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「モンハン」の世界が目の前に! モンスターに会えるイベント「モンスターハンター15周年展」レポート
ここまで見せていいの!? 禁忌モンスターの情報も公開
2019年10月31日 15:25
- 開催期間:10月31日~11月12日 10時~20時まで
- 場所:ベルサール秋葉原(1F・B1F)
- 価格:
- 小学生 1,500円(税別)
- 中学生以上 3,000円(税別)
カプコンと大日本印刷(以下DNP)、ネイキッド(以下NAKED)は、ハンティングアクション「モンスターハンター」(以下モンハン)の15周年イベント「DNP Produce MONSTER HUNTER×NAKED『モンスターハンター15周年展』-THE QUEST-」をベルサール秋葉原(1F・B1F)にて開催した。期間は10月31日から11月12日まで。チケットは完全日時指定の予約制で価格は、小学生は1,500円(税別)、中学生以上が3,000円(税別)。
2004年にPS2用として登場してから、今年で15周年を迎える「モンハン」シリーズ。ゲーム内のフィールド上には自然環境や生物など多種多様な生態系が共存している。「モンハン」といえばその世界感も魅力のひとつであり、そんな広大な自然が広がるフィールドで強大なモンスター達を狩猟するハンティングライフの醍醐味を味わえる。
そんな「モンハン」の15年に渡る歴史と世界観を、実際にフィールドで体感することができるイベントが「『モンスターハンター15周年展』-THE QUEST-」である。気づけばもう15年……ポータブル機で発売されてから、狂ったように毎日狩りに出掛け「職業は自称ハンターです」と公言したかったくらいプレイ時間を費やし、作品と共に自分も成長してきたなぁ。としみじみ思い出を振り返りながら会場のベルサール秋葉原へ向かった。
ブラックライトでモンスターの痕跡探し!
いざフィールドであるB1Fの会場に入ると室内は薄暗くなっており、モンスターの鳴き声や、水の流れなどの環境音が聞こえてくる小道が続いている。まさに古代樹の森に自らの足で踏み入る感覚にテンションが高まる。会場に入る前にブラックライトを手渡されるのだが、ランプの明かりを頼りに「モンハンワールド」でお馴染みのモンスターの痕跡探しをすることができる。
床に写る導蟲と聞こえてくる音を頼りに、辺りを探索しながらライトを照らすと見えなかった痕跡が浮かび上がってくる。この痕跡はあのモンスターでは? というワクワク感と、ゲーム内の痕跡集めを実際に体験できる感動があった。
ハンターの痕跡探しは視覚、音以外に嗅覚も大切になってくる。リアルな世界感を堪能できるように、会場では実際にエリアごとの匂いも体感できる。ここでは霧がかった森に入ったような匂いがして、五感をフルに体感できる驚きの仕掛けが至る所に散りばめられている。
痕跡を頼りに小道を進んでいき、ツタのカーテンをくぐると目の前には森フィールドが広がっている。足元には小川が流れていて森の奥には巨大スクリーンが登場する。ここではリオレウスやナルガクルガ、ジンオウガといった歴代のモンスターと出会えるエリアになっている。
大画面に映し出されたモンスターは大迫力で、リオレウスがアプトノスを捕食する姿や、暗闇と同化し光る眼光と動きがとにかくかっこいいナルガクルガの生態などを間近で見ることができる。
さらにスクリーンに映し出された回復ミツムシは、タッチすることができる。ゲーム内のアクションを実際に体感できるのはファンとしても嬉しいサプライズだ。
360°のスクリーンでフィールドに入り込める!
