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「Ninjala」、敵をかっ飛ばす「IPPON」の気持ちよさがクセになる!

ガムで絡めて武器でトドメ! 乱戦をくぐり抜ける楽しさに期待大

9月20日~23日 開催

場所:幕張メッセ

 東京ゲームショウ 2018のガンホー・オンライン・エンターテイメントブースで、ひときわ大きく展開されていたのがNintendo Switch用対戦アクション「Ninjala」だ。

【Ninjala Teaser Trailer】

 今年のE3で突然発表された本作は、プクーっとふくらませる「ニンジャガム」を駆使して他のプレーヤーと対戦し、スコアの獲得量で勝負を決めるアクションゲームとなっている。ガンホーブースでは、本作のデモ版をプレイすることができた。

 基本的な操作は移動、ジャンプ、武器を振るう攻撃にあるが、本作の特徴はなんと言っても“ガムアクション”から生まれる「IPPON」の気持ち良さだ。これがどういうことか、順を追って説明したい。

ガムから生まれる“リスクの取り合いアクション”が面白い!

 まず“ガムアクション”は、キャラクターが口元でふくらませている「ニンジャガム」でできるアクションのこと。ニンジャガムは風船のようにふくらませることが可能で、ふくらませたあとは「武器を取り出す」、「敵にぶつけて動きを止める」、「空気の力で高速移動する」という3つの使い方がある。

ガムをふくらませることがプレイの肝。ここから様々なアクションが派生していく

 中でも大事なのは「敵にぶつけて動きを止める」こと。ガムは前方に発射でき、ぶつけることでガムが相手にまとわりついてくれる。これがなぜ大事かというと、「IPPON」のチャンス到来だからだ。

 本作の攻撃は通常攻撃のほか、ボタンを長押しして繰り出すチャージ攻撃がある。グッと溜めてからバスン! と振り抜く攻撃で、スキが大きい分決まればカキーン! と相手がかっ飛んでいく。このチャージ攻撃が決まることを、本作では「IPPON」と呼ぶ。試合中、最高に気持ちいい瞬間だ。爽快なだけでなく、「IPPON」が決まればスコアの大量獲得にもなる。

カッキーン! と敵をかっ飛ばすIPPON。決まると順位もテンションも一気に上がる

 しかし話はそう簡単ではない。本作の場合、風船をふくらませている間はかなり無防備なので、そこで反撃を食らう可能性が高いからだ。風船をなるべく大きくした方が何かと有利になるのだが、一方で視界は狭まるし、相手からガムをぶつけられたりしたら、逆に自分がピンチになってしまう。狙われやすいという点では、チャージ攻撃中も動きが止まってかなり危ない瞬間だ。

 つまり、スコアを稼ぐためにはIPPONを狙うことが肝心で、しかしそのためのリスクはかなり大きい。チャンスであるほどにピンチでもあるという、ピンチとチャンスが目まぐるしく変わる戦場をいかに切り抜けていくかが、「Ninjala」ならではの面白さだ。

 また対戦で工夫されているのは、スコアを稼ぐために真っ向勝負以外の選択肢も用意されていること。最もスコアを稼げるのはIPPONを取ることがだが、ステージに現われる敵キャラクターの「ドローン」を倒すことでもスコアを稼ぐことができた。

 しかも、このドローンは試合の逆転要素にも繋がっている。試合は制限時間を迎えるとスコアの順位が発表されるのだが、本番はここから。デモ版では「1番IPPONを獲得した人」、「1番ドローンを倒した人」にボーナスポイントが与えられ、そのポイントを加味した上で最終結果が発表される。最後まで結果がわからないので、これがかなりドキドキする。

IPPONを狙うだけが勝利への道ではない。乱戦をいかにくぐり抜け、いかに相手を出し抜くか。ニンジャとしての力量が試される

 実際、今回プレイした試合で獲得スコアは筆者が1位だったのだが、IPPONの数でもドローンを倒した数でも他プレーヤーを下回っていたため、見事に逆転負けしてしまった。その悔しさたるや、「あのとき逃したIPPONを決めていればもしかしたら……!」と思わず試合を振り返ってしまうほど。これだけ悔しいのだから、逆転勝ちした方はよっぽど気持ちいいに違いない。

 東京ゲームショウ2018のデモ版では4人対戦をプレイできるが、実際には最大8人まで対戦できるようなので、そのことでプレイ感が変わるかもしれない。また武器についてもバリエーションがあるようなので、戦略的にも幅が広がっていくことが予想される。発売予定は2019年春。今後の新情報にぜひ期待したい1作だ。

試遊は対戦形式で行なわれる。本番で見事1位を取ると、こちらのTシャツがプレゼントされる。筆者は上記の通り、逆転負けにより獲得を逃しました……