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冒頭の舞台はパリ! 「シン・エヴァンゲリオン劇場版」0706 作戦、ヴィレとネルフが対決、8号機が空を舞う!

7月6日公開



 「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は、フランス・パリで行なわれている「JAPAN EXPO」での高橋洋子さんとのコラボによる「Yoko TAKAHASHI×EVANGELION STAGE」にて、冒頭10分40秒の映像を明らかにする「シン・エヴァンゲリオン劇場版 AVANT1 (冒頭 10分 40 秒 00 コマ)0706 版」が上映された。

 イベントでは高橋さんが「残酷な天使のテーゼ」、「魂のルフラン」などを熱唱、「エヴァンゲリオン」シリーズ主人公・碇シンジを演じる緒方恵美さんが登壇し、現在制作中の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を語った。

いくつもの歌をパワフルに歌う高橋洋子さん
緒方さんは制作状況を報告

 緒方さんは本作が「エヴァンゲリオン」の最後の物語であることを強調、これまでで初めて、「シンジとしてどちらのラストを選びたいか?」といった質問を庵野秀明監督から聞かれたエピソードも紹介し、「とても丁寧に作っています」と語った。

 現在アフレコは半分ほど終わっているという。こちらも少しずつ収録し、役者によっては30以上もテイクを重ねて収録しているという。

 さらに会場では庵野監督のビデオメッセージも。庵野監督は自身がパリが大好きであること。「シン・エヴァンゲリオン劇場版」でパリを舞台にし、エッフェル塔を描けたことは大きな喜びだと語った。

会場の熱気は映像越しにも伝わってきた
パリへの想いを語る庵野監督

 庵野監督の大きな“ネタバレ”の後、ついに「シン・エヴァンゲリオン劇場版 AVANT1 (冒頭 10分 40 秒 00 コマ)0706 版」が上映された。最初にこれまでのストーリーがダイジェストに流され、そしてパリでのネルフに対抗する機関、ヴィレの作戦活動が描かれた。舞台はパリ。赤城リツコ、伊吹マヤを中心としたチームが何らかの作業を行なう中、ネルフの使徒のような兵器が集団で襲いかかってくる。

これまでを振り返る映像の後、舞台はパリへ。ヴィレが何らかの作戦を展開するところから始まる

 迎撃するのはエヴァ8号機を駆るマリ・イラストリアス。エヴァは以前特報映像で公開されていた「臨時戦闘形態」で、巨大な腕を持ち、自由に飛行が可能だ。エヴァによる空中戦が展開、ものすごい数の敵を撃破するものの、それは囮だった。

 巨大な敵、使徒のような非人間型のその敵はエヴァのような発電ユニットを引き連れた巨大なレーザー砲台だった。一撃目は何とか防ぐものの、すぐに2撃目を準備する敵。マリはエッフェル塔を8号機に掴ませ、敵のATフィールドをぶち破って撃破する。

エヴァ8号機の空中戦。非常に緻密で力の入った作画だ
悪夢のような使徒型兵器。何とか1撃目は防ぎきる

 迫るタイムリミットの中、マヤ達のチームは作戦を完遂。すると赤黒かったパリが同心円状にかつての街の雰囲気を取り戻す。そして防衛都市のように展開していくのだ。中にはネルフが進めていたのかエヴァンゲリオンのパーツ。そしてこれでエヴァを修復できるとマリはつぶやく。「どこにいても必ず迎えに行くから。待ってなよワンコくん……」謎めいたマリの言葉で映像は終了する。

 正直情報量があまりに多すぎて、とにかくもう1度映像が見たい、詳しく見たい、と思わせる映像だった。今後の情報公開も待ちたいところだ。

2撃目を撃とうとする使徒型兵器を、マリはエッフェル塔をぶつけて殲滅する
光を取り戻すパリ。マリの独白は何を意味するのか
映像公開と同時に、公式ページも更新