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セガのアーケードが一堂に会した「SEGA PRIVATE SHOW 2019 SPRING」レポート
「StarHorse」、「バベルのメダルタワー」のシリーズ最新作のプレイインプレッションをお届け!
2019年5月24日 00:00
- 5月23日開催
セガ・インタラクティブは、同社の最新アーケードゲームの展示イベント「SEGA PRIVATE SHOW 2019 SPRING」を、5月23日に東京都品川区の同社本社オフィスにて開催した。
今回の出展タイトルは、「StarHorse4」、「バベルのメダルタワーW!」、「レッ釣りGO!」のメダルゲーム3タイトルと、プライズゲームの「UFO CATCHER 9 Second」、「UFO CATCHER TRIPLE」、「UFO CATCHER TRIPLE TWIN」、「UFO CATCHER Duet」の4機種。以下、本稿ではシリーズ最新作で未発売の「StarHorse4」と「バベルのメダルタワーW!」の2タイトルにフォーカスしてレポートする。
初の完全電子メダル化を実現、「COOL104」が遊べる画期的なアイデアも取り入れた「StarHorse4」
「StarHorse4」は、プレイヤー自身が作った競走馬の育成と出走、レースの予想が同時に楽しめることでおなじみのマスメダルゲーム(最大18人まで同時プレイできるメダルゲーム)「StarHorse」シリーズの第4弾。本作では、完全電子メダル化による運営を初めて実現したことによって、プレイヤーは席に座ったまま電子決済によるメダルの貸し出しや預け払いができるようになり、店舗側はリアルのメダルがなくても運営が可能となったことで、預け払いや洗浄などの業務の手間を省けるのが大きな特徴だ。
今年1月に開催されたJAEPO2019のレポート(参考記事)でもお伝えしたが、本作では本編の競馬だけでなく、シグマ(現:ユニバーサルエンターテインメント)が発売した往年の名作シングルメダルゲーム(1人用のメダルゲーム)「COOL104」が遊べるようになっていることも大きな注目ポイントだ。
「COOL104」とはトランプを題材にしたゲームで、手札の中から台札のカードと同じマークまたは数字のカードを探して台札の上に出していき、手詰まりにならずに10回以上連続で台札にカードが出せれば勝ちとなり、メダル(チップ)が増えるというものだ。
およそ20年前に登場したシンプルな内容のゲームだが、これが非常に面白く、とりわけ長年遊び続けるご年配のファンが多いことから、いまだに稼働させている店舗も少なくない。ゲームセンターではビデオゲームしか遊ばない人にはピンとこないかもしれないが、常連客を確保するというビジネス的な意味でも、モニターや部品類の劣化が著しい、古いゲームを長期間稼働させるための仕組み作りという意味でも、実に画期的な出来事なのだ。
なお、「COOL104」の詳しい内容を知りたい人は、アドアーズの
「COOL104 ルール」のサイトを参照していただきたい。
サテライト(座席)の機能もさらに強化されれ、各種操作はタッチパネルに加えてマウスにも新たに対応。リクライニングとフットレストの角度が自由に操作可能になり、充電用のUSBポートやヘッドホンジャック、ボイスチャット機能を完備しているのもうれしい。稼働は今秋の予定だ。
大量メダル獲得のチャンスが大幅に拡大!? 「バベルのメダルタワーW!」
「バベルのメダルタワーW!」は、2016年に稼働を開始した、最大8人まで同時に遊べるプッシャー式のマスメダルゲーム「バベルのメダルタワー」のシリーズ最新作。前作との大きな変更点は、ジャックポット(大当たり)の枚数が1,000枚から倍の2,000枚にアップしたことと、メダルをうず高く積み上げたメダルタワーが、押し出す途中で位置が左右にズレないようにするタワーガイドを設置し、より狙いやすくなったことがまず挙げられる。
また、以前はジャックポットのチャンスが得られる「ジャックポットチャレンジ」に進むためには、オーブ(ボール)を10個落とすことが必要だったが、今回は3個落とせば「ジャックポットチャレンジ」につながる「サテライトチャレンジ」に挑戦できるようになった。さらに「サテライトチャレンジ」、及び「ジャックポットチャレンジ」に失敗した際には、100円を投入することで出現する「コンティニューチャンス」の挑戦回数が、前作の1回から3回に増えている。
連チャンが続いてジャックポットを達成した時はもちろん、メダルタワーを崩して大量のメダルが獲得できると実に快感だ。稼働は今夏の予定。
(C)SEGA