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今年も人気のアメコミ・映画ブースが盛況!「東京コミコン2018」レポート

ユービーアイ、BANDAI SPIRITS、タカラトミーなど様々なメーカーが出展

11月30日~12月2日開催

会場:幕張メッセ9~11ホール

入場料:
大人3,200円(11月30日のみ2,800円)
子供2,200円

 コミック、映画、ゲームなどのポップカルチャーをフィーチャーしたイベント「東京コミコン2018」が、11月30日~12月2日の3日間、幕張メッセの9~11ホールにて開催された。

 2016年から数えて3回目を数える今回は、100を超える企業や個人が出展。著名なゲストなども招へいされ、昨年以上の賑わいを見せていた。ここではその初日のホビーメーカーのブースを中心とした会場の様子をレポートしていこう。

 今年の会場で印象に残ったのが、11月12日に95歳で逝去したアメリカン・コミックの巨匠、スタン・リー氏を追悼するモニュメントだ。この2016年に東京コミコンが初めて開催されたとき、リー氏は名誉親善大使として招へいされたということもあり、当時の写真などを添えた追悼モニュメントを会場に設置。来場者からのメッセージボードが備え付けられ、大勢のファンがリー氏に向けた追悼メッセージを書き込んでいた。

スタン・リー氏の追悼モニュメント。在りし日のリー氏の写真と花飾りで追悼した
大勢のファンがリー氏への追悼メッセージを書き込んでいた
ホットトイズブースにはリー氏のフィギュアが「THANK YOU!」のメッセージとともに展示された

 会場全体を眺めてみると、昨年以上に女性の来場者が多い印象で、このイベントがフィーチャーするポップカルチャーに対する女性人気がうかがえる。各社のグッズも、ラバーストラップやデフォルメフィギュアなど、可愛くデザインされたアイテムから売り切れになっていくという様子も見られた。

 また今回はユービーアイソフトが東京コミコンに初参戦。出展スペースの都合上、ゲームの試遊はなく、同社のゲームのコスプレーヤーの撮影スペースと物販ブースを設けていた。ブースは初日から盛況だったそうで、毎日限定のキャンペーンも早々に終了していたとのこと。来年もし出展が叶うなら、ぜひゲームの試遊台を設けたいと関係者は話している。ゲームメーカーの出展は同社のみだったが、PS4の「Marvel's Spider-Man」や、Kinectを使ったマーベル作品のテックデモなどが関連ブースに展示され、次回以降のゲーム関連企業の出展にも期待したいところだ。

ユービーアイソフトのブース。コスプレーヤーの憩いの場所となっていた
大勢のファンがリー氏への追悼メッセージを書き込んでいた
映画「スパイダーマン:スパイダーバース」のコーナーには「Marvel's Spider-Man」が展示された
スター・ウォーズ/マーベルのブースには、ハルクバスターとなって戦うKinectのゲームが出展
映画「名探偵ピカチュウ」のブースには、監督のロブ・レターマン氏、キャストのジャスティン・スミスさん、キャスリン・ニュートンさんが登場

ホビー関連ブースも大賑わい

 ここからはホビー関連のブースの様子をお届けしていこう。BANDAI SPIRITSはアメコミや映画をテーマとしたフィギュアを出展していた。新製品を見せるというよりは、作品やシリーズごとにテーマを決めた展示を行い、来場者を楽しませていた。先日発売されたばかりの「超合金HEROES」を楽しむリビングルームをイメージしたコーナーや、「スター・ウォーズ」や「アベンジャーズ」のフィギュアを使ったジオラマなど、フォトジェニックな展示で、多くの来場者が写真を撮影していた。

