ニュース

セガゲームス、2018年最後のオフラインイベント「アークスX'masパーティー2018」を開催

来春実装予定の「EPISODE6」に関する最新情報のほか、関連する各種の話題も公開

12月15日 開催

会場:渋谷ストリームホール

 セガゲームスは12月15日、渋谷ストリームホールにて2018年最後のオフラインイベントとなる「アークスX'masパーティー2018」を開催した。この日は、来春配信予定の「EPISODE6」で実装される新クラス「ファントム」が先行体験できたほか、ニコニコ生放送で好評放送中の「PSO2」公式番組「PSO2 STATION!」の公開生放送も実施された。ここでは、「PSO2 STATION!」で公開された「EPISODE6」に関する新情報や新規コラボレーション、2019年開催予定のオフラインイベントなどを中心に紹介していく。

EPISODE6に関する、さまざまな情報が公開

 「PSO2 STATION!」公開生放送に出演したのは、レギュラーメンバーとしてMC役である、声優の諏訪彩花さんとお笑い芸人「なすなかにし」の那須晃行氏と中西茂樹氏。そして「PSO2」シリーズプロデューサーの酒井智史氏と「PSO2」シリーズディレクターの木村裕也氏だ。

左から、中西さん、那須さん、諏訪さん、酒井氏、木村氏

 まずは、気になる人も多いと思われる「EPISODE6」の情報について。このコーナーでは、「PSO2 EPISODE6」シリーズのディレクター・吉岡哲生氏が登壇し、解説及び実機でプレイしながらの説明を披露した。

「EPISODE6」シリーズディレクターの吉岡氏は、今日がこの手のイベント初登場ということで、終始緊張気味だった

 最初のトピックとして、「EPISODE6」の新クラスとして「ファントム」が登場するが、その詳細について公表された。「ファントム」はヒーローと同等の打・射・法を使い分ける新クラスで、使える武器はカタナ・アサルトライフル・ロッドの3種類。また、「ファントム」固有アクションとして用意されたシフトPAは、3種類の武器に対して通常PA、シフトPAがすべて準備されており、多彩な攻撃を繰り出すことができる。

 もう1つの固有アクションであるファントムマーカーは、敵に攻撃を命中させることでマーカーを付与することができ、武器アクション長押し攻撃をヒットさせると強力な追撃が発生するというもの。これらの動きについては実機を使用して吉岡ディレクターが直接説明したのだが、その挙動に会場は終始興奮しっぱなしだった。

スライドでの説明後、実機でのプレイが披露された。かなり使い勝手の良いクラスという印象を受けた

 そんな「ファントム」だが、ヒーロー同様サブクラスは設定できないものの、通常クラスのサブクラスとしては設定が可能となっている。また、運営としてはLV75以上のヒーローから約50%、LV75以上のブレイバー、レンジャー、フォースからそれぞれ約20%が、「ファントム」へ移行することを目標にしているという。

 なお、「ファントム」配信にあわせて「上級クラス」の名称が「後継クラス」になり、さらに解放しやすくなるよう条件も改められる。そして最後にはマル秘映像として、Ultra Hardモードや超化エネミーといった新要素を盛り込んだ「EPISODE6」関連動画も流され、参加したユーザー各位は期待を大いに膨らませてイベント終了を迎えた。

「ファントム」はLV75以上のメインクラス比率20%を目標としていること、後継クラス解放に必要な条件が緩和されたことが明かされた
さまざまな要素が来春から追加されることも発表。来場者も、最後の最後に驚きの声を上げていた

「PSO2」、「PSO2es」のアップデート情報だけでなく、「イドラ ファンタシースターサーガ」との連動告知も

 この日の「PSO2 STATION!」で最初のコーナーとなった「アップデートEXPRESS」では、「PSO2」、「PSO2es」の最新アップデート情報を公開。WEB連動パネル報酬期間として、豪華ブーストとリサイクルショップ割引を実施している。また、「ベストシーン総選挙」を記念した頭乗りアクセサリを配布したり、元日から強化ブーストが行なわれているので、年末年始には「PSO2」遊び尽くしたい。

 そして、お正月限定ACスクラッチとしては「新春!亥年アクセサリーセレクト」&「新春!亥年ラッキーバッグG」が登場するほか、WEB連動イベントとしては「アークスニューイヤーカーニバル2019」開催され、期間中には豪華なWEB連動パネルが用意される。

 また、12月19日に行なわれる「EPISODE5」大型アップデート第5弾「宇宙を穿つ闇の慟哭」Part2では、「PSO2 クラウド」がついにPCでも楽しめるようになる。PC版のアップデート中でもプレイできるので、アップデートの間に何もできない、ということがなくなるのは全ユーザーにとって朗報だろう。

PC版を低めの設定でプレイしている人であれば、「PSO2 クラウド」のほうが綺麗に映る場合もあると酒井氏

 2019年1月上旬アップデート予定の、2019年新春記念アップデート「ARKS NEW YEAR CARNIVAL 2019」Part1では、ロビアク「すわすわする」実装だけでなく、「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」とのコラボレーション、レーシングスーツやレースクイーンといったコスチュームやウェアの実装なども用意。更に、期間限定イベント常設クエスト第1弾「星芒喰らう闇の狂宴」の開催も予定されている。

「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」とのコラボレーションだけでなく、さまざまなコスチュームなども実装される

