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VRで繰り広げられる「バイオハザード7」の世界に恐怖せよ!

「BIOHAZARD WALKTHROUGH THE FEAR」がを一足先に体験してきました

 「バイオハザード7 レジデント イービル」を原作としたVRアトラクション「BIOHAZARD WALKTHROUGH THE FEAR(バイオハザード ウォークスルー ザ フィアー)」が10月26日に東京・池袋にあるプラサカプコン池袋店 VR-X内にオープンする。その前日となる10月25日にプレス向けのプレイベントが開催され、一足先に体験してきたのでその模様についてお伝えしよう。

「バイオハザード」の新たな恐怖を体感できる

 キュープラザ池袋の3階にあるプラザカプコン池袋店。その奥まった場所に「BIOHAZARD WALKTHROUGH THE FEAR」は設置されている。プレイエリアは10.5×7mというかなり広いスペース。一度に2人~4人がプレイでき、プレイ時間は15~20分程度だ。プレーヤーはZOTAC製のバックパックPCを背負い、ハンドガンに見立てたHTC Vive Proコントローラーを手に持ってクリーチャーと戦うことになる。

 本作では以下のようなストーリーで展開される。

「BIOHAZARD WALKTHROUGH THE FEAR」ストーリー

 アメリカ・ルイジアナ州では行方不明事件が多発していた……。それぞれの理由で渦中のルイジアナ州を訪れていたプレーヤーたちは突然何者かに襲われ気を失ってしまう。気がつくと大きな屋敷の地下室に捕らわれていた! その屋敷の家主はジャック・ベイカー。一体誰がプレーヤーたちを誘拐したのか。幸いにも銃を所持していたプレーヤーたちは、同じ境遇にある者同士、協力して脱出を試みることになる……。

 バックパックPCはコードレスでバッテリーにより駆動。施設の四辺中央にセンサーが取り付けられており、そこで自分の位置を認識してプレイするようになっている。ゲーム中の音はヘッドセットから聴こえるほか、没入感を高めるためか、フィールドにもスピーカーが設置されているので、周りの音はまったく気にならなかった。

 プレイ開始時にプレーヤーには赤、青、緑、ピンクのファイルが渡され、それぞれにプレーヤーキャラクターを割り当ててのゲームプレイとなる。この時の色はプレーヤーが背負うPCの色と同じになっており、プレイ時には相手が立っている場所に、割り当てられたキャラクターが見えるという仕組みだ。

プレーヤーに割り当てられるキャラクター。筆者は緑だった。このキャラクターが相手に見えていることになる
プレイエリア全体を見渡したところ。かなり大きなスペースを使っている
これがプレーヤーが背負うPC。大きく見えるが意外と軽かった
すべてを装着するとこのようになる
壁上部に取り付けられているセンサー

 ゲームのミッションは、捕らわれたベイカー邸から脱出すること。その間にさまざまなクリーチャーが襲ってくるので、ハンドガンで撃退しつつ進んでいく。なおハンドガンに充てんされる弾数は最大で6発。あっという間に撃ちきってしまうが、その際には新たに弾を探し出して充てんしなければならない。ただし弾は色分けがされていて、自分に割り当てられた色の弾しか補充できない。銃弾が出現する場所もさまざまなので、他の人の弾を見つけたら教えてあげるなど、協力してプレイすることが重要だ。

 ちなみにクリーチャーはさまざまな場所から出現するので、いきなり目の前に登場したりしてビビった。女性プレーヤーの中には少し悲鳴を上げる人も。出てきたクリーチャーはしっかりと狙って撃つのが大事だが、一人で倒せるようにはなっていないので、先にも述べたとおり、協力プレイを心がけた方がよい。

ベイカー邸から脱出できたら成功
これがハンドガン。側面に残りの弾数が表示される。ライトの機能もあるので、見たい方向にハンドガンを向ければその場所が確認できる
同じ色の弾しか補充できない

 「BIOHAZARD WALKTHROUGH THE FEAR」を体験して思ったのだが、ヘッドホンをしてその世界に没入してしまうと、ベイカー邸をうろうろしている気分になれるのが不思議だ。しかも広いとはいえ、ある程度決まった場所を歩き回っているはずなのに、大きな屋敷をかっ歩しているような気分になれた。プレイ中は複数の部屋を出たり入ったりするのだが、その間に廊下を設けるなどして、広い屋敷を歩いているような“錯覚”を与えているそうだ。

 なおゲームプレイに当たっては気をつけるポイントがある。協力プレイが重要なので、基本的には固まって行動することになる。このため一緒になった人にぶつからないように注意しよう。決して走ったりしてはいけない。

 20分程度の体験プレイはあっという間だった。その間に起きたストーリーは当然ながらここでは述べられないので、ぜひとも実際に体感してみてほしい。「バイオハザード」シリーズのファンならハマること間違いない。