「超合金HEROES」をディスプレイしたリビングを設置し、実物を触ることもできた。また当日は新製品が先行販売された
S.H.Figuartsの「スター・ウォーズ」シリーズは、未発売の参考出品のアイテムも含め、作品ごとにキャラクターが並べられた
作品ごとのシーンをイメージしたジオラマはかなり雰囲気がある
こちらは「名将MOVIE REALIZATION」シリーズ。S.H.Figuartsよりも大きく、並ぶとかなりの迫力だ
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」のジオラマ。ブースの中でも特に人気を集めていた
ずらりと並んだアイアンマン達。デザインを比較するのも楽しい
こちらはS.H.Figuartsの「アベンジャーズ」関連の製品群。その多くは参考出品で、製品化に期待がかかる
「バットマン」シリーズなど、DCコミックスの製品もS.H.Figuartsにてラインナップ
映画「ハリー・ポッター」シリーズのS.H.Figuarts
ブースには物販コーナーも設置。超合金HEROESやS.H.Figuartsを中心とした商品が販売された
バンダイのガシャポンも、マーベルや「スター・ウォーズ」作品を中心に出展。先行発売コーナーが人気

 タカラトミーは2019年3月公開の映画「バンブルビー」と連動し、ブースには時折バンブルビーの着ぐるみも登場、来場者との記念撮影に応じていた。今回展示されたアイテムは全て「トランスフォーマー」。「スタジオシリーズ」を中心とする映画の作品ごとの展示コーナーや、最新シリーズ「シージ」の新製品、そして事前に発表され、おもちゃファンの間で話題となった「マスターピース MP-44 コンボイver.3.0」の試作品などが展示されていた。

ブースの前には等身大のバンブルビーのスタチューが設置された
ブースの前には動くバンブルビーが現われ、来場者とコミュニケーションしていた
映画に登場するバンブルビーやオプティマスプライムは既に発売中だ
「マスターピース MP-44 コンボイver.3.0」。ビークル時のボリュームはかなりのもの
映画に登場するトランスフォーマーは、作品ごとに展示されていた
サイバトロン星での戦いに明け暮れるトランスフォーマー達をフィーチャーした「シージ」の製品群
カシオのG-SHOCKとのコラボした「マスターオプティマスプライム」
当日は東京コミコン開催記念商品「SS-EX バンブルビーレトロガレージセット」が販売された

 その他、ホットトイズ、コトブキヤ、グッドスマイルカンパニー、メディコム・トイ、海洋堂、東京マルイなど、ホビーメーカーも多数参加。各社のブースの様子と、会場で目立っていた展示なども併せて写真にて紹介していこう。

アベンジャーズの巨大なフィギュアが目立っていたホットトイズブースは、初日から物販コーナーの入場に整理券が配布されるほどの人気に
「ムービー・マスターピース」シリーズを使った1/6スケールのビッグサイズジオラマは大迫力だ
衣装やキャラクター表情にもこだわりが見られるムービー・マスターピースの「キャプテン・アメリカ(DX版)」
「マスターピース MP-44 コンボイver.3.0」。ビークル時のボリュームはかなりのもの
コトブキヤの「ARTFX+」シリーズで展開中の「X-MEN」。原作版のビジュアルが懐かしい
グッドスマイルカンパニーのブースは、figmaやねんどろいどの体験コーナーや販売コーナーを設置
ねんどろいどの「まそたん」、「レイトン教授」、「小岩井よつば」などの新製品が展示された
「ニンジャバットマン」の1/6スケールスタチューは、「センゴクジョーカー」との対戦シーンを再現
メディコム・トイの「MAFEX」では、「DEADPOOL(GURIHIRU ART Ver.)」、「SPIDER-MAN(Miles Morales)」、「EVIL GWENPOOL」などが発売
MAFEXのロボコップは、シリーズごとのスタイルや装備でそれぞれ発売に
海洋堂で受注販売される「ART MASTER 3D LIMITED Discovery 54フィートプロップモデル 1/10レプリカ再現モデル完全版」。全長160cmの精密モデルだ
東京マルイブースはシューティングレンジのほか、「バイオハザード RE:2」の撮影ブースを設置していた
DCコミックスのブースは、日本のお祭りをフィーチャー。キャラクターのお面や金太郎飴を販売していた
変わったところでは、JAXAやJAMSTECなどがブースを出展。活動内容の展示や、グッズを販売していた
映画使われた乗り物やプロップなども展示され、人気を集めていた