ニュース
「STEINS；GATE 0」の「アマデウス紅莉栖」と本当に会話できる！
「ヴィクトル・コンドリア大学 脳科学研究所 TGS2018支部」に潜入
2018年9月21日 22:56
- 9月20日～23日 開催
- 会場：幕張メッセ
東京ゲームショウ2018のセガブースの一角に、人工知能「アマデウス紅莉栖」と音声対話できるコーナーが登場した。
「アマデウス」は、ヴィクトル・コンドリア大学の脳科学研究所が研究・開発している人工知能。人間の脳を解析し、記憶をデータ化することで、人間と同等の自主性や自発性、主体性、積極性を獲得しており、従来の人工知能とは一線を画している。東京ゲームショウ2018においては、「アマデウス」との自然言語による対話を体験できる。
……という設定のもと、「STEINS；GATE 0（シュタインズ・ゲート ゼロ）」に登場した「アマデウス紅莉栖」と会話ができるコーナーが用意されている。「STEINS；GATE 0」は、主人公である岡部倫太郎が、牧瀬紅莉栖を救うことを諦めたβ世界線を描いた作品。紅莉栖の死後も記憶は「アマデウス」に残されており、スマートフォンを通して会話できる。
会場では等身大サイズのモニタ（スマートフォンを模したデザイン）に、「アマデウス紅莉栖」が現われる。こちらに質問してきたり、逆に質問を求められたりするので、こちらはマイクを使って語り掛ける。およそ3分程度の体験時間で、数回の言葉のやり取りを楽しめる。
音声は紅莉栖の声優を務める今井麻美さんの録りおろし。さらにスマートフォンサイズではなく、等身大の「アマデウス紅莉栖」が表情豊かに話しかけてくるとなると、「シュタインズ・ゲート」シリーズのファンなら見逃せるはずもない。またゲーム云々を抜きにしても、未来を感じるコンテンツだ。
この「アマデウス紅莉栖」は、ハニカムラボが開発したAIソリューション「aicontainer（アイコンテナ）」を用いて作られている。収録された音声のパターンには限りがあるため、何を聞いても適切に受け答えができるというわけではないが、「シュタインズ・ゲート」とは何かと聞くと、最新作「STEINS;GATE ELITE」の商品説明をやたら熱心に繰り広げるのが面白い。
「アマデウス紅莉栖」を一般向けに発売する予定はなく、純粋に東京ゲームショウ2018のために用意されたものだそうだ。そのレアさを知ってか、ビジネスデイの午前中にもかかわらず、待ち時間が2時間超の大行列ができていた。ぜひとも会場で話してみたいという方は、なるべく早めに現地の様子を確認するといいだろう。
ちなみに、9月20日に発売されたばかりの「STEINS;GATE ELITE」は、会場内での試遊台などは用意されていない。直近とはいえ既に発売されていることや、アドベンチャーゲームは一部を体験しても内容が伝わりにくいということもあり、今回は展開を控えたという。ただ、テレビアニメ版「シュタインズ・ゲート ゼロ」がまもなく最終回を迎えるタイミングでもあるため、今回のリアル「アマデウス紅莉栖」が登場することになったそうだ。
「STEINS;GATE ELITE」は、プレイステーション 4/Nintendo Switch/PlayStation Vita用アドベンチャーゲームで、価格はパッケージ版が8,424円、ダウンロード版が7,560円。
