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ALIENWARE、デスクトップを第9世代Core&GeForce RTX 20シリーズに刷新

ゲーミングノートには性能比で最薄を実現した「m15」が登場。6年振りに“赤”を復活

【ALIENWARE m15】

10月30日発売予定

価格:184,980円(税別)より

【ALIENWARE AURORA】

11月20日発売予定

価格:未定

 デルのゲーミングブランドALIENWAREは10月23日、同社のアンテナショップALIENWARE STORE AKIBAにて、ALIENWAREの新モデルの発表会を開催した。デスクトップモデル「ALIENWARE AURORA」は11月発売予定で、価格は未定。ノートモデル「ALIENWARE m15」は10月30日発売予定で、価格は184,980円より。

 今回発表された新モデルは、10月上旬に米国で発表した「ALIENWARE AURORA」と「ALIENWARE m15」の2モデル。

【ALIENWARE AURORA】

【ALIENWARE m15】

【The Alienware m15 (2018)】

ALIENWAREグローバルプロダクトマネージャーEddy Goyanes氏
ALIENWARE マーケティング シニアマネージャー柳澤真吾氏

 タワー型のデスクトップPC「ALIENWARE AURORA」は、新たに第9世代Intel CoreプロセッサーおよびNVIDIA GeForce RTX 20シリーズを採用。共にファクトリーオーバークロック済みで、最新のALIENWARE Command Centerで、更なるオーバークロックも可能となっている。

 チップセットも最新のIntel Z390チップセットを採用し、USB 3.1 Gen 2や、統合型Intel Wireless-AC、そしてThunderbolt 3などをサポート。ゲームのみならず、動画の録画、映像配信など、あらゆるエンターテインメント用途をこなせるポテンシャルを持つ。

 最新最強のハードウェアを支える存在がALIENWARE Command Centerだ。Command Center、Sound Center、OCコントロールという従来3つのアプリケーションに分散されていた機能を1つのアプリケーションにまとめ、ALIENWARE Command Center 1つで、オーバークロックから、ライティング制御、ゲームライブラリーの管理、サウンド調整などが行なえるようになった。

 GPUのオーバークロック機能は、初搭載の新機能となる。現在まだ開発中と言うことで、どの程度のオーバークロックや、性能アップが見込めるかはわからなかったが、宇宙最強のゲーミングPCに相応しい新機能と言える。気になる価格は、ギリギリまで調整するということで未発表。筐体は据え置きとはいえ、内部パーツの多くの最新のものに入れ替えており、それなりの価格となりそうだ。

【ALIENWARE AURORA】
ハイスペックで2画面使いも楽々
RGBイルミネーションは、左右側面と、ALIENWAREマークの計7カ所
ALIENWARE Command Center

 6年振りのレッドカラー“ネビュラレッド”が印象的な「ALIENWARE m15」(27.43×36.32×2.11mm、2.16kg)は、NVIDIAが定める薄型ノートPCの規格「MAX-Q」に対応した薄型軽量のゲーミングノートPC。同じ15インチモニターを採用した「ALIENWARE 15」(30.5×38.9×2.5 cm、3.49kg)と比較すると、サイズは2.5~3mmほどコンパクトになり、0.4mmほど薄くなっている。重量に至っては1.33kgも軽くなっており、ALIENWAREとしては初めて気軽に持ち出せるゲーミングノートとなっている。

 サイズは13インチ大でかなりコンパクトでありながら、ビジネスノートに勝るとも劣らない薄さを実現。さすがに15インチ史上最薄とまではいかないが、15インチゲーミングノートPCとしては最薄の水準だという。その分中身はギッシリ詰まっており、持った感じはズッシリしている。キーボードは、15インチモデルでは初となるテンキーパッドを含めたフルキーボードを採用しており、テンキーを活用するPCゲームでも安心してプレイできる。

【ALIENWARE m15】
ゲーミングノートPCとしてはスタイリッシュなデザイン
側面は排気口とコネクタを配置
背面には映像系の端子が揃っている
キーボードはテンキー付き
新色となるネビュラレッド。マットなデザインとなっており、指紋などが付きにくい。このほかシルバーカラーも用意されている

 モニターは、ゲーミングノートとしては最高スペックとなるフルHD/144Hzを採用。4K/60HzやフルHD/60Hzも選択可能ということで、用途に応じて選択したい。CPUは第8世代Intel Coreプロセッサー、GPUはVRにも対応したGeForce GTX 1060 OCもしくは、GeForce 1070 MAX-Qから選択可能で、デスクトップ用GPUを使うALIENWARE Graphics Amplifierにも対応。ALIENWARE Graphics Amplifierは、現行最高峰のGeForce RTX 2080 Tiまで対応しており、末永く使えるノートPCとなっている。

 ALIENWAREは、グローバルで活動するプロゲーミングチームTeam Liquidのメインスポンサーとして知られる。グローバルプロダクトマネージャーEddy Goyanes氏によれば、今回発表された新型「ALIENWARE AURORA」は、ALIENWAREがサポートしているTeam Liquid向けのゲーミングハウス「Alienware Training Facilities」にも順次導入される予定としている。

【ALIENWARE m15スペック】
今後のラインナップはALIENWARE 13がなくなり、ALIENWARE 17/15は継続しつつ、ALIENWARE m15が新たに投入となる
パフォーマンスはGeForce GTX 1060 OCと、GeForce GTX 1070 with MAX-Qで30%ほど異なる

 一方、「ALIENWARE m15」を遠征用ゲーミングPCとしてTeam Liquidに提供する予定について尋ねたところ、「eスポーツPCとしてはまだスペックが足りないし、キーボードやマウス、モニターなどもプロ向けに特別なものが必要になるのでその予定はない」と回答。「その代わりALIENWARE AURORAを複数台遠征先に送っている」という遙か斜め上の回答には驚かされた。

 よくよく聞いてみるとGoyanes氏自身、「Starcraft II」など複数のeスポーツタイトルを好むコアゲーマーということで、極めて的確な判断だと思う。「Alienware Training Facilities」を拠点に活動している「Counter-Strike: Global Offensive」部門や「League of Legends」部門は、まだまだ強くなりそうだ。

【日本展開】
11月7日より、新番組「ALIENWARE.TV JAPAN」がスタートする。米国の本家ALIENWARE.TVをモチーフとしたオリジナル番組で、MCを堀内華央里さんが担当する