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なんだこの建築速度は……!SCARZ所属プロゲーマーと「フォートナイト」で戦えるイベントがヨドバシAkibaで開催

IPSパネルで応答速度1ms!「27GL83A-B」タッチ&トライ

9月7日・8日

会場:ヨドバシカメラ マルチメディア Akiba

 LGエレクトロニクス・ジャパンは、ゲーミングイベント「LG UltraGear 体験イベント in ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba」を9月7日と8日に開催した。

 本イベントは、LGのハイエンドゲーミングモニターシリーズ「LG UltraGear」より「27GL83A-B」が9月13日に発売されるのを記念して開催されたもので、「Pro esports Team SCARZ(以下、SCARZ)」のメンバーとともに「27GL83A-B」を用いて「フォートナイト」がプレイできるという催しだ。

 「SCARZ」とのプレイは合間にトークショーを挟みつつ2部制で行なわれており、取材に訪れた7日の第2部ではKilluA選手とMuGI選手が参加して、現地で募られた参加者とともに熱いバトルを繰り広げていた。会場は土曜日の量販店の売り場の一角、eスポーツコーナーということもあり、「お、なんかやってるぞ」と足を止める買い物客の姿や、おそらくはゲーミングデバイスを見に来たつもりが吸い込まれるようにイベントの参加登録を済ませるゲーマーの姿も見られ、フロアの中でも特に賑やかな一角となっていた。

会場となったヨドバシカメラ マルチメディアAkiba2Fのeスポーツコーナー。デバイスを求める買い物客とイベントの参加・観戦者で賑わっていた
「SCARZ(Fortnite部門)」のLise選手(左)、KilluA選手(中央)、MuGI選手(右)
トークショーではSCARZの代表を務める友利 洋一氏も登壇。SCARZのチーム戦略について語った

ゲーマーが欲しいスペック全部入り!LGが放つハイエンドゲーミングモニター「27GL83A-B」

 新製品となる「27GL83A-B」は27インチでWQHD(2,560×1,440)解像度を備え、リフレッシュレートは144Hzに対応。さらに従来のIPSパネルは視野角や色再現度に優れる一方、応答速度がTNパネルより劣っていたが、「27GL83A-B」ではIPSながら応答速度1msを実現するパネルによって、映像の美しさとゲーマーが求める高解像度・リフレッシュレート・応答速度の全てを備えるまさに"全部入り"といったスペックのゲーミングモニターとなっている。

 加えてHDR10などにも対応しており、ゲーミング用途以外でも映画鑑賞などマルチな活躍が期待できる。ちなみに、本製品は会場となったヨドバシカメラ マルチメディアAkibaで53,870円(税込)のポイント10%還元、さらにイベント開催を記念して5%オフにて予約販売が行なわれていた。

展示された「27GL83A-B」とRyzen搭載ゲーミングPC
会場の端には「27GL83A-B」とTNパネルを採用したモニターが横並びで展示されており、色味や視野角の違いを確認できるようになっていた
トークショーで「27GL83A-B」を紹介したLGエレクトロニクス・ジャパン、マーケティングチーム次長 IT製品担当の森 斗志也氏
「27GL83A-B」製品のスペック
IPSパネルで1msを備える製品はかなり珍しい。ゲーミング用途はもちろん、その他の用途にも幅広く使えるスペックだ
本機はAMDの技術FreeSync対応ということで、トークショーではAMDのジャパンマーケティング本部 マーケティングスペシャリスト佐藤美明氏も登壇。ちゃっかりと同社のCPU、Ryzenをアピールしつつ、FreeSyncを「モニターとPCを仲良くする機能」と独自の表現で紹介した

目の前の敵を倒せばオールOK!カジュアルに参加できる体験イベント

 本イベントのメインとなる体験会は、それぞれKilluA選手とMuGI選手が率いる2チームに参加者3名を加えて対戦するという形式で行なわれた。また、体験会でのゲームモードはとにかく目についた相手を片っ端から撃ち倒し、制限時間内で可能な限りキル数を稼ぐという所謂「デスマッチ」などに近いルールとなっており、各部ごとに1番キル数の多かったプレーヤーにはなんと新製品「27GL83A-B」が贈られた。

 また、準成績優秀者には「SCARZパーカー」、参加者には「Hyper-X」の「ドローストリングバッグ」とAMDのレジャーシート、LG UltraGearのボールペンのグッズ詰め合わせが贈られるなど、ルールは単純明快ながら様々な景品付き、という見た目にもわかりやすく参加しやすいイベントとなっていた。

 参加者は大人から子どもまで幅広く、中には日頃Switch版「フォートナイト」をプレイしているというお兄ちゃんと、普段はゲームを全くプレイしない妹さんの2人で参加するという微笑ましい回なども見受けられた。もちろん、中には"ガチ勢"が参加する回などもあり、準備段階からキーバインドを使い慣れたものに変更しつつ、いざゲームが始まるとキルを取りまくるという光景も見られた。

プロ選手が率いる4人1チームの計4人vs4人で対戦!ただしチームでの勝敗ではなく、純粋にキルの獲得数で競うというシンプルなルール
兄妹で参戦!お兄ちゃんはSwitch版のプレーヤーとのことだが、PC版にもあっという間に適応して活躍していた
早速キーバインドを変更するガチ勢の姿も
大体どの回でも中央には「城」とでも表現すべき巨大な建築物がそびえ立っていた

 そしてやはりKilluA選手とMuGI選手の動きは凄まじく、視点をグリングリンと回しながら高速で建築を行ないつつ、的確なエイムでキルを取っていく。プロゲーマーの試合を背後から見られる機会はそうあるものではなく、その手元の操作量には圧倒されるばかりであった。ただ、キルの数字的にはそこまで参加者と大差はついておらず、話を聞くとそこはやはりユーザー参加型のイベントということで「基本はチームメイトと撃ち合って、建築などで参加者のサポートに回っていた」とのこと。

 また、「フォートナイト」を始めとしたTPSやFPSタイトルではエイムの際にモニターの応答速度やリフレッシュレートが重要になるが、「『27GL83A-B』でのプレイは非常に快適です!画面も綺麗ですね」とコメントしてくれた。

キーボードを斜めに構え、やや前傾姿勢でプレイするKilluA選手
背筋を伸ばし、ゲーミングチェアに背を預けるスタイルのMuGI選手。キーボードの一部はピンクのキーキャップでカスタムされていた

 こうしてSCARZのお2人との体験会やトークショーは進んでいき、この回での優勝者は22キルで見事「27GL83A-B」を獲得した。実は筆者もしれっとイベントに参戦してみたりはしたのだが、結果は燦々たるもので、参加賞のみを持ち帰ることになった。ただ、プロゲーマーと一緒にプレイできたことは非常に楽しかったし、モニターの「27GL83A-B」を始め、ゲーミングキーボードやマウス、チェアで組まれた"完成したゲーミング環境"をまるっと試せる機会というのは非常に貴重だと思った。

 やはりゲーミングデバイスは触って始めてその良さがわかるものだ。実はLGエレクトロニクス・ジャパンがこうしたイベントを主催するのは初とのことだったが、是非今後もこうした機会を設けてくれることを期待したい。

実力及ばず参加賞を貰ってきた。これはこれで結構嬉しい
22キル獲得で優勝を決め、SCARZのメンバーから「27GL83A-B」の目録を受けとる参加者。おめでとうございます!