森を抜けると四方八方をスクリーンに囲まれた砂漠・火山・海フィールドを体感できるエリアが現われる。映像と共にフィールドが切り替わり、フィールド上に生息している様々なモンスターが登場する。
火山ではブラキディオスが飛びかかり攻撃をして、粘菌で大爆発する姿や、砂漠ではディアブロスとディアブロス亜種の縄張り争いで突進する光景に、思わずびっくりして声を上げてしまった。モンスターの攻撃と迫力を大画面とサラウンド音響で実際に体感すると、狩猟中の恐怖感をより感じることができた。
時間でフィールドがコロコロ切り替わり、360°広がるフィールドをモンスターが自由に動き回る不思議な光景に、1日中眺めていたいという気持ちになった。
「モンハン:アイスボーン」の雪山フィールドには感動が待っていた
続いては「アイスボーン」の世界観を体験できる雪山フィールドへ。このエリアでは清涼感がある匂いに包まれており、ベースキャンプにはキンセンザルがお出迎えしてくれる。
さらに床や壁を使用して、ゲーム内に登場する温泉の映像も投影されており、実際に温泉に入ったような写真を撮影することができるフォトスポットとなっていた。
ベースキャンプを抜けると雪山フィールドへ突入。ここでは「アイスボーン」の世界を映像と共に4D体験することができる。雪山に設置スクリーンには、雪山に現われたティガレックスの姿が! 驚きなのはモンスターの動きに合わせて床が振動するので、モンスターと実際に対面した時の感覚を全身で感じることができるのだ。
モンスターの大きさと圧倒的なパワーに感動してスクリーンを夢中で見ていると、会場内に突如風が吹いてきて、吹雪と共にイヴェルカーナが登場。そして実際の会場内でも雪が降ってくるのだが、この後更なるサプライズが待っているのでぜひ会場で体感してほしい。
「モンハン」の歴史をまるっと振り返れる展示コーナー
1Fは資料展示のエリアになっていて、15周年展で初出しとなる貴重な資料や、装備が展示されている。会場に入って目に飛び込んできたのは、歴代タイトルの主要装備が原寸大でズラリと並んでいた。ハンターでなくともその圧巻の光景に思わず興奮してしまうであろう。
そして壁一面に配置されていたのが、「『モンハン』シリーズ武器の歩み」である。歴代の武器を全て見ることができ、あまりの膨大な数に圧倒されてしまった。あのシリーズでの時はこんな武器を使用していたなぁ、というように自身の思い出と共に武器を振り返ってみたり、武器の成長過程も垣間見ることができる展示となっている。
「モンハン」といえば狩猟前に食事するハンター飯も、ゲームで重要な要素となっているが、そんなハンター飯の成長過程を展示で見ることができる。ハンター飯を作ってくれるアイルーの姿が何とも可愛いのだが、「モンハンワールド」で出てくる美味しそうな食事が実際に立体造形として展示されている。
会場で初めて公開される映像「祝15周年! 歴代人気モンスターも集まるニャー!」は必ず見ておきたい。「モンハン」おなじみのサイズ比較動画だが、最新作の「モンハンアイスボーン」を含む15年間に登場した歴代モンスターの大きさを比較しながら振り返れる映像だ。
壁にはモンスターのサイズ比較できる展示もされているので、「レイギエナめちゃくちゃでかいな、ゾラマグダラオスなんてもうビルのサイズ感じゃん……」といったように色々な楽しみ方をすることができる。
「禁忌モンスター」情報がついに解禁!
「モンハン」には「禁忌モンスター」と呼ばれる表舞台には一切情報が開示されない古龍が存在する。伝説の存在と呼ばれており、シリーズをプレイしているハンターは出会うことができるが、武器や素材などもオフィシャルには一切情報公開されない伝説として扱われるモンスターである。
今回のイベントでは、「黒龍 ミラボレアス」をはじめとした「禁忌モンスター」の資料を見ることができる。「モンハン」シリーズのディレクターである藤岡要氏は、「当初はオンライン上でユーザー同士で楽しめる要素としていたが、時代の流れとして情報の伝達を止めることでコンテンツの楽しみ方の広がりがなくなってしまう」と考え15周年のタイミングで情報を公開することに踏み切ったという。
会場限定の「モンハン」グッズも盛りだくさん
会場ではここでしか買えないグッズも数多く販売されている。受注生産品や最新のコラボグッズなども購入することができるため、お財布の紐がつい緩んでしまいそうだ。
グッズで気になったのは、15周年を記念した超高額な純金とシルバーで造られたリオリウス希少種とリオレイア希少種のフィギュア。価格は驚きの800万円(税別)。夫婦を番で購入すると約1,600万円以上……。そんな貴重な実物を間近で見ることができるので、実際に購入する人が居るのかが気になるところ。
「モンハン」シリーズの歴史を感じるイベント
「DNP Produce MONSTER HUNTER × NAKED 『モンスターハンター15周年展』 – THE QUEST -」では、ゲーム中の体験を実際に五感を活用して体感することができた。そこにはモンスターを初めて見た時の感動や、作品の歴史とともに自分の成長も振り返ることができた。
イベントを通じて藤岡氏は、「体感型のイベントなので、目の前にモンスターを見るということを意識して作りました。全シリーズの武器を展示することも初めてなので15周年分の歴史を感じてもらえたらと思っています。15周年でしかできない展示イベントになっているので、ぜひ会場に遊びに来ていただけたら」とコメントした。
今回のイベントは「モンハン」シリーズ初となるフィールドを体感できるので、ハンターでなくとも楽しめる驚きが沢山詰まったイベントとなっている。ハンターは15周年の歴史を振り返りに、ぜひとも会場へ足を運んでいただきたい。驚きと感動のリアルな「モンハン」の世界を全身で体感できるだろう。
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