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日本一ソフトウェア、新作アドベンチャー「殺人探偵ジャック・ザ・リッパー」を4月25日に発売

4月25日 発売予定

価格:
通常版・DL版
PS4 7,538円(税込)
Nintendo Switch 7,538円(税込)
CEROレーティング:C(15歳以上対象)

プレイ人数:1人

 日本一ソフトウェアはプレイステーション 4/Nintendo Switch用アドベンチャー「殺人探偵ジャック・ザ・リッパー」を4月25日に発売する。価格は、7,538円(税込)。

 本作は、医療技術が発達した架空のロンドンを舞台に繰り広げられるフルボイスのアドベンチャー。私立探偵のアーサー・ヒューイットは、自分の中にいる“もう1人”の存在、“自称”ジャック・ザ・リッパーを名乗る幻影との奇妙な共同生活の中、ロンドンを襲う数々の事件に巻き込まれていく。今回は、メインキャラクターやあらすじについて紹介したい。

【あらすじ】

 私立探偵、アーサー・ヒューイットは連続殺人事件の調査中、死体を発見した強いショックからか、切り裂きジャック(ルビ:ジャック・ザ・リッパー)を自称する幻影が見えるようになってしまう。奇妙な相棒を得たアーサーを中心に巻き起こる数々の事件は、やがてロンドンに蠢く闇に集束していく。

 自分の正義を、探偵として理知的に解決して証明するか。

 自分の正義を、殺人鬼の昂る衝動に任せて強引に貫くか。

本当にその選択は正しいものだったのか。後悔に苛まれない様によく考えろ。

選べ、善か悪か――。

ジャック・ザ・リッパーとは?

 切り裂きジャックは2年前にロンドンを震撼させた連続殺人犯であり、逮捕、公開処刑された人物。自らの犯行を見せつけるように被害者をバラバラに解体し、殺害現場には必ず「From Hell」(地獄より)という謎めいたメッセージを残す「劇場型犯罪」で有名。

 彼の殺しは長年に渡り、被害者は数えきれない。夜間に刃物を用いて対象を殺害しているが、犯行現場に一切の証拠を残さない手口が恐れられた。

登場キャラクターを紹介

アーサー・ヒューイット(CV:ヒロオカユースケ)

「僕は誰かを助けるために探偵になったんだ!」

 2年程前から探偵として、ロンドン市街地の一角に「ヒューイット探偵事務所」を構える青年。人の役に立つことに喜びを感じる性格で、探偵業を続けながら市民の助けとなっている。失せ物探しやペットの捜索といった細かい仕事も受けるため、ロンドン市民からの評判は上々。

「自称」ジャック・ザ・リッパー(CV:山口キヨヒロ)

「おいおい、幻覚とはひどい言い草だな、相棒?」

 突如としてアーサーの視界に現れた謎の存在。亡霊か? アーサーの生み出した妄想か? その姿や声はアーサーにしか認識できない。自らを殺人鬼と称し、享楽的に笑い、アーサーをからかっては遊んでいる。

 ジャック・ザ・リッパーは2年前に処刑されたはずなのだが……。

シャーロット・ピースレイ(CV:山咲あいこ)

「おとなしくしなさい!
あなたを殺人の現行犯で逮捕します!」

 ロンドン市警に勤める女性警察官。非常に真っ直ぐな性根の持ち主であり、正々堂々、全力で警察官としての責務を全うしようとする。悪事を働く輩を見過ごせない性格で、犯罪者や悪人には一切の容赦をしない。

ハリー・ブラウン(CV:藤野裕規)

「たとえ汚ねぇ手を使おうと、捜査が進めばいいだろ」

 ロンドン市警に勤める警察官。刑事事件を主に担当する。シャーロットの先輩警官としてコンビを組んで仕事にあたる事が多い……のだが、不真面目で適当な素振りが目立つハリーと、生真面目で几帳面なシャーロットとの相性はあまり良くない。

ローリィ・ゴッドスピード(CV:夏川みつき)

「うんうん。勤労で結構。君の面倒を見ている僕の面目も立つというものだよ」

 「ゴッドスピード・ユニオン・ファミリー」というロンドンに拠点を置くマフィアの副首領。アーサーが開業したヒューイット探偵事務所がある市街の顔役でもあり、何かと世話を焼いている。