 2019年1月下旬アップデート予定の、2019年新春記念アップデート「ARKS NEW YEAR CARNIVAL 2019」Part2としては、毎年恒例の「バレンタインイベント2019」が開催予定だ。くわえて、新スクラッチ「スイートビターポップ」や「ファンタシースターZERO」10周年記念コラボ第2弾の実施、季節緊急クエスト「チョコレートの行方2019」、イベントクエスト第2弾となる「混沌群がる暗影の街」も行なわれるなど、盛りだくさんの内容となっている。

 「PSO2es」のアップデート情報も、いち早く公開された。まずは12月19日アップデート予定として、「ストーリークエストSeason3 第3章『ふらりの歌』」前編配信と、クイック探索に新たなクエスト「特別調査:世界樹の頂」の登場、そして「フレンドアシスト機能」の拡張を発表。

 新チップ情報では、新★13ウェポノイドや★12チップ、お正月に合わせたスペシャルなチップなどがアナウンスされたほか、ウェポノイド外伝の配信も続々と決定。さらには、Twitter大喜利第2弾「ニャロメロン賞」設立が伝えられるなど、こちらも話題満載だった。

「イドラ ファンタシースターサーガ」との連動企画も告知され、イドラポイントとオリジナルアイテムの交換が可能に

スイーツパラダイスとのコラボが発表され、試食できたものの……!?

 「PSO2」サテライトインフォメーションと題したコーナーでは、「PSO2 TRADING CARD GAME」に関する情報や「スティックわさビーフ」とのコラボレーションがアナウンスされたことにくわえ、「ファンタシースター感謝祭2019」の開催も告知された。2019年3月10日の幕張メッセを皮切りに、名古屋、札幌、福岡、神戸で実施予定だ。同時に、アークス最強をかけた公式全国大会「アークスバトルトーナメント2019」も併催される。決勝会場は、これまでの有明コロシアムから代わり、今回は東京ビッグサイトで行なわれるとのことだ。

 「PSO2」公式WEB漫画の「ぷそ煮コミ」アニメ化決定も、このコーナーで報告された。2019年1月8日より、YouTubeやニコニコ動画(PhantasystarCh)にて配信開始となる。その主題歌となる「煮コ☆ミュニケーション」が、「ファンタシースター感謝祭2019」の東京会場にて先行発売されることも公開された。

 その他にも、大人気を博した「アークスカフェ」が復活し、2019年も東京・大阪・名古屋のスイーツパラダイスで開催されることが発表された。会場では、「アークスカフェ」で実際に出されるオリジナルメニューの実物が一足先に紹介され、ラッピードリンクを試飲した那須さんと中西さん、諏訪さん共に「口の中で弾ける感触がすごい!」との感想を述べ、見た目の可愛さとは裏腹に味が謎という印象を残していた。さらに、この後には恒例のチャレンジメニューとして「紅き邪竜の麻婆豆腐」も披露。なんと、豆腐1kgに麻婆1kgを使用した、激辛麻婆豆腐となっているそうだ。

ラッピードリンクは、見た目も可愛らしく作られている。チャレンジメニューの「紅き邪竜の麻婆豆腐」だが、試食した木村氏は汗だくになり、中西氏は「辛い! けど美味しい!」と言いながら水分を補給していた

 大騒ぎで幕を閉じた「PSO2」サテライトインフォメーションコーナーに続いて、「PSO2」スター名鑑のコーナーとなった。今回は、ハリエット/シバ役として活躍中の潘めぐみさんがゲストに登場し、用意されていたさまざまな質問に答えた。なかでも「潘さんが、この人には敵わない、凄い、と衝撃を受けた人物はいますか?」という問いには「自分の母親です」と答えつつ、「でも今でも万年反抗期です」とコメントし、会場から爆笑が起きていた。

ゲストとして登場した潘めぐみさんは、登場時のセリフ読み上げを噛んでしまい「本番に弱いんです」と告白するシーンも

 また、“ハリエットの新たな名言を考えよう!”というお題に対し、諏訪さんと中西さんが考えたセリフをハリエットとして読み上げるコーナーもあり、こちらも観客席が大きな笑いに包まれた。

「地球とケバブは回っています」や「早く起きて~」など、謎なセリフを読み上げさせられた潘さん。ステージでは、ハリエットの口調で語るとどれも意味のある深い言葉に聞こえてくるということで、大ウケしていた

 潘さんはこの後の、アークスおたよりコーナーにも出演。親と私と「PSO2」というテーマで送られてきたお便りを、出演者がそれぞれ読み上げつつ感想を述べていたが、最後のお便りを送ってきたユーザーが会場に来ており、そこに「シバ様の口調で“メリークリスマス”と祝ってください」と書かれていたため、それを実行。会場のユーザーたちに、一足早いクリスマスプレゼントを贈った。

今回の「PSO2 STATION!」を最後の出演とした理由を、酒井氏と木村氏がラストに語る場面も

 最後に、イベントの締めくくりとして皆さんへ一言と振られた酒井氏と木村氏は、2人共に自身の至らなさを詫びるコメントを述べ、それが「PSO2 STATION!」降板の一因となったことを明かしてくれた。しかし、両名共に消えてしまうわけではなく、今後は開発にしっかりと戻り、裏から「PSO2」に貢献する形を取ると明言。できれば今後も試遊を行ない、ユーザーからの意見を聞くという機会も設けたいと述べたほか、「EPISODE6」や7周年に向けてさらに盛りあげていきたいと今後の抱負も語り、4時間にも及んだイベントは幕を閉じた。

イベント終了後には、今回が最後の出演となった酒井氏と木村氏のサイン会が行なわれ、サインを求める長蛇の列ができていた