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Studio Wildcardから新作「PixARK」とSwitch版「ARK」が登場

「レゴや『Minecraft』に近いようなゲーム性」の「PixARK」に注目

10月2日 発表

 Studio Wildcardは、新作となる「PixARK」と、「ARK: Survival Evolved」(以下、ARK)のNintendo Switch版、および「ARK: Survival Evolved」のDLCである「Extinction」についてのプレス向けカンファレンスを行なった。

細かいブロックでクリーチャーが描かれる「PixARK」

 プレゼンテーションを行なったのは同社のマーク・ダイアナ氏。「PixARK」は「ARK」のゲーム性を踏襲しながら、シンプルに、子供向けにフォーカスしたタイトルとなっている。ダイアナ氏によると「レゴや『Minecraft』に近いようなゲーム性」とのこと。開発はSnailGamesが行なっている。

 「PixARK」のプラットフォームは、Xbox OneとPCですでにアーリーアクセスが開始されている。ただし、2019年の第1四半期にはプレイステーション 4やNintendo Switchでも発売される予定だ。

 「PixARK」には100種類以上のクリーチャーが登場するが、それらはすべてテイムし、訓練したり、騎乗することができる。マップやクエストはランダム生成されるほか、「ARK」と同様にマルチプレイを楽しむこともできる。加えて「ARK」にはない要素としては、キャラクタークリエイト要素が豊富だったり、スキルツリーを含めて、よりこだわった作りとなっているという。マルチプレイについては最大70人でのプレイが可能で、PvPとPvEの要素も用意されている。

Studio Wildcardのマーク・ダイアナ氏
シンプルに、子供向けにフォーカスした「PixARK」

 本作については6カ月前にアーリーアクセスを開始したが、とても好評とのこと。「ARK」をシンプルにして子供向けに落とし込んでいるところ、サバイバルゲームのいいところを取って楽しさを残したあたりが評価されているという。

 ランダム生成されるマップは「滅びの土地」、「暗黒の森」、「凍てつく大地」、「金の王国」など11種類を用意。バラエティに富んだマップで、プレーヤーそれぞれに違うマップを楽しむことができる。「自分だけの世界を作れるのが『PixARK』の醍醐味。何百種類もあるビルディングパーツを使って遊ぶことができる」(ダイアナ氏)。

プレーヤーそれぞれに違うマップで冒険を楽しめる
「ARK」にはなかったクリーチャーも追加されている

 なお「PixARK」には「New Skyward DLC」というコンテンツがすでに用意されており、新しい島での新しい冒険や、新たな建設エレメント、追加のTEK武器、防具、ツールなどが配信されるとのことだ。DLCはゲーム本編の発売直後から配信される。

Nintendo Switch版の「ARK」が登場

 ワールドワイドで好調なセールスとなっている「ARK」のNintendo Switch版が登場する。「ARK」に存在したものすべてが用意されるほか、「『ARK』を外でプレイできるというのが1番の楽しみ。アメリカから日本に旅をするとしても時間を忘れるほど」(ダイアナ氏)とのこと。UNREAL ENGINEにより作られており、「ベストな体験ができるようにこれからも改善していく」(ダイアナ氏)としている。

 Nintendo Switch版は11月末の発売を予定している(日本版の発売時期は未定)。すべてのDLCについても来年前半にはサービスインされる。

Extinctionに「KAIJU」が登場

 「ARK」の3番目のDLC Extinctionについても配信が予定されている。「ゲームに人気が出たので、大きく期待している」と語るのはStudio WildcardのCEOであるダグ・ケネディ氏だ。

【ARK: Extinction Announcement Trailer!】

 Extinctionの舞台は未来の地球。得体の知れないものからの呪いが蔓延して、ハイテク化した恐竜だけが生き残っているだけという状態だ。写真撮影ができなかったので文章のみでのご紹介となるが、非常に過酷な世界で、その中でプレーヤーはサバイバルすることになる。有毒なエリアが用意されており、そこの中を探検するにはさまざまなアイテムが必要になったりする。

 そしてここで登場するのが「KING KAIJU」。ブロントサウルスやティラノサウルスでも爪の高さくらいという非常に大きなサイズの怪獣で、「これまでのゲーム史上で登場したものの中で1番大きいのでは」(ダイアナ氏)。「KING KAIJU」と闘うのは非常に困難。さまざまなステップで戦いを挑まなければいけない。なおこのほかにも氷系、破滅系、砂漠系、森系など4種類のノーマルKAIJUも登場。これはKING KAIJUの半分くらいの大きさとなるそうだ。

 また、某有名ロボットをリスペクトして作ったというロボットも登場する。全部を1人で作り上げるのは無理なので、みんなで協力して作り上げることになる。大きさはKAIJUとKING KAIJUの間程度の大きさとのこと。ちなみにロボットは、足や腕といったパーツにそれぞれ騎乗して攻撃することになる。ノーマルKAIJUでは腕だけで倒せるかもしれないが、KING KAIJUに挑むには協力して戦う戦わなければならないという。

 3番目のDLCについては「10月下旬には新しい話をお届けできるだろう」(ダイアナ氏)とのこと。新たな情報について期待して待ちたい。

Studio Wildcard CEO ダグ・ケネディ氏
3作目のDLCとなるExtinction
KING KAIJUに挑むには協力して戦わなければならない