ウォルター・ライヒェル(CV:御子神 孝次)

「他ならぬアーサー君のことでもあるしね」

 ロンドンに診療所を構えるアーサーの主治医。外科、内科のみならず独自研究によって精神科にも精通し、高い医療技術を持つ。ロンドン市警やロンドン警視庁より検死の依頼を受ける検死医としても活動している。

ソフィー・ライヒェル(CV:川上ゆき)

「おはよう、アーサー。予約の時間ぴったりね!」

 ロンドンの一角に診療所を構える医師ウォルターの一人娘。幼いながらも聡明で快活であり基本的な家事掃除のほか、診療所の受付や施術時の簡単な助手など、力仕事以外はそつなくこなす。

物語の分岐システム

 ノベルアドベンチャーとなる本タイトルは、選択肢によってその後の物語が大きく変わり、「探偵ルート」、「殺人鬼ルート」に分かれていく。

 選択肢によって発生するカットイン演出には、理知的に考える「探偵」か、衝動的に動く「殺人鬼」の2種類がある。「自分だったらどう思うか」という点で考えるのも良いだろう。この選択の結果は、ストーリーの結末に大きな影響を与える。

 選択肢の中には、その殺人が善か悪かを問うものもある。残虐非道な殺人鬼に襲われている時に、かたくなに殺人はダメだと主張できるだろうか。正当防衛で殺してしまった場合、それは悪なのか。相手は既に何人も殺していて、自分や大切な人の命が脅かされる可能性があったとしても拒否するのか、プレーヤーの選択が問われる。

 シナリオはツリー形式になっており、各章の好きなシーンからシナリオを読み直すこともできる。別の選択肢を選びたい時などに便利な機能だ。

この殺人は善か悪か、プレーヤーの選択が問われる
シナリオツリーを搭載しているので、各章の好きなシーンからシナリオを読み直すことも可能

探偵ルート

 衝動に流されず、常に理性的、合理的に俯瞰した選択をするとこのルートに。一個人の感情ではなく、時には自分の感情を殺してでも、全体の事を考えて動く。

資料を読みふけるアーサー。冷静に考えることにより、事件解決への糸口を見出していく
殺人は悪かという選択について、理知的に答えるアーサー。いかなる理由であれ、他人の命を奪う事は許されないと考える

殺人鬼ルート

 目には目を、歯には歯を。殺人には、殺人を。自分の大切なものを守る為なら、どんな手段も厭わない。そんな選択をするとこのルートに。考えるより先に手がでるタイプ。

殺人鬼ルートに入ると、アーサーの行動は直情的に。嬉々としてナイフを持つその姿はまさに殺人鬼である
殺人は悪かという選択について、正直に答えるアーサー。自分が殺されそうな状況において、黙って殺されるわけにはいかない。最大限抵抗はするべきだと考える

序章のストーリーを紹介「惨劇の孵化(ルビ:インキュベーション)」

 主人公であるアーサー・ヒューイットは、「切り裂きジャック」公開処刑時に起きた暴動で心臓に大怪我を負ってしまう。最先端医療である心臓移植手術により、なんとか一命を取り留めたアーサーは、ロンドン市内にて私立探偵を営むようになる。

 そんな折、ゴッドスピード・ユニオン・ファミリーの副首領であるローリィから、連続殺人事件の調査を依頼される。事件の調査中、凄惨な殺人現場に遭遇。ショックを受けつつも、調査を続行するアーサーの脳内に聞きなれない声が。気のせいかと考えるアーサーに今度はロンドン市警のシャーロットが話しかけてくる。「あなた、どうして嗤っているのですか?」不意に声をかけられたアーサーも何故自分が嗤っているかが理解できず、逃げるように現場を後にする……。

アーサーの胸には心臓移植の手術跡が生々しく残っている
アーサーが初めて目にした殺人現場。複数個所をナイフで刺されており、周囲に飛散した血痕が事件の凄惨さを物語っている
殺人現場を見て嗤っているアーサーに声をかけるシャーロット。その眼差しはまるで犯人を睨むかのようである