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カプコン、「競技に有利性をもたらすコントローラーはCAPCOM Pro Tourの精神に沿わない」と正式に表明

ただし現時点で具体的な線引はせず。しばらくは「現地大会のルールを尊重」

5月24日 発表

 カプコンは、格闘ゲーム「ストリートファイターV アーケードエディション」の大会「CAPCOM Pro Tour」(CPT)において、「競技に有利性をもたらすコントローラーの使用はCPTの精神に沿わない」と正式に表明した。

 使用コントローラーについては、従来のアーケード用コントローラーのレバー部分をボタンに置き換えた、「ヒットボックス」に代表されるレバーレスコントローラーが「入力時間をより早くできる」として大きく注目されている。

 カプコンは声明の中で、「現状のルールではコントローラーに関する問い合わせに明確に答えられない」としながら、アメリカ イリノイ州で現地時間の5月24日から26日に開催される「Combo Breaker 2019」については、同大会トーナメントオーガナイザーと協議し「CPTの精神に沿わないコントローラの使用は認めることができない」との結論に達したという。

 ただし、具体的にどういったコントローラーが使用できないのかは触れられておらず、レバーレスコントローラーがセーフなのかアウトなのか、あるいはどの範囲までなら許容されるのかまでは明記されていない。

 また「Combo Breaker 2019」を含む以降のCPTについては、CPTルールで明確に答えられない場合に限り、現地のルールや判断が優先されるとした。

 カプコンでは、コントローラーの利用規定はルール改正を視野に検討を進めているという。しかし適切な判断のために、「さらなる時間が必要」としている。