世界最速の試遊会とLynさんによるミニライブなど！アトラス、「『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』完成披露プレミア」を開催

　アトラスは、プレイステーション 4用RPG「ペルソナ5 ザ・ロイヤル（以下、P5R）」の発売に先駆け、Billboard Live TOKYOにて「『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』完成披露プレミア」を8月30日に開催した。

　「『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』完成披露プレミア」では、「ペルソナ」シリーズのおしゃれな雰囲気にマッチする高級感あふれる会場で、開発スタッフの挨拶や、「P5R」の楽曲を歌うボーカリストのLynさんによるミニライブ、「P5R」のバトルを試遊できる体験会、登壇者によるトークが行なわれた。

　本稿では、「P5R」の世界最速となる試遊会のインプレッションと、イベントの様子をお届けする。

「カロリーヌ」と「ジュスティーヌ」がお出迎え！ おしゃれな雰囲気漂う会場

　本イベントの会場となった「Billboard Live TOKYO」は、100年以上の歴史を持つ音楽ブランド「Billboard」の名を冠する世界標準のクラブ＆レストラン。青色の照明で輝いた会場の雰囲気が大人な世界を感じさせ、「ペルソナ」シリーズのおしゃれな雰囲気に非常にマッチした会場だった。ガラス張りになった背景は都会の夜の街並みを映しており、Lynさんのライブにもよく合っていた。

　会場の入り口には、「ベルベットルーム」の看守「カロリーヌ」と「ジュスティーヌ」のパネルや、「P5R」のイラストがズラッと並んでおり、会場に一歩踏み込んだ瞬間、「ペルソナ」ワールドを感じられた。

　また、本イベントには、「ペルソナ5」のカラーをイメージしたオリジナルのノンアルコールカクテル「Five Royal」が用意されていた。ストロベリーとラズベリー、クランベリーの3種のベリーが入っており、酸味と甘みが調和した優しい味わいで美味しいドリンクだった。

会場への入り口。「カロリーヌ」と「ジュスティーヌ」が迎えてくれた

メインステージへの通り道にはイラストがズラっと並んでいた

ステージ。裏がガラス張りになっており、都会の街並みが見える

イベントが始まる前に楽しめるダーツコーナーも

体験会の様子

ノンアルコールカクテル。おしゃれ

本作の「メメントス」を試遊！ 新たなバトルシステムを体験

　体験会では、本作のダンジョン「メメントス」を約15分ほどプレイでき、新たなバトルシステムと「メメントス」に登場する新キャラクター「ジョゼ」による新システムを体験できた。

　本作のバトルは、敵の弱点となる攻撃をして再度行動するという根本的なシステムをそのままに、特殊演出のあるコンビ攻撃「SHOW TIME」や「ペルソナ」に特殊な効果が付与されている「特性」、他のキャラクターと行動順を交代する「バトンタッチ」の強化といった新要素が加わり、正統なパワーアップを遂げていた。中でも「SHOW TIME」は必見。キャラクター紹介映像などでも一部紹介されていたが、2人のキャラクター同士の掛け合いを見られる新たな演出によりド派手なバトルを楽しめる。本作のバトルにおける一番の変更点だろう。

　さらに、本作からは、「バトンタッチ」をすることで与えるダメージ量の上昇や、HP・SP回復量の上昇などの追加効果が発生するようになった。「バトンタッチ」は、敵の弱点をつきやすくなるため「P5」のころから重要なシステムだったが、本作からさらに重要度が増すだろう。

　また、先制攻撃時のBGMには新曲が使われており、「ペルソナ5」とは違う雰囲気でバトルを楽しめた。

各「ペルソナ」には、一部スキルの攻撃力が上昇したり、バトンタッチ時に与状態異常率をあげたりといった特殊な効果「特性」が付く

「坂本竜司」と「新島真」の「SHOW TIME」。ユニークな演出を楽しめる

　「メメントス」に登場する新キャラクター「ジョゼ」では、「メメントス」内に点在する「花」と「スタンプラリー」を使って、アイテムの交換と「メメントス」内での獲得経験値や獲得金額を上昇させる「認知変化」を行なえる。

「メメントス」での新たなUI。左の数字は「ジョゼ」でアイテムを交換する際に使う

「メメントス」に配置されたスタンプラリーをこなすことで、「ジョゼ」が「メメントス」内で発動する特殊効果を付与できる

「ジョゼ」。フロアを移動するごとにランダムで出現する

開発スタッフやアトラス取締役が登壇！SIEからはラブコールも

　本イベントのオープニングでは、アトラスの取締役である平岡直人氏、プロデューサーの和田和久氏、キャラクターデザイナーの副島成記氏、サウンドコンポーザーの目黒将司氏、さらにソニーインタラクティブエンタテインメント（SIE）取締役の盛田 厚氏、セガホールディングス代表取締役社長COOの岡村秀樹氏が登壇。各人それぞれの「ペルソナ」シリーズ、そして「P5R」に対する思いを語った。

　中でも盛田氏は、本作から吉祥寺がゲーム内に登場することを絡めて、学生時代に吉祥寺で女子大生にフラれたこというツラいエピソードを明かしつつ、「『ペルソナ』にはプレイステーションをフラないでほしい」と語り会場の笑いを誘った。「ペルソナ」シリーズは、アトラスやセガゲームスだけでなくプラットフォームホルダーであるSIEにとっても非常に重要なタイトルとなっているようだ。

新曲含む計5曲を熱唱！ 会場全体で盛り上がったLynさんミニライブ

　Lynさんのミニライブで披露されたのは、「P5R」の主題歌「Colors Flying High」と「P5」のオープニング曲「Wake Up, Get Up, Get Out There」、先制攻撃時に流れる「Take Over」など、新曲を交えた計5曲。会場を訪れたファンはLynさんの力強い歌声に合わせ、時に激しく、時にしっとりとサイリウムを振り、音楽を楽しんでいた。中でも筆者が個人的に嬉しかったのが「Beneath the Mask」。作中の日常パートで流れる曲なので、何十時間と聞いたはずだ。それだけに思い出深い曲で、すでに前作をプレイしてから約3年ほどの時間が経っているが、日常パートでのイベントの数々が鮮明に頭に浮かんだ。

　なお、「『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』完成披露プレミア」の様子はAbemaTVにて放送終了後の7日間まで無料で視聴できる。Abemaプレミアムであればその後も視聴可能だ。

　10月31日の発売まであと少しの「P5R」。9月に開催される「東京ゲームショウ 2019」では試遊やイベントの開催も決定しているので、ファンは是非幕張メッセを訪れ、新たな「ペルソナ」を体験して欲しい。

Lynさん