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【Bethesda E3 Showcase 2019】「DOOM Eternal」、悪魔も恐れる男が挑む“地獄さえも生ぬるい場所”! 対戦モードでは2体のデーモンがこの地獄の男と戦う羽目に……

11月22日発売予定

 北米で11月22日に発売される「DOOM Eternal」。2016年に発売された「DOOMのその後を描く続編である。

 初代「DOOM」は1993年生まれ。FPSというジャンルを築いたと言える名作で、その後様々なフォロワーが生まれた。そんな中、2016年に発売された「DOOM」は初代のリブートとなる舞台を使い、開発元のid Softwareが「FPSとはどうあるべきか」を強く訴えかける、非常に熱い作品となった。

 そのFPSへの想いは「前に出ることこそ勝利の鍵」というもの。物陰に隠れたり、戦いを避けようとしてもじり貧になるだけだ。とにかく弾を撃ちながら前進、弾がなくなったり、体力が低いときこそ前に出て、接近戦でのフィニッシュムーブや、必殺のチェンソーで敵を倒し、それで得られる回復アイテムを前進の糧にせよ。というものだ。

【DOOM Eternal - BATTLEMODE Multiplayer Teaser】

 敵のAIや配置、ステージの構造もその思想はみなぎっており、プレーヤーは地獄の狂戦士さながら敵を引き裂き、殴り飛ばし、銃弾でずたずたにし、その返り血にアーマーを染めながらなおも前進、立ちはだかる悪魔を殲滅していくのだ。2016年の「DOOM」が提示するぎりぎりだからこそのエキサイティングな戦いは高く評価され、様々な機種にも移植された。

 「DOOM Eternal」はその「敵を殲滅するにはとにかく前進」という思想をさらに突き詰めている。PVでは強大な悪魔を恐れもせずに突き進み、マシンガン、ショットガン、ロケットランチャーに、さらに強力な火器で叩きつぶし、そして接近戦で引き裂いているのが確認できる。

 新しい悪魔、新しい武器、全ては戦いをより派手に、そしてよりエキサイティングにさせてくれるモノだ。難易度が高いような印象を受けるが、「DOOM」プレーヤーは「地獄すら生ぬるい」といいきる猛者ばかりなのだ。もちろん「DOOM」同様、イージーモードも準備されるだろうが、「ぎりぎりの戦いをねじ伏せたい」と思うプレーヤーに向けた作品なのである。

 さらに「DOOM Eternal」のPVでは回転する火の玉をくぐるなど、2Dアクションゲームのようなステージも確認できる。地形も難しくなる中、「FPSの真髄とは何か?」を問い続ける作品となるだろう。

高低差が激しかったり、足場が小さかったり、戦闘以外の難易度も高そうだ

 そして対戦モード「BATTLEMODE」である。デーモン2体とプレーヤーキャラであるドゥームスレイヤー1人という非対称対戦"なのだが……普通モンスターの方が少ないんじゃないのか? とツッコミを入れざるを得ないのが「DOOM」ならではだろう。

 デーモン側は部下のデーモンもぶつけられるようなのだが、ムービーではそんな妨害をモノともせずに突き進みデーモンを屠るドゥームスレイヤーの姿がある。デーモンの方が身体も大きく姿が恐ろしいのに、ドゥームスレイヤーの方が怖いのである。とても対戦実況が面白いゲームモードとなりそうだ。強いドゥームスレイヤーにはツッコミがいがありそうだ。

【DOOM Eternal – BATTLEMODE Multiplayer Teaser】

 ちなみにドゥームスレイヤーがまとっている鎧は「プラエトリスーツ」という古代の戦闘服。彼の恐ろしさはその表情を映さないヘルメットによるところも大きい。「コレクターズエディション」には、このヘルメットが同梱されることが決定した。“なりきりアイテム”として、非常に魅力的だ。

「コレクターズエディション」にヘルメットが同梱されるのがわかると、会場から大きな歓声が