ニュース
オンライン対戦の楽しみをギュッと濃縮!「スマッシング・チキンズ」プレイインプレッション
毎回変わるゲームルール、そして個性豊かな「チキンズ」たち!
2018年10月18日 00:00
DMM GAMESがクローズドβテストを実施中の「スマッシング・チキンズ」。CBTはAndroid版限定で、10月25日12時まで行なわれる。本作は東京ゲームショウ2018で発表されたタイトルで、3人対3人のリアルタイム対戦を基本ルールとする対戦アクションだ。
可愛らしい見た目に反して、その手触りは「League of Legends(Riotgames)」や「Vainglory(SuperEvilMegacorp)」などのMOBA(マルチプレーヤーオンラインバトルアリーナ)に若干似ている。なんだか意外な感じもするが、様々な特徴を持つキャラクターたちのなかから自分の好きなものを選んで、相手を倒しながらゲームの目的を達成するというのは、まさしくこれら硬派なMOBAタイトルと通ずるものだ。
ゲームの進行は「チキンズ」と呼ばれる、お兄さんからロリっ子、オッサンや獣、ペストマスクを被った怪しい人物から骸骨まで、それぞれ異なる得物とスキルを有する個性的な13人(CBT時点)の中から操作キャラクターを1人選び、ゲーム毎に変わる勝利条件を達成していくというものになっている。チキンズは見た目もさることながら攻撃方法や得意とする戦法が異なるので、色々と触って試す楽しみがある。
チキンズそれぞれに特性があるのはもちろん、本作では「闘石」と呼ばれるキャラクターのカスタマイズ要素が用意されている。「闘石」にはチキンズのHPを強化したり、攻撃速度を上昇させるなど基本的なステータスを強化するものから、連続でキルを獲得していくごとに攻撃力が上昇するもの、HPが40%以下になるとスキルのクールダウンが短縮されるものなど、かなりピーキーなものも用意されている。これらを自分の気に入ったチキンズ、そしてプレイスタイルに合うように試行錯誤するのが面白い。
また、ゲームの勝利条件は「相手を倒してポイントを稼ぐ」というシンプルなものから、「拠点を占拠する」、サッカーやラグビーのボールを抱えて走って「ゴールを決める」、フィールドに出現する「水晶を集めて一定時間キープする」など、かなりバリエーションに富んでいる。
ルールによってはどれだけ相手を倒そうと、ゲームの目標を先に相手に達成されて敗北……なんていう逆転も日常的にあり得るので、各々のゲームモードに合わせて立ち回りを変える必要がある。毎回ランダムにゲームルールが変わるので、新鮮な気持ちで試合に臨むことができるという寸法だ。さらに概ねどのルールでも5分程度で終わるのでサクサクと色々なルールで楽しむことができるし、逆に言うと1戦が短い分、勝っても負けてもすぐ次の試合に向かいたくなる妙な中毒性があるのだ。
チキンズの操作は画面左側をスワイプすることで移動、画面右側のボタンを押すことでスキルを発動するという、モバイル向けのアクションではお馴染みのものになっている。一部のスキルは発動する方向や範囲を長押しで指定、離した時点で発動という形になっているので、このあたりは若干慣れが必要かもしれない。
さらにフィールドにはMOBAなどでお馴染みの「茂み」も完備。茂みに入ると相手から見えなくなって一方的に攻撃できるようになるのでかなり有利になる。では「ずっと茂みにいればいいじゃないか」と思うかもしれないが、近接寄りのレンジの短いチキンズだと距離を取られて攻撃が届かなくなるし、遠距離攻撃が得意なチキンズはお約束のように耐久力が低い。一方的に攻撃できているうちはいいが、近接寄りの耐久力に優れるチキンズに突入されると殴り合いで負ける恐れがあるのだ。こういった細かな駆け引きがアツく、そしてこれを上手くできたか否かが結果に如実に現われる。そんなシビアさがたまらない。
まだ本作はCBT段階ということで課金要素もなく、ユーザーからの声を集めてゲームバランスを詰めている最中ではあるが、現段階でも相当楽しめるタイトルであることは間違いない。テストがAndroid限定なのが惜しいほどに、幅広いプレーヤーに触ってもらいたいタイトルだ。
© since 1998 DMM All Rights Reserved.