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「JUDGE EYES:死神の遺言」、ストーリーやゲームシステム「サイドケース」などを紹介
2018年10月25日 11:27
セガゲームスは、12月13日に発売を予定しているプレイステーション 4用リーガルサスペンスアクション「JUDGE EYES:死神の遺言」の最新情報を公開した。
今回は、ストーリーや、バラエティに富んだミッションを達成していくゲームシステム「サイドケース」などについて紹介する。
ストーリー紹介:3年ぶりの刑事弁護依頼
【前回までのあらすじ】
3年前、とある殺人事件で奇跡的な無罪判決を勝ち取り弁護士としての名声を得た八神隆之。だが、その依頼人が釈放直後に別の殺人を引き起こしたことで評価は一転、「インチキ弁護士」の烙印を刻まれる。間もなく法曹界から追われるように姿を消した八神は今、神室町の片隅で便利屋まがいの探偵となっていた……。
毎日の家計がかつかつで依頼に飢えている八神探偵事務所のお得意様は、弁護士時代の古巣である源田法律事務所だ。所長である老弁護士・源田龍造のもとには、離婚裁判のための浮気調査といった、神室町の探偵にはおあつらえ向きの仕事が多い。
依頼のひとつでももらえないかと手土産を持って訪れた八神を待っていたのは、源田と、女性弁護士の城崎さおりだだった。
表情を変えないさおりだが、一瞬タイピングを続けていた手が止まる。
彼女が甘い物に目がないことは、長い付き合いの八神にとって先刻承知のことなのだ。と、そこへ「どうも。八神さん」と声をかけてきたのは、八神と入れ替わるように源田法律事務所に入所してきた、新米弁護士の星野一生だった。
「優秀なんだろ? 司法試験でもトップクラスだったって?」 とまで八神に言わせる星野だが、年齢以上に幼く見える童顔も手伝ってか、まだまだ貫禄はついていない。
一方、事務所の奥に控えていた源田は、手を擦り合わせて仕事をねだってくる八神に対しすこぶる機嫌が悪い。
源田は、八神に弁護士の仕事へ戻るべきだと言ってくれているのだ。しかし弁護士時代に、殺人鬼を野に放ち新たな犠牲者を出してしまった過去は、八神の心に深い傷を残していた。それを忘れるためにも、とにかくなんでもいいから今の仕事に没頭していたいと願っている。
すると……そんな八神の心を見透かしたかのように、事務所の電話が鳴り響いた。電話をかけてきたのは、八神にとって兄弟子にあたる先輩弁護士・新谷だった。
ある殺しの弁護をするにあたり、八神に事件の証拠や情報を集めてもらいたいという。殺人事件となると、源田法律事務所にとっては3年ぶりの刑事弁護依頼となる。
詳しい仕事内容の話をするべく、八神は新谷から待ち合わせ場所に指定された神室町のBAR「テンダー」に向かう。
夜だというのにサングラスをかけ、スーツを着崩している新谷は、八神に対してなにかと偉そうに先輩風を吹かせてくる。どうやら源田法律事務所を背負うエースであるとの自負がそうさせるらしい。
「ウチの仕事が欲しけりゃ、もっと早く来い。遅すぎんぞ」 などと言うが、人を急に呼び出しておいて無理な相談である。
八神のグラスがカウンターに並ぶと、新谷はスマートフォンの画面に今回の事件の被告人……つまり、弁護を依頼してきた人物の顔を表示させる。
「東城会の松金組若頭、羽村京平。……お前はよく知ってるな?」 羽村といえば、ほんの数時間前に会ったばかりだ。
新谷によると、羽村はついさきほど警察に逮捕されたのだという。本人は無実を主張しているが、かけられた容疑は殺人……しかもその事件は今、日本中の注目を浴びる猟奇的な手口として知られていた。
関西から神室町へやってきた極道がすでに3人、両目の眼球をえぐられて殺されている。3人目の犠牲者は、つい1週間前に発見されたばかりだった。その大事件の容疑者として、羽村は警察に逮捕されたのである……。
キャラクター紹介
ロケーションを紹介
源田法律事務所
神室町のほぼど真ん中に位置する源田法律事務所には、所長の源田龍造をはじめとして4人の弁護士が所属している。3年前に八神が無罪判決を勝ち取った際には押しも押されもせぬ評判だったが、そのときの依頼人が釈放直後に新たな殺人を引き起こすと、事務所の信用も失墜。現在はもっぱら民事事件を取り扱っている。それでもなにかとトラブルの絶えない神室町では、重宝されている存在だ。
ゲームシステム「サイドケース」を紹介
「サイドケース」は、神室町で起こる連続猟奇殺人事件を追うメインストーリーとは違い、八神が生業とする探偵としての普段の仕事にスポットを当てたミッション。神室町の住人などからの依頼を受け、バラエティに富んだ様々な案件に八神が挑む。サイドケースをクリアすると、依頼料としてSp(経験値)と現金を獲得できる。サイドケースの報酬は、ゲーム中の貴重な収入源となるため、積極的にサイドケースに挑んでいきたい。
