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Nintendo Switch「幻影異聞録♯FE Encore」、予約・購入者のキャンセル対応へ

任天堂「お客様への情報提供が当初より不十分であったと認識」

【幻影異聞録♯FE Encore】

2020年1月17日発売予定

価格:6,700円(税別)

 任天堂は、2020年1月17日に発売を予定しているNintendo Switch用RPG「幻影異聞録♯FE Encore」について、「お客様への情報提供が当初より不十分であった」として、予約・購入者を対象に、キャンセルを受け付けることを発表した。キャンセル手続きは、改めて後日公式サイトで発表される予定。

 「幻影異聞録♯FE Encore」は、2015年にリリースしたWii U用RPG「幻影異聞録♯FE」をベースに新要素を加え、全世界共通仕様でNintendo Switchでの発売が予定されている。

【幻影異聞録♯FE Encore [Nintendo Direct 2019.9.5]】

 今回問題になったのが、ゲームのベースとなっているのが、日本のゲームファンが当然そうだと思っていたWii U国内版ではなく、「幻影異聞録♯FE」の欧米版となる「Tokyo Mirage Sessions #FE」であり、そのことを事前に告知しなかった上、それでいて公式ホームページ上に掲載されているスクリーンショットは「幻影異聞録♯FE」のものを使っていたこと。日本と海外ではレーティング機構が異なり、キャラクタービジュアルなどコンテンツの一部の内容が変わってくる。

 そこで任天堂は10月10日のタイミングで、「幻影異聞録♯FE Encore」のベースが「Tokyo Mirage Sessions #FE」であることと、正しいスクリーンショットへの差し替えを行なったが、すでに同作の「あらかじめダウンロード」を開始した後だった。

 あらかじめダウンロードは、Nintendo Switchの予約購入システムで、事前にオンラインで購入決済を行なうことで、発売前にゲームのダウンロードが可能になるというサービス。パッケージの購入やダウンロードを待つ必要がなく、発売日の0時から遊びはじめることができる一方で、ゲームの内容について不十分な情報で購入することになり、なおかつあらかじめダウンロードでの購入はキャンセルできないという二重のリスクが伴う。

 任天堂は今回の件について「お客様にお伝えした情報に不足および誤りがありましたことをお詫び申し上げます」と謝罪した上で、特別措置としてあらかじめダウンロードを含む、すべての予約・購入者に対してキャンセルを受け付ける。キャンセル手続きの詳細については公式サイトで後日案内が行なわれる予定。

【スクリーンショット】