに“ガンプラ”が宇宙に旅立つ日がやってきた!
公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織委員会)は、東京オリンピック開催を祝う東京2020参画プログラム「ONE TEAM PROJECT」を行なっているが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)はこれに参加を発表、「機動戦士ガンダム」のプラモデル“ガンプラ”を宇宙に打ちあげ、メッセージを発する「G-SATELLITE 宇宙へ」を実施する。
このプロジェクトはJAXAと東京2020組織委員会が推進する「宇宙から東京2020エール!」企画第2弾。宇宙空間に放出した小型衛星からガンプラが出現、地上に向かってメッセージを発するというものだ。2020年3月にガンプラを収納した小型衛星「G-SATELLITE」をロケットで発射し、ISS(国際宇宙ステーション)で受け取った後、ISSから「G-SATELLITE」を発射、地球周回軌道に乗った後、コックピットが展開し、「ガンダム」と「シャア専用ザク」の2体が出現、まずはアムロとシャアの“肉声”で、東京オリンピックを祝うメッセージが発せられるという。
今回のプロジェクトのためにJAXAの協力の下BANDAI SPIRITSホビー事業部は“宇宙仕様”の特別なガンプラを製作した。超小型衛星に収納するためガンプラのスケールは1/144より小さい1/200、200°から-100°まで耐えうる特別素材で製作されている。塗料も東京大学の協力の下、宇宙線へ対応したものが使用されている。
オリンピックのために、目をオリンピックカラーの5色に変化するギミックを搭載。首も可動するという。足元にメッセージを表示する電光掲示板を搭載し、収録した応援メッセージを表示する。この様子を中継するため「G-SATELLITE」には7つのカメラが設置されており、多彩なアングルで宇宙空間にガンダムとシャアザクが並び立つ光景を地上に中継するとのことだ。
One Team Projectのページでは富野監督を始め様々な人物のインタビューを見ることができるほか、過去に行なわれた発表会の模様も見ることができる。東京大学の中須賀真一教授がなぜかシャアの格好をしていたり、ツッコミどころもあるが、見るほどに夢が広がる。今後の情報に期待したい。