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「ポケモンGO」開発のナイアンティック、観光振興などを目的として静岡県と連携

ナイアンティックと地方自治体の連携は初

11月5日 発表

 ナイアンティックは11月5日、静岡県との連携で観光復興および健康増進などを目的とした事業を進めていくことを発表した。

 ナイアンティックと静岡県は、観光復興および健康増進などを目的とし、世界に先駆けてプレイ環境の整備を連携して行なう。「Pokémon GO(ポケモンGO)」における「ポケストップ」や「ジム」などといったPOI(ポイント オブ インタレスト)のデータを静岡県がナイアンティックに提供し、観光スポットや避難経路、ウォーキングルートなどを示した周遊マップの作成などが予定されている。まずは伊豆半島地域において、各地域の史跡名所や公園などを中心に、今後の取組を実施していくための基盤となるプレイ環境の整備が行なわれる。

 また、ナイアンティック日本法人社長の村井説人氏は同日、静岡県知事と対談した。

 対談では静岡県知事に村井氏がナイアンティックおよび「ポケモンGO」の概要を説明。その中で村井氏は、「『ポケモンGO』にある『ポケストップ』は他の誰かが『ここを見ていただきたい、訪れていただきたい』と考えた場所である」とし、「歴史的価値のある、または芸術作品やストーリーのあるものが静岡県にはがたくさんある」と発言した。そこを地域の方が提供し、POIとしてナイアンティックの“地図”に増やすことで、地域の歴史的建造物などがもっと広がるのではないかという。

 なお、地方自治体がPOIのデータをナイアンティックに提供することは、ナイアンティックにとっても初めてのこととなる。

静岡県知事 川勝平太氏(左)/ ナイアンティック 日本法人社長 村井説人氏(右)