サイドケースの受注について
サイドケースは、主に神室町の住人からの依頼を受け調査を開始する。依頼の受注は、以下の3カ所から行なう。ほかにも、神室町でふいに起こる事件に巻き込まれるという突発系サイドケースも存在する。
「サイドケース」のラインナップ
サイドケースには、定番の「浮気調査」や「行方不明者捜索」に始まり、神室町を脅かす「爆弾犯」との対決や「指名手配犯」を追うものなど、バラエティに富んだ50本が収録されており、単にシナリオを進めていくだけではなく、本編でも活躍する「調査アクション」を駆使していくことが重要なファクターとなる。サイドケースの一部を紹介する。
・CASE#1「夫の外出先」
神室町で喫茶店を営む老婦人からの依頼。最近、店を空けて外出することが増えた夫に浮気の疑いを持った依頼人は、夫が外出先で何をしているのか調査を依頼する。
・CASE#2「神室の爆弾魔」
神室町で爆発事件が発生する。たまたま現場に居合わせた八神は、とっさの判断で奇跡的に爆弾の解除に成功する。八神に犯行を邪魔された爆弾犯は、八神へ挑戦を叩きつける。神室町を脅かす爆弾犯が仕掛けた爆弾を発見・解除しなければならない。
・CASE#3「指名手配犯」
全国指名手配犯が神室町に潜伏しているとの情報がはいり、八神は懸賞金につられて、指名手配犯を探し出すことになる。これまで警察の捜査から逃れ続けた指名手配犯は、かなりのツワモノだ。そんな指名手配犯を取り押さえて、警察に突き出そう。
・CASE#4「そよ風と共に去りぬ」
風が強いある日、八神の前に見慣れない物体が通り過ぎる。それは、なんと男性のカツラだった。八神は、カツラの持ち主の男性からその場で依頼を受け、風に飛ばされたカツラを追いかけるハメになる。
・CASE#5「ワイフのバースデー」
たまの贅沢として、神室町の名店・韓来にやってきた八神。しかし、見知らぬ客から「自分に変装して、妻の相手をしてほしい」という急な依頼を受ける羽目になる。しかもその男性の職業はパイロット。八神は渋々パイロット姿に変装して依頼人に成りすまし、依頼人の妻の相手をすることになる。すっかり泥酔した依頼人の妻を前に、果たして八神は依頼をやり遂げることができるのだろうか?
・CASE#6「あのミステリーの販売権が欲しい!」
とある出版社に勤める編集者からの依頼。「エジソン」という人気シリーズを手掛けるミステリー作家の、新作小説販売権をかけたイベントが開催されるらしく、その作家本人が用意した暗号を1番最初に解いた者が小説の販売権を手にできるという。ミステリー作家が用意した暗号だけに、一筋縄ではいかない超難問が出題されるのだが、八神は見事にこの暗号を解き明かし、新作ミステリー小説の販売権を獲得できるのか?
・CASE#7「レイズ・モラリティ」
神室町のとある企業に勤めるOLからの依頼。依頼人の女性は、上司のセクハラに悩んでいるという。八神は依頼人が勤める企業のオフィスに潜入し、上司のセクハラ現場をおさえることになる。ドローンを駆使して決定的瞬間を撮影し、セクハラ上司に突きつけなければならない。
・CASE#8「強盗犯・小野ミチオ」
コンビニ強盗は小野ミチオ? ゆるキャラ・小野ミチオのコスチュームを着た人物が、コンビニ強盗事件を起こす。八神は犯人を追いかけて、神室町のとあるゲームセンターに行き着く。入り口には、小野ミチオのコスチュームが脱ぎ捨てられていた。ゲームセンターの中に犯人はいる。ゲームセンターの中をくまなく調査し、強盗犯の痕跡を見つけ出して、客の中に紛れ込んでいる強盗犯を見つけ出そう。
その他の情報
「先行体験版」配信中
9月10日より、PlayStation Storeにて、本作の先行体験版が配信されている。先行体験版では、本作の序盤の物語や、新感覚調査アクションの一端を体験することができる。
初回特典:「探偵支援パック プロダクトコード」(パッケージ版・ダウンロード版共通)
初回特典は、「探偵支援パック プロダクトコード」。「探偵支援パック」には、ゲーム序盤でプレーヤーをサポートする回復アイテムや、経験値を得られるドリンク剤などのゲーム内アイテムが収録されている。なお、特典は数量限定となっている。
数量限定予約特典「主人公ボイス詰め合わせキーホルダー」(パッケージ版のみ)
数量限定予約特典「主人公ボイス詰め合わせキーホルダー」は、木村拓哉さん演じる本作の主人公・八神隆之のボイスを複数種類聞くことができるキーホルダー。こちらも数量限定となっている。
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