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レノボ、社会人のゲーマー支援を発表!「飲みニケーション」から「ゲーミニケーション」へ
同社の「Legion」デスクトップPCを1か月無償貸与
2019年9月14日 10:15
レノボ・ジャパンは同社ブースで行われたイベント「ベネット社長の挑戦状!PUBGサバイバルマッチ」の終了後、同社の代表取締役社長であるデビット・ベネット氏が「皆さんに発表があります」と切り出し、同社が今後社会人のためのサポートプログラムを開始することを発表した。
同社が展開するゲーミングPCブランド「Legion」は、PCゲーム文化の普及をコンセプトに、多くのゲーマーへPCゲームの楽しさを伝えることを目的として活動している。実際に同社のゲーミングPCは、国内市場が+15%拡大しているのに対して、出荷実績は前年比で200%を達成したという。
PCゲーム文化普及を目指して、同社は以下の3つについて注力をしている。まず1つめはPCゲームを始めたい人をサポートすること。そのためにオウンドメディアである「LEGION Doujou」を開設し、ゲーミングPC初心者に向けて動画コンテンツを配信したり、製品の最新情報を掲載するほか、イベント情報などのメールマガジンの配信といったことを行なっている。
そして2点目だが、PCゲームを始めたばかりの人でも参加できるオンライン大会「LEGION Doujou Cup」を開催すること。こちらについては先月終わったそうだが、大変好評だったという。「現在はチームで参加できる大会はあるが、2人で参加できる大会がない。Duoであれば友だちと参加が可能だ。それにプロゲーマーも初心者も参加できる大会は楽しい。今度の大会にはぜひ申し込んでほしい」とベネット氏。
3つめはPCゲームを実際に体験できる場作りだ。全国各地で店頭イベントを実施し、「国内のストアで触れられるようにする。誰でもどこでもPCゲームの楽しさがわかるようにしたい」とベネット氏は語る。
こうした、PCゲーム文化普及のための活動として、社会人のPCゲーム活動を支えるというステージに挑戦する。ベネット氏は「日本では昔、“飲みニケーション”が重要なコミュニケーションの一つだったが、新たなコミュニケーション方法がある。それが“ゲーミニケーション”だ。年齢に関係なく誰でもできるゲームを通して新しいコミュニケーションをしてほしい。ゲームこそが会社でのベストコミュニケーションツールだ」と強調する。
サポートに対する具体的な内容だが、まずは企業内で設立された“eスポーツ部”のサポートを行なう。ゲーミングPCを1か月無償貸与するほか、eスポーツ部の運営ノウハウを提供するという。
またレノボ・ジャパンがオンラインコミュニティのグループを開設し、その運営を行なう。具体的にはDiscordを使ってコミュニケーションを図るとのこと。そこではサポートや悩み解決のコミュニティをつくり、時間や場所を関係なくコンタクトできる環境が作られる。
加えてオンライン企業対抗戦を開催。金曜の終業後にオンライン練習試合を開催したり、オンライントーナメントを実施する。参加企業の目標は50社だ。ベネット氏は「実際に他の会社と大会で戦いたいという人が多い。そしてeスポーツ部をいろいろな会社で作ってもらいたい。会社としてオフィシャルなeスポーツ部が集まる企業のリーグを作りたい。大会を作って参加して盛り上げたい」と抱負を語る。大会は来年の4月以降に開催される予定だ。
本気で社会人を支援したいというベネット氏の意気込みが伝わってきたが、ベネット氏は「当社にはテレワークや働き方改革を進めるノウハウがある。eスポーツ部を楽しくやってほしい。来年の大会で会えることを楽しみにしている」と語り、今後に期待を寄せた。
ベネット社長残念! キル数はあまり稼げず
先ほどの発表前には「ベネット社長の挑戦状!PUBGサバイバルマッチ」としたイベントも開催された。ベネット氏と対戦するのは6名で、プロゲーマーチームと企業のeスポーツ部、メディアといった面々。「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」(以下、PUBG)のFPPモード/SOLO、WAR MODEでの対戦となる。20キルを決めると勝利者となるが、15分の時間制限がある。またマップはErangelを使うが、その中でも超狭いエリアでの戦いとなるほか、初期装備はアサルトライフルのみ。ただし倒されても10秒ごとに飛んでいる飛行機からリスポーンできる。
ゲーマーとしても知られているベネット氏だ。大会は3マッチで行なわれたのだが、猛者が集まったこともあり、ベネット氏はあまりキル数を稼げず。最終的にキル数が多かったのはメディアのチームだった。