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「ROBOT KICHI - Robot Animation SAKABA」内覧会レポート
BANDAI SPIRITS製品やロボットアニメの映像を肴に飲める酒場がリニューアルオープン
2019年2月6日 13:44
BANDAI SPIRITSが養老乃瀧と共同で2017年11月1日にオープンした東京・池袋の「映像居酒屋 ロボ基地」が、2月7日に「ROBOT KICHI - Robot Animation SAKABA」としてリニューアルオープンする。そのメディア向け内覧会が、2月5日に同店舗にて行なわれた。
ロボットアニメの映像を店内にて配信し、それを肴に飲み食いを楽しめる居酒屋としてのコンセプトを継承しつつ、BANDAI SPIRITSが発売するロボットフィギュアやプラモデルの展示、そして1人でも気軽に立ち寄れるカウンター席を設けるなど、スタイリッシュな「SAKABA(酒場)」へと生まれ変わった。
店内にはプロジェクターからの映像を映し出した大型スクリーンと、モニター2枚を設置。席は全46席で、そのうちカウンター席は20席設けられている。写真でもわかる通り、壁面やカウンターは、BANDAI SPIRITSの製品約100種類が並ぶショーケースとなっている。ただし一般的なショールームとは違い、最新の製品に限らず、上映作品と連動した一般流通の製品を主に展示している
この店舗のウリの1つである映像コンテンツは、バンダイナムコライツマーケティングが開発したスマホ・タブレット向けの配信サービス「BANDAI CHANNEL TOUCH」を介して上映れさているもので、「機動戦士ガンダム」をはじめとする全16タイトルを用意。入店のサービス料金300円で店内のWi-Fi回線を経由して、手持ちのスマホやタブレットでアクセスした公式サイトからも閲覧できるようになっている。
面白いのはこのサービスを使って、各作品のダイジェスト映像をアクセス中の端末からリクエストすることで、その映像が店内のスクリーンに流れるという演出だ。作品ごとのオープニングやエンディングはもちろん、作品のファンのツボを突いたシーンがたっぷり用意されていて、ロボット好きならたまらない酒の肴となるはず。また店内にディスプレイされた製品群もこの映像とリンクしていて、フィギュアやプラモデルに掲示されたQRコードを読み取ると、そのロボットが活躍するシーンを見られるようになっている。
この「BANDAI CHANNEL TOUCH」は、端末ではダイジェスト映像のみならず、全作品の本編も見られるので、タブレットなどを持っていけば一緒に行なった仲間たちと、名作のシーンをシェアして楽しむこともできる。さらにこの映像サービスは、24時間限定で自宅に持ち帰って見られるという、嬉しいお持ち帰り要素も用意。店内で端末のブラウザから1デイパスワード発行手続きを行い、その端末から該当のURLにアクセスすれば、翌日まで映像コンテンツを楽しめるという仕組みだ。
同店がメインターゲットに据えるのは、40歳代から50歳代の、ロボットアニメを見て育った男性。現役のファンはもちろん、今はその手の趣味から離れてしまったというライトな層も視野に入れている。BANDAI SPIRITS関係者の話によれば、あえてコラボメニューなどは用意せず、そのぶんリーズナブルな価格設定で、日常的に来られる居心地のいい“大人の隠れ家”的な店舗を目指しているとのこと。
今回カウンター席を用意したのもその一環で、以前までのグループ主体の方向性から、1人でも気軽に来られるような雰囲気作りを目指したことによるもの。ちなみにスタッフもロボットアニメに詳しい人員を揃えているそうで、1人で来ても話し相手には事欠かないと関係者